デジタルサイネージを導入したいが、どのサービスが良いかわからない。
そんな悩みはありませんか。
本記事では、デジタルサイネージ配信システム導入のメリットから、選ぶポイント、おすすめのデジタルサイネージ配信システムを詳しく紹介します。
デジタルサイネージ配信システムとは
そもそもデジタルサイネージとは、商業施設の中で見かける電子看板のことです。
ポスターや看板では、内容の変更やセール時間帯のみの広告は手間がかかります。
しかし、テレビ画面のようなディスプレイで、広告などの配信スケジュールを決めることにより複数の広告を連続で流したり、情報発信をしたりと様々なことが可能になります。
デジタルサイネージ配信システム導入のメリット
デジタルサイネージ配信システム導入のメリットは、以下です。
省スペースで複数の広告を配信できる
紙のポスター広告や、看板では同じ内容の宣伝・告知しかできません。
また、やむを得ない理由で広告を取り下げる場合はポスター等をスタッフが片付けに行く必要があります。
デジタルサイネージを利用すると、1つのディスプレイでも多数の広告を連続で表示することが可能です。
また、広告を配信しない設定も簡単に行うことができ現場のスタッフの負担も減らすことができます。
省スペースながらも、多数のコンテンツを配信できることがデジタルサイネージの大きなメリットです。
集客効果の高いコンテンツ配信が可能になる
広告の効果はコンテンツの配信時間帯により、影響に違いがあります。
昼食の時間帯はランチメニューの広告を流し、午後3時ごろはスイーツなどの甘味の広告を流すなど時間帯に合わせたスケジュールを組むことも可能です。
そのため、見ている人が欲しい広告をピンポイントで配信することができます。
近年では、ディスプレイの近くを通った人の年齢や性別に応じてコンテンツの内容を対応させる技術もあります。
デジタルサイネージ配信システムを選ぶポイント
デジタルサイネージ配信システムを選ぶときは、以下のポイントをあらかじめ確認しておきましょう。
設置したい場所や大きさなどの条件
デジタルサイネージは、小型のディスプレイから大きなディスプレイまで様々な種類があります。
宣伝用のディスプレイを設置できる広さは限られているので、あらかじめどのくらいのサイズのものを設置したいか、液晶が傷みやすい日光に当たる場所なのかなどを考えておきましょう。
欲しい機能
デジタルサイネージの技術は日々進歩しています。
例えば、商業施設ではタッチで操作できるディスプレイを用いてお客さんが知りたい情報を調べることが可能なものがあります。
また、ただ広告を流すだけではなく途中でニュースや癒される動物の動画・占いなどを挟むことで見ている人の視線をディスプレイに向けさせることも可能です。
単に広告を流したいのか、お客さんを楽しませるためや空間演出のために利用したいなど活用方法はたくさんあります。
導入したい理由を考えることで、必要な機能も判明してくることでしょう。
おすすめデジタルサイネージ配信システム5選を徹底比較
ここでは、おすすめのデジタルサイネージ配信システムを紹介・比較します。
デジタルサイネージ配信システム名 | 特長 | 費用 | 運営会社 |
CYBER Signage | 利用料0で使用できるバージョンもある Web上で運用できる クラウド型のため、どこからでもサイネージを変更できる |
Free Edition:月額 0円 Light:月額1,078円 Basic:月額2,937円 Pro:月額3,795円 |
ソフネットジャパン株式会社 |
pdc | 松下電器産業株式会社のベンチャー企業として創業 国内外20,000か所以上と実績が豊富 データ分析による効果測定も実施できる |
要問合せ | ピーディーシー株式会社 |
リコー デジタルサイネージ | クラウド型のため、サーバーなどの設備を用意しなくてよい コンテンツの作成からサポートまですべて依頼することもできる 約600種類のテンプレートが用意されている |
要問合せ | 株式会社リコー |
デジサインTab | 電話による操作サポートあり コンテンツとテンプレートが豊富 利用料0のプランもある |
要問合せ | サイバーステーション株式会社 |
クラウドポイント | クラウド型のため、サーバーなどの設備を用意しなくてよい 20,000件を超える実績 1996年から集客演出事業を開始し、ノウハウがある |
要問合せ | 株式会社クラウドポイント |
CYBER Signage
・利用料0で使用できるプランもある
・クラウド型のため、サーバーなどの設備が不要
・低コストで利用できる
CYBER Signageは、ソフネットジャパン株式会社が提供するデジタルサイネージ配信システムです。
多くのデジタルサイネージ配信システムは、有料での利用が基本となりますが、CYBER Signageには無料で使用できるプランもあります。
CYBER Signage Free Editionでは、画面の一部に広告が表示されるかわりに無料で使用できるプランとなっています。
有料のプランに比べ、コンテンツ数や容量・動画の素材数・音声などに制限はありますが無料で使用できるのが特長です。
デジタルサイネージを利用して、どんなことができるのか試してみたい場合におすすめです。
また、クラウド型のためサーバーなどの設備が不要であることも強みです。
デジタルサイネージを行うために、多数の機器をそろえる必要がありません。
流したい広告を準備すれば、放送スケジュールなどを決めるだけで利用可能です。
情報コンテンツもオプションで利用できるため、広告の間に視聴者の興味を引くニュースなどを流すこともできます。
CYBER Signageは、多くのプランがあるため利用したい機能や容量に応じてぴったりのものを探すことでコストを抑えることができるでしょう。
pdc
・デジタルサイネージの長い歴史を持つ
・国内外20,000か所以上で設置され、実績が豊富
・データ分析によって効果測定も可能
pdcは、ピーディーシー株式会社が提供するデジタルサイネージ配信システムです。
ピーディーシー株式会社は、松下電器産業株式会社のベンチャー企業として創業されています。
そのため、企業規模が大きいことも特徴です。
2001年よりデジタルサイネージの分野で活躍しており、業界を引っ張ってきた企業ともいえるでしょう。
デジタルサイネージが始まった当初から蓄積されたノウハウを生かし、様々なサービスを提供しています。
もちろん実績も豊富です。
国内外で20,000か所以上の設置実績があります。
公式サイトにも多数の事例が掲載されており、デジタルサイネージ導入後のイメージもしやすいでしょう。
pdcでは、システムの構築や施工・流すコンテンツの作成・配信・保守管理までをワンストップで依頼することができます。
パソコンやデジタルサイネージ自体に詳しくなくても、利用しやすいのが特長です。
こんなことができたらいいな、を実現してくれる多機能システムの構築が可能となっています。
さらに、マーケティング効果を測定することで効果のあるコンテンツ配信を提案してくれるのも、大きな特長といえます。
リコー デジタルサイネージ
・クラウド型のため、必要設備が少ない
・コンテンツの作成から配信まですべての工程を依頼できる
・約600種類のテンプレートで簡単導入
リコー デジタルサイネージは、株式会社リコーが提供するデジタルサイネージ配信システムです。
RICOHは光学機器や、デジタルカメラなどの分野で有名なため知っている人も多いことでしょう。
そんな大手企業のリコーは、デジタルサイネージでも有名です。
まず、リコーのデジタルサイネージはクラウド型のため導入時に必要となる機材が少なく済みます。
そのため初期コストも抑えられます。
さらに、目的に合わせた最適な利用方法の提案からシステムの構築・流すコンテンツの制作・配信スケジュールの計画・サポートまでをすべて依頼できるのは大きな特長です。
デジタルサイネージの導入を考えている、初心者にもおすすめのサービスです。
全国どこでも必要機器の設置工事ができるのも、便利ですね。
トラブル発生時のコールセンター対応は、無料で利用可能です。
また、オンラインサポートや設置工事サービスも有料のオプションで使用できます。
リコー デジタルサイネージでは、約600種類の業種別テンプレートが用意されています。
そのため、表示したい文字を変更するだけですぐにコンテンツが完成する仕組みです。
宣伝だけではなく、社員への情報の周知や病院での配信など様々なシーンに合わせて活躍しそうです。
デジサインTab
・電話による操作サポートあり
・コンテンツとテンプレートが豊富
・利用料0のプランもある
デジサインTabは、サイバーステーション株式会社が提供するデジタルサイネージ配信システムです。
コンテンツ配信に優れた再生装置や配信管理ソフトなど必要なものをサポートしてくれます。
困ったときの電話サポートも、緊急時には助かりますね。
デジサインTabの特長は、400種類以上の豊富なPowerPointテンプレートや300種類以上のコンテンツでしょう。
使いたいイメージにぴったりのものを探して、オリジナリティ溢れる配信が可能です。
また、デジサインTabは購入した再生装置によっては無料で利用できるプランもあります。
スタンドアロンプランでは、エディタが無料で利用できるため、1店舗のみでの利用を検討している場合や試験的な利用にも向いています。
他にも、デジサインSaaS/TabSaaSプランは月額サービスです。
クラウド上で利用でき、スケジュール管理などの必要な機能がすべて揃っています。
初回購入版のパッケージタイプもあり、クラウド型と同じ機能に追加してカスタマイズが可能です。
デジサインSaaS/TabSaaSプランと、初回購入版のパッケージタイプは費用が要問合せとなっています。
クラウドポイント
・クラウド型のため、サーバーなどの設備を用意しなくてよい
・20,000件を超える実績
・1996年から集客演出事業を開始し、ノウハウがある
クラウドポイントは、株式会社クラウドポイントが提供するデジタルサイネージ配信システムです。
クラウド型のため、社内にサーバーなどの設備を構築する必要がなく省スペースでコンテンツを配信できます。
また20,000件を超える実績もあり、安心して利用できるサービスといえるでしょう。
クラウドポイントの集客演出事業は1996年から開始しています。
もともとはグラフィックデザインを中心としていましたが、空間演出という分野を広げてデジタルサイネージなどにも精通しています。
デジタルサイネージシステムはもちろんのこと、コンテンツの作成・設計など一括で依頼できるのも魅力です。
まとめ:デジタルサイネージ配信システムで新たな集客経路を確保!
本記事では、デジタルサイネージ配信システム導入のメリットから、選ぶポイント、おすすめのデジタルサイネージ配信システムを詳しく紹介しました。
クライド型のものが多く、初期コストを抑えてデジタルサイネージを利用できるサービスが増えつつあります。
必要な機能を選定しつつ、広告の効果を高めるよう利用していきたいものです。
記事を参考に自社に合ったデジタルサイネージ配信システムを探してみてはいかがでしょうか。