新社会人になると学生時代とは違う休日の過ごし方になります。
友人と予定が合う機会が減ってしまい、何となくダラダラと過ごすことが多いのではないでしょうか。
自由に休日の時間が使える今だからこそ、1人で充実した時間を過ごすことが大切です。
社会人はどんな休日を過ごしているかのランキングから、おすすめの充実した休日の過ごし方を解説します。
ぜひ、自分に合った充実した過ごし方を見つけてくださいね。
どうやって過ごしている?社会人の休日の過ごし方ランキング
新社会人が戸惑うことが「1人での休日の過ごし方」。
社会人になると、学生のような友人と遊ぶ機会が少なくなり、1人でどう過ごしたらよいか迷ってしまいます。
一体、社会人がどんな休日を1人で過ごしているかのランキングが、以下の通りです。
男性は上位から、「1位:趣味」「2位:テレビ・ビデオ・動画を見る」「3位:インターネット・SNSをする」「4位:寝る」。
女性は「1位:寝る」「2位:テレビ・ビデオ・動画を見る」「3位:家事をする」「4位:インターネット・SNSをする」
「勉強をする」の回答は男女とも3%ほどで、下位になっています。
一方、理想の休日の過ごし方は次の通りです。
男性は「1位:趣味」「2位:旅行をする」「3位:テレビ・ビデオ・動画を見る」「4位:美味しものを食べる」
女性は「1位:美味しいものを食べる」「2位:趣味」「3位:寝る」「4位:旅行をする」
「勉強をする」は男性が6.1%、女性が7.4%。
男性は理想通りの「趣味」を実現していますが、女性は「趣味」を理想としながらも、家事や寝るといった現実的なことが上位で、叶えられていないことが分かります。
引用:一般社団法人日本能率協会
社会人休日をダラダラ過ごすことのデメリット
新社会人は、仕事や新しい環境に慣れることで精一杯です。
そのため、休日はゆっくり寝ることが多いですが、それも段々慣れてくると、休日を持て余すことに。
ダラダラ過ごして、あっという間に夕方になる、という休日の使い方には、3つのデメリットがあります。
- 虚無感や後悔の念を抱く
- 昼過ぎまで寝ることで生活のリズムが乱れる
- 他の楽しみがないことで仕事依存になる
虚無感や後悔の念を抱く
ダラダラとした休日を過ごすと「無駄な1日を過ごした」と後悔します。
疲労回復のために睡眠を十分に取ることや、ゆっくりとした時間を過ごすことは、たまにならよいのですが、そればかりだと、楽しみや達成感がありません。
計画を詰め込み過ぎたり、無理し過ぎたりすることはありませんが、何かしらの楽しみや計画を立てると、仕事と休日にメリハリが出てきますね。
昼過ぎまで寝ることで生活リズムが乱れる
人にはそれぞれの生活リズムがあり、心身ともにそのリズムに合わせるようになっています。
夜更かしや昼過ぎまで寝る生活は、生活のリズムが乱れてしまう事に。
仕事が始まると朝早く起きる生活へと変化するため、寝つきが悪くなります。
さらに、身体のコンディションを戻すのに、時間がかかることも。
調子を整える意味でも、普段通りの生活を送ると無理することがありません。
また、身体の体調を常に整えるということは自己管理がしっかりできていると、職場での評価にも繋がります。
他の楽しみがないことで仕事依存になる
自分なりの休日を満喫することは大切です。
仕事をして、家に帰って寝るだけの生活や、自宅でも仕事をすることが多いということは、仕事とプライベートが混同したような生活になります。
「ゆっくり休んだ気がしない」「常に緊張した状態である」という不安定な精神や、仕事がないと何もないといった、依存した気持ちになることも。
仕事以外の趣味を持つことで、気分のリフレッシュと生活のメリハリをつけましょう。
社会人休日を充実に過ごすことのメリット
社会人の自由な時間は限られています。
その時間をどのように使うかで、自分の生き方や将来に大きく影響します。
月に数回の休日ですが、1年にすれば100日以上の大きな時間。
休日を充実させると、以下のようなメリットがあります。
- 気分の切り替えができる
- 仕事へのスキルアップになる
- 収入源を増やせる
- 会社関係以外の人と繋がりを持てる
気分の切り替えができる
休日を好きなように過ごすと、仕事からのストレスや緊張感から解放されて、心身ともにリフレッシュできます。
ネガティブな気持ちが切り替わって、仕事への活力になることも。
疲労感やストレスはネガティブな気持ちになり、落ち込みやすくなります。
そうならないためにも、自分なりのリフレッシュ法をいくつか見つけましょう。
仕事へのスキルアップになる
新たな知識を広げるための勉強に、休日を使うことで、自分の見聞や能力を向上させることになります。
事実、勉強のために時間を使っている人は、わずか3%ほど。
普段は取りにくい勉強時間も、休日であれば、十分に使うことができます。
仕事の直接的なスキルアップに繋がるだけではなく、常に変化し続ける社会情勢に対応できる意味でも、少しでも勉強する習慣をつけるとよいですね。
収入源を増やせる
多様な働き方を提唱する「働き方改革」で、副業を認める会社が増えています。
休日を利用して、実際に副業で収入を得ている社会人もいます。
どんな副業かによっても違いますが、本業と副業の両方でスキルを活かせることや、自分の仕事の視野を広げるメリットも。
2つ以上仕事をするので、しっかりとした自己管理が必要となりますね。
会社関係以外の人との繋がりが持てる
社会人になると、職場以外の人と交流できる機会が減ります。
そのため、友だちがいないと寂しく感じる人も多いのでは。
趣味やサークルといった場所に参加すれば、共通の話題が持てて、人脈を広げられますね。
また、人と話すことで脳に良い刺激になって充実感が得られやすい効果もあります。
充実した休日を過ごすためのコツ
有意義な休日を過ごすためには、生活リズムを崩さず、あらかじめどんな休日にするか予定を立てておくと、スムーズです。
具体的なコツは以下の通りです。
- 夜更かしをせず、出勤と同じ時刻に起きる
- 休日の予定を前日に立てる
- 趣味に没頭する
- 習い事を始める
- 仲間を見つける
夜更かしをせず、出勤と同じ時刻に起きる
夜更かしは睡眠の質を下げて、集中力や免疫力の低下といった悪影響を及ぼします。
普段通りが重要で、調子が狂うと、気分が落ち込んだりやる気が出にくくなります。
だからこそ、朝の光で体内時計をリセットして、生活リズムを整えましょう。
休日の予定を前日に立てる
いざ、休日になると、あっという間に時間が経ちます。
だからこそ、休日は自分がやりたいことや、好きなことに時間が使えるように、前もって予定を立てましょう。
1つでもよいので、以下のことを参考にして計画してください。
普段挑戦できないことをやってみる
今の自分が挑戦したいことは何でしょうか?
「習い事をしてみたい」「あの本を読んでみたい」と心にぱっと浮かぶことや、普段の生活で、何となく思っていることを書き出してみましょう。
継続しなくてもよいので、少しでも興味あることを、やってみても構いません。
昔やりたかったことをやってみる
現在の自分には、特にやりたいことが見つからないといった場合は、昔、挑戦したかったことを思い出してみましょう。
例えば、思い出の場所に行ってみたい、〇〇を作ってみたいなど、自分の原点を思い出すと、新たな発見に繋がります。
身近な人がやっていることを真似る
自分の身近な人や憧れの人など、お手本となる人を真似するのも一つの手段です。
ネイルやメイクの動画を見て真似してみる、ヨガや筋トレなど体型を気にしてみる、料理に凝ってみるなど。
自分が普段しないことだけに、楽しいと感じるでしょう。
趣味に没頭する
すでに趣味を持っている人は、休日を趣味に使うとよいでしょう。
それはスポーツでもインドアなものでも構いません。
自分が好きと思える気持ち、それに没頭できる喜びが充実感になります。
強制されなくて、自然にやってしまうといった趣味は長続きしますね。
習い事を始める
習い事は「スキルアップ」「リフレッシュする」「充実感を得やすい」「人との出会い」といった、メリットがあります。
その一方で「費用がかかる」「時間がなくなる」といったデメリットも。
だからこそ、「収入を増やしたい」「好きなことに没頭したい」などの目的をはっきりしないと、中途半端になってしまいます。
まずはお試し体験をいくつかやってみるのは、おすすめです。
仲間を見つける
職場以外で同じ趣味や価値観に、共感できる仲間を持つことは、人生にとってもよい効果をもたらします。
仲間がいることで、励ましてくれたり、モチベーションアップになったり、いい刺激をもらえますね。
リアルに出会えるセミナーやイベントはもちろん、オンラインやSNSと、多様化している出会いの場を紹介します。
イベントへの参加
身近なところでは、地域の行事やイベントに、積極的に参加してみること。
地域ではどんな人が近所に住んでいるのか、また、何かあったときに助けてもらうという関係を築けますね。
ボランティアや大人のサークルといった、始めから仲の良い友達同士ではなく、知らない人でも話せる環境もおすすめです。
SNSやオンラインサロン
リアルで、人に話しかけるのは少し不安という人は、SNSやオンラインサロンといった、ある目的や理念の基に、集まったコミュニティがおすすめ。
SNSや掲示板は不特定多数の匿名の人が集まり、トラブルになることもあるので、少額でも有料の場がよいでしょう。
オンラインサロンでも、見る専だと仲間ができにくいので、積極的に参加しましょう。
休日おすすめの過ごし方カテゴリと種類別ランキング
休日の過ごし方を以下のようなカテゴリーに分けています。
ゆっくりと過ごすインドア系から、アクティブに活動するアウトドア系などさまざまです。
- 自宅
- インドア系
- アウトドア系
- リラックス系
- キャリアアップ系
「理想的な休日の過ごし方」ランキングにもある、過ごし方も紹介しています。
自宅で過ごす
外出すると疲れてしまうという人は、家で楽しめる、おすすめの過ごし方を紹介します。
節約や健康面を考えた料理
仕事が忙しく、疲れていると、手軽な弁当や料理で済ませがちになります。
休日こそ栄養バランスがよく、旬のものを使った食材で料理しましょう。
市販の弁当は濃い味付けが多かったり、栄養が偏ったりして、肥満になりやすいですね。
自炊してみると、節約になったり、普段でもパッと作れるようになったりします。
〇〇レシピといった動画がたくさんありますので、作り方も見ながら、挑戦しましょう。
心がすっきりになる掃除や衣替え
掃除は身体を動かすため、気分転換になり、部屋もきれいになってすがすがしい気分になります。
物が片付いていないと、探し物が多く、くつろぎにくい部屋に。
要らないものを処分して、理想的な部屋を目指しましょう。
知識欲を満たし異世界を楽しむ読書
自己啓発本や実用書的なものから、小説やマンガといったものまで、さまざまなジャンルの本を楽しみましょう。
本の解説動画で、手早く済ませられますが、活字の読書がおすすめ。
活字の本は、読解力や想像力を高めたり、言葉の使い方や言い回しを学んだり、思考力がついたりという、メリットがあります。
始めは読む時間がかかりますが、だんだんと馴れてきますよ。
興奮やリラックスできる映画や音楽鑑賞
大好きなアイドルやアーティストの音楽、話題の映画などを鑑賞する時間は、心を豊かにしてくれます。
ストレス発散、リラックス、興奮や感動といった感情を楽しめますね。自宅なので、誰の目も気にせずに、感情を表現できるのも、自宅ならではです。
インドアで過ごす
屋内で、ゆったりとした時間を過ごしたい、自分磨きをしたい方にぴったりの過ごし方です。
ネイルやマッサージで身体をきれいに保つ
派手や長すぎるネイルは好まれませんが、清潔感や上品さのある指先は好印象を持たれます。
華やかなネイルは、自分の気持ちもアップさせてくれますね。
また、自分の身体の不調を整えて、健康を維持することも、仕事する上では不可欠。
休日でしっかりとメンテナンスすれば、仕事への活力となります。
カフェでゆっくりした時間を過ごす
自分の好きなテイストのカフェで、コーヒーや紅茶などをゆっくり味わうという、優雅な時間を過ごしましょう。
好きな音楽を聴きながら、読書をしながら、いつもと違う場所で、くつろぎたい方におすすめです。
映画や観劇の鑑賞で新たな発見を
映画館の音響や巨大なスクリーンで味わう物語は格別です。
また、観劇は物語に引き込まれるような、空間の演出を楽しめますね。
普段と全く違う世界に集中したい、浸りたい方におすすめの過ごし方です。
美術館や博物館で知やセンスを磨く
期間限定の美術品やアート、歴史的な展示物に触れることで、自分の好奇心を刺激します。
壮大な芸術品に圧倒されたり、考えさせられたり、じっくりと対峙する時間を楽しみましょう。
有名なアートや、芸術品の背景を説明した本や、動画を事前に読むと、さらに理解が深まります。
ストレス発散になる過ごし方
しっかり休息をしたい、アクティブな運動は苦手だが、リフレッシュしたいという休日の過ごし方です。
疲労回復のための睡眠
個人差はありますが、6時間がベストな睡眠の目安です。
ですが、普段しっかり睡眠が取れていない、疲労感があるならば、睡眠をしっかりとりましょう。
平日よりも長めに寝る「寝だめ」というのは、逆に睡眠の質を下げる原因になるので、おすすめしません。
大声でリフレッシュできるカラオケ
カラオケは腹式呼吸を使い、血流がよくなる、脳や口の周りの表情筋が刺激されるなど、多くのメリットがあります。
1人カラオケでも、実際に精神安定の効果があり、幸福感や満足感を得ることが、実証されています。
あまり長時間になると、喉を傷めてしまいますので、2時間ぐらいを目安にしましょう。
ヨガやストレッチで身体のメンテナンス
比較的穏やかなペースで取り組める、ヨガやストレッチは運動が苦手な方でもおすすめです。
ヨガは、腹式呼吸を取り入れていますので、精神安定を促してくれます。
身体の柔軟性が高まる、腰や冷えの緩和など、さまざまな効果が期待できます。
日頃の運動不足を解消するウォーキングや筋トレ
ウォーキングは運動不足の方が、まず取り組むには、ぴったりのスポーツです。
場所を選ばず、道具も必要なく手軽に始められますね。
ちょっと早いかなと感じる速度で30分歩くと、代謝も上がり、気分がすっきりに。朝歩くと、太陽の光があたり、体内時計が整うので、一石二鳥です。
アウトドアで過ごす
オフィスでの事務作業の場合、会社の外へ出ることが、あまりありません。
そんな方は積極的に屋外で活動すると、気分がスッキリと感じますね。
景色を楽しめるドライブ
車の運転が好きな方にはドライブ、バイク好きや自転車好きの方はツーリングもおすすめです。
男性だけではなく、女性も車やバイク好きの方が増えています。
みんなで一緒のにぎやかなドライブもよいですが、1人だけの空間を味わえるといった良さがありますね。
汗を流して集中できるスポーツ
自分の興味のあるスポーツや、以前経験したことがあるスポーツだと、取り掛かりやすいですね。
スポーツは筋力や体力の維持や向上に繋がる、体型や健康維持の効果があります。スポーツを通じて仲間と交流できるため、リフレッシュやストレス発散には最適です。
知らない風土やグルメを楽しめる旅行
理想的な休日の過ごし方で、上位になったものが「旅行」です。
遠い場所や海外になると、長期の休暇を取る必要がありますが、近場の温泉であれば、充分に楽しめます。
ちょっと贅沢なひと時を味わうと、心がリフレッシュできますね。
自然を満喫できるキャンプ
仲間とのキャンプもいいですが、女性のソロキャンプも、しっかり安全対策をすればおすすめです。
ファミリー層が多い場所やスマホの電波が入るところを選ぶなど、いざというときに備えましょう。
テントから見る夜景を体感できるのは、キャンプならではの醍醐味ですね。
キャリアアップ
仕事で活かせる、スキルアップのための勉強や、収入を増やすための副業に時間に充てると、充実した時間になります。
職場での収入アップになる資格の勉強
仕事によっては収入アップになる資格や、取得必須の資格があります。
試験日が決まっているので、平日に勉強時間が取れない分、休日にしっかりとりましょう。
朝起きたらするといった、ルーティンを決めておくと、取り掛かりやすくなりますね。
新たな知識で能力を伸ばす習い事に通う
ビジネス英語などの語学系、プログラミングなどの技術系など、仕事に直結するものを選びましょう。
「オンライン」や「通学」という2つの学習方法があり、それぞれメリットがあります。
「オンライン」は手軽に自宅でできること、「通学」は場所を代わることで気分が切り替えやすいということが、特徴です。
自分に合った学習方法だと続けやすいですね。
将来の不安を解消するお金の勉強
社会人で一人暮らしをすると、生活費や税金などをすべて自分で、払わなければいけません。
自分の収入で暮らせるように、節約や収支管理が必須になります。
さらに、税金や社会保障の仕組み、将来のための資産運用など、お金の勉強は知らないと、困ることや損をすることばかりです。
社会人1年目だからこそ、早めに学ぶべきですね。
自由に使えるお金を増やせる副業
副業している人は「自由に使えるお金が欲しい」ことが、最も多い理由でした。
会社だけではなく、複数の収入先を持っておくことで、自由な働き方や、違う選択をすることもできます。
副業を認める会社が増えていることから、日本の働き方が大きく変わる可能性もありますね。
まとめ:休日が充実した過ごし方になるよう興味のあることから始めてみよう
社会人の休日の過ごし方ランキングからは、趣味や旅行といった理想を持ちつつも、現実は寝たり、動画やSNSを見るという人が多いです。
社会人が充実した休日を過ごすためには、いつものように起きることで、生活リズムを整えられます。
さらに予定を立てたり、趣味や習い事をすると満足感のある休日になり、新たな仲間を見つけることも。
インドアからアウトドアまで、おすすめの休日の過ごし方を参考にして、自分に興味のあることを1つでもよいので、始めてみましょう。
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