「マウスピース矯正っていろんなブランドがあるけど、何が違うの?」
「いろんなブランドがあって、何を選べばいいのかわからない…」
このような悩みを持っている人も多いはずです。
マウスピース矯正は、近年新しいブランドがどんどん増えていて、低価格で治療ができるものも出てきています。
そこで今回は、マウスピース矯正でおすすめのブランドを徹底比較しました。
マウスピース矯正の基礎知識から、メリットやデメリット、選ぶポイントを詳しく紹介します。
ちなみに、筆者も矯正経験者なので、実体験も織り込んでいきます。
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正は、マウスピース型の矯正装置を使用して矯正治療を行います。
マウスピースはオーダーメイドで、治療計画に沿って段階的に新しいマウスピースに交換していくことで、小さな力で歯を移動させます。
ワイヤーやブラケットは使用せず、マウスピースは透明で目立たないため、周囲の人に気づかれにくいのが特徴です。
マウスピース矯正にはさまざまなブランドがあり、適応症例や費用など、それぞれ特徴が異なります。
筆者が矯正していたことは、ワイヤー矯正しかななく、マウスピースの選択肢はありませんでした。
ワイヤー矯正のため、ワイヤーを表につけると目立ってしまい、周囲の目が気になってしまいます。
ワイヤー矯正でも裏側にワイヤーをつける方法があるのですが、表にワイヤーをつけるより、1.5倍程度料金が上がるので、学生だった筆者には到底払うことができず、表ワイヤーにしていました。
現在、マウスピース矯正が普及しており、本当にいいな、と感じます。
もし、ワイヤーとマウスピース、どちらか選べるなら、迷わず、マウスピース矯正を選びます。
マウスピース矯正ブランドとクリニック
マウスピース矯正治療を受ける上でおさえておきたいのが、ブランドとクリニックです。
今回紹介するマウスピース矯正ブランドの治療を受けるには各ブランドが提携しているクリニックがあり、そこにカウンセリングや治療に行くことになります。
ここが通常の歯医者の治療と異なります。
通常であれば、最寄りの歯医者を見つけて、そこのホームページに行って予約します。
今回のマウスピース矯正ブランドの場合は、ブランドページに行くと、「提携クリニック一覧」のようなページがあるので、その中から自分の通いたい提携クリニックを選びます。
少しややこしい点なので、整理しておいてください。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正は、どのようなメリットがあるのでしょうか。
マウスピース矯正は、事前に治療後のシミュレーションができます
治療前に矯正後の歯の状態を見られることでゴールをイメージしやすく、不安を軽減して治療が進められます。
通常の矯正治療より費用が抑えられることが多く、通院回数が少ないのも嬉しいポイントです。
また、マウスピースは取り外し可能で、食事の時も気にせずに食べることができ、歯磨きも通常通り行えます。
小さな力で歯を移動させるため、痛みが少ないのも特徴です。
金属のワイヤーを使用しないことで、金属アレルギーの人でも治療ができ、口に当たって口内炎ができることもありません。
会話に違和感が出にくく、楽器が吹けたり、スポーツができたりするのは、学生の方にとっては大きな魅了です。
また、何よりのメリットは、矯正中も目立たないことです。
マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正には、デメリットもあります。
マウスピース矯正は、多くの場合適応できる症例に限りがあり、歯を大きく動かす治療プランは、ワイヤーを併用する可能性があります。
※歯並びが非常に悪い場合、それに対するするマウスピースを作ることができない。
また、取り外しができる反面、どれだけ装着できたか自己管理次第で治療の結果が変わってしまいます。
そのため、計画通りに治療が進まないこともあります。
マウスピース矯正ブランドを選ぶポイント
マウスピース矯正ブランドを選ぶポイントは以下の3つです。
・部分矯正か全顎矯正で選ぶ
・費用や治療計画が自分の希望に沿っているか
・明瞭な説明か
・サポート体制はどうか
それぞれ解説するので、どのブランドを選べば良いかわからない方は、参考にしてみてください。
1】部分矯正か全顎矯正で選ぶ
マウスピース矯正はブランドにより適応症例が異なります。
多くのクリニックは軽度〜中度の症例、部分矯正のみ対応していて、その分低価格での治療が可能です。
全顎矯正を希望する人は、対応しているブランドを選びましょう。
「自分がどちらに当てはまるかわからない」「検査結果を見てから決めたい」という人は、どちらにも対応しているところがおすすめです。
2】費用や治療計画が自分の希望に沿っているか
ブランドによって、治療期間や費用が異なります。
治療プランがいくつかあるところもあり、希望に沿った治療計画で進めることで、治療後の満足度が高まります。
目標とする期間に治療が終わるか、通院の頻度が自分の生活にあっているか、費用は予算以内か、しっかり比較検討しましょう。
3】明瞭な説明か
矯正治療は非常に時間とお金がかかります。
そのため、どの程度時間がかかって、どの程度お金がかかるのかを行う前に必ずきちんと把握するようにしてください。
一度はじめてしまうと、基本的は途中で医院を変えることは不可能で、もし変えられたとしても、移行先の医院ではまた初めの検査などから開始になり余計にお金がかかります。
・親知らず含め、抜歯必要か
・提示された料金以外でかかるものはあるか
・おおよそどの程度で完了するのか
・実施するとなった場合のスケジュールはどのように進んでいくのか
・部分矯正と全矯正どちらがいいのか
・虫歯治療は必要なのか
※基本は、虫歯があれば虫歯を治してから、矯正治療に入ります。
など、もし、わからないことがあれば、どんどん質問した方がいいです。
ちなみに、筆者の場合は、虫歯治療も2~3本しましたし、親知らず含めて8本抜歯しましたので、その分時間とお金が通常よりも増えました。
なぜ抜歯するの?
抜歯をすることで、抜いた歯の分、空きが出るので、その空きを利用して、他の歯が動けるスペースを作ります。
最終的には、空きが綺麗に埋まり、歯並びも整います。
わかりやすい例で言うと、出っ歯の方の場合、上下歯共に中央から4本目あたりを抜歯し、前歯付近を矯正器具で押すことで、そのスペースを利用して、出っ張り(出っ歯部分)をなだらかにしていきます。
抜歯することで他の歯が動くスペースを作ることができるので、矯正のスピードが早くなる可能性が高いのと、大きく歯が動くので、矯正後も元(矯正前)に戻りにくいなどのメリットがあります。
デメリットとしては、大人の歯を抜くので、麻酔をしていても、それなりに痛いです...(全然痛くなかったという方も中にはいます)
4】サポート体制はどうか
ブランドによっては、独自のサポートセンターを設けています。
痛みが気になるときや、逆に痛みが全くなく効果があるか不安な時に、すぐに連絡できるところがあると安心です。
また、紛失してしまった時や壊れてしまった等のトラブル時に、サポート体制が整っていることが大切です。
マウスピースが届く期間や料金も考慮して、クリニックを選びましょう。
おすすめマウスピース矯正ブランド5選を徹底比較
ここではおすすめのマウスピース矯正ブランドを比較していきます。
矯正名 | 特徴 | 費用 | 治療期間 |
クリアコレクト | インプラントシェアNo.1のストローマン社によるマウスピース矯正 治療計画シミュレーションツールをスマホに共有してもらえる 重度の症例にも対応 装着時間は1日22時間以上 |
15万円〜70万円 ※6つのプランがある |
歯並びによる |
スマイルトゥルー | 全国1,500以上のクリニックで導入 軽度〜中度の症例に対応 マウスピースは日本製 低価格・短期間で治療可能 装着時間は1日20時間以上 |
20万円〜60万円 | 歯並びによる |
マウスピース矯正ローコスト | マウスピースは国内自社工場で製造 最短2週間で治療開始 4つのプランがあり、月3,000円〜 重度の症例にも対応 装着時間は1日20時間以上 |
30万円〜120万円 ※4つのプランがある ※ディスキング・拡大床・リテーナー代は別途かかる |
歯並びによる |
ウィ・スマイル矯正 | 治療後の歯並びを事前にシミュレーション 治療期間を医師と決められる 月額1,760円〜始められる 1回お試しプランあり |
11万円〜32万円 | 歯並びによる |
キレイライン矯正 | 患者数10万人以上 軽度〜中度の症例に対応 1回22,000円でお試しOK キレイラインサポートセンターがあり、LINEで相談ができる 1日の装着時間は20時間以上 |
17万円〜50万円 | 歯並びによる |
クリアコレクト
・重度の症例にも対応可能
・シミュレーションをスマホに共有できる
・マウスピースの形状はフィット感が強め
クリアコレクトは、インプラントシェアNo.1のストローマン社によるマウスピース矯正です。
全顎矯正が可能で、幅広い症例に対応しています。
治療プランは6つあり、症例や使用するマウスピースの枚数によって価格が異なります。
重度の症例の場合は、マウスピースの枚数無制限で治療ができるため、納得のいくまで治療を続けられます。
他の全顎矯正ができるブランドと比べ、低コストでの治療が可能です。
治療前に『クリアパイロット』という治療計画シミュレーションツールで、歯がどう動いていくか確認できます。
クリアパイロットは共有可能で、メールでリンクを送ってもらえば、自宅でゆっくり確認することができるのは、嬉しいポイントです。
クリアコレクトのマウスピースは、歯茎を2mm程覆う形状をしていて、タイトなフィット感で強制力が強めといわれています。
そのため、アタッチメントが減らせる反面、マウスピースのつけ外しがしにくいことが特徴です。
スマイルトゥルー
公式サイト:https://smiletru.jp/ptmain/
・短期間・低価格のマウスピース矯正
・治療プランはアメリカの矯正専門医とともに診断
・マウスピースは国内生産
スマイルトゥルーは、短期間でリーズナブルに治療ができるマウスピース矯正です。
症例によりますが、期間は3ヶ月〜8ヶ月程度で、噛み合わせを重視しながら治療を進めていきます。
症例はLevel1(軽度)〜Level4(重度)に分かれていて、スマイルトゥルージャパンではLevel2まで適応していて、抜歯や顎骨の問題による矯正はできません。
前歯から5番目の歯までしか対応していない分、価格を抑えて矯正治療ができるのが特徴です。
歯型を取るのは最初の1回だけで、検査結果はアメリカの矯正専門医と共に、顎骨の位置や大きさ、噛み合わせや根っこの位置を考慮し診断されます。
マウスピースは日本の歯科技工士が国内で製作するので、万が一破損してしまった時でもすぐに再製作でき安心です。
通院頻度は2週間に1回、歯が理想通りに動いているか、チェックとメンテナンス、そして
マウスピースの交換を行います。
マウスピース矯正ローコスト
・完成度の高いマウスピースを低価格で提供
・22,000円のお試しプランあり
・独自のローコストPayでの支払いが可能
マウスピース矯正ローコストは、比較的重度の症例も対応していて、奥歯を含めた全体的な治療が可能です。
最新の設備・3Dプリンターを取り入れたことで、より効率よく完成度の高いマウスピースを低価格で提供しています。
実績810件以上の監修医指導のもと、所属する国家資格を持った歯科技工士が歯の動きをシミュレーションし、治療計画を立案します。
マウスピースは国内自社工場で製造され、カウンセリングからマウスピースを受け取るまでは最短2週間です。
なくしてしまった場合も、すぐに新しいマウスピースが手元に届くので安心です。
支払い方法が豊富にあり、ローコストPayで支払いをすると金利手数料0円で最大36回の分割払いができます。
プランは『ライトプラン』『スタンダードプラン』『プロプラン』『プレミアム』の4つです。
初回1回お試しで22,000円のプランもあるので、マウスピースの使用感を試したい人におすすめです。
スタンダード・プロプランには、3Dシミュレーション作成代や保定装置代、処置料といった矯正治療に関わる全ての費用が含まれています。
ウィ・スマイル矯正
・治療後の歯並びを事前にシミュレーション
・治療期間を医師と決められる
・月額1,760円〜始められる
・1回お試しプランあり
ウィ・スマイル矯正は最短1回からプランを選択でき、治療期間を相談できる矯正サービスです。
現在は全国12都道府県のクリニックと提携をし、展開をしています。
治療前に理想の歯並びを3Dデザインで確認してから矯正治療に入るので、完成状態から逆算して進めることが可能です。
WEB相談、LINE相談どちらにも対応しています。
キレイライン矯正
・矯正対象は前歯の歯列のみ
・治療を終えるタイミングを自分で決められる
・サポートセンターがある
「できる限り、健康な歯を抜かない・削らない治療」を基本方針とし、矯正対象は前歯の歯列に限定され、適応症例は軽度〜中度です。
マウスピース矯正の治療経験豊富なドクター監修のもと、国家資格を持つ歯科技工士がマウスピースをデザインします。
キレイラインは全国に100院以上の提携クリニックがあり、全国のクリニック同一価格で、明朗会計です。
4回・7回・10回のコース料金があり、ディスキングや拡大床、リテーナーは別途料金が発生するため、治療プランと料金はしっかりと確認しましょう。
矯正の進行度合いを歯科医と相談しながら継続を決められるので、希望のタイミングで治療を終えることができます。
キレイラインは、クリニックと別に設けられたサポートセンターがあり、クリニックには直接言いにくいことも相談できるのは嬉しいポイントです。
おまけ:矯正した良かった?悪かった?
冒頭でも述べましたが、筆者はワイヤー矯正の経験者です。
結論、矯正して良かったかどうかですが、ものすごく良かったです。
費用は100万程度はかかりましたし、学生でお金もなかったので、毎月約2万円程度のローンを組み支払いしていたのですが、結構キツかったです・・(笑)
期間としては、2年半程度かかりました。
矯正中は、辛かった思い出の方が多いですし、時間もお金も相当かかりましたが、それでも本当にして良かったです。
長年気になっていた出っ歯かつ前歯のズレがなくなり、写真を撮る際に、歯を見せるのが嫌で頑なに笑わなかった私が、矯正をしてからは、思いっきり笑って写れるようになりました。
長年のコンプレックス、ストレスが一気に吹き飛びました。
また、冒頭でも少し触れましたが、今矯正をするなら、矯正中に周囲にワイヤーを見られるのが苦痛だったので、ワイヤー矯正ではなく、おそらくマウスピース矯正を選びます。
もし歯並びが気になっている人はまずは無料カウンセリングに行ってみることをおすすめします!
まとめ:マウスピース矯正ブランドとクリニックは自分に合うものを!
今回は、マウスピース矯正の基本情報や、メリット・デメリット、ブランド、クリニックの選び方やおすすめのマウスピース矯正を詳しく紹介しました。
ブランドによって特徴や費用が異なるため、自分にあったものを選ぶことが大切です。
無料でカウンセリングや初回検診を行っているクリニックもあるので、ぜひ活用してみましょう。