・仕事でなかなか成果が上がらない
・優秀な人と比べて落ち込んでしまう
・どうやったら仕事ができる人になれるのだろうか
このように仕事に悩んでいる人はいませんか。
仕事ができる人は、見た目や考え方に共通の特徴があります。この共通点はすぐにマネできることばかりです。
仕事ができる人の特徴はもちろん、できない人の特徴と比較することで、自分の課題が見えてきます。
仕事ができるコツをまとめていますので、ぜひ、参考にしてください。
仕事ができない人の特徴とは
まず、仕事ができない人についてみていきます。
どんな特徴があるのでしょうか?
自分に当てはまる点がないか確かめましょう。
同じミスを繰り返す
ミスすることは、人が関わる以上仕方がないことです。
しかし、同じミスを何度もしてしまい、自分でカバーできないことは、問題があります。
なぜ、ミスをしたのか原因の振り返りや、どうしたらうまくいくか、改善しましょう。
また、アドバイスをもらっても、メモを取らない、何度も同じことを聞く人も要注意です。やる気がないと周りから、信用や評価を下げてしまいます。
受け身で責任感がない
仕事に積極性がなく、言われたことしかやらない、必要以上にやらないことです。これは私の仕事ではありませんという態度は、周りのモチベーションを下げてしまうので、注意しましょう。
面倒ごとを背負いたくない、最後まで仕事をやれないといった態度は責任感がなく、周りに迷惑をかけます。たとえやったことがない仕事でも最後までやりきることは必要です。
不平不満を言う
他人のせいにして、自分の不平不満を言う人は、いつまでも状況は変わりません。「会社が私を認めてくれない」「あの人がいるから評価されない」という、他責志向は職場での自分を居づらくさせます。
「どうせわたしなんか」というネガティブ思考も、周りにやりづらさを感じさせるため、控えましょう。
周りへの配慮が欠けている
どんな些細なことでも「ありがとう」の感謝の言葉は必要です。してもらって当たり前、言わなくても伝わるという態度は自然と相手にも伝わります。
さらに、配慮というのは相手の立場になって物事を考えられることを言います。自分の独りよがりな態度や発言で、迷惑をかけていないかを、冷静に判断できるのも、人付き合いではかかせません。
スケジュール管理が苦手
仕事は全体像を把握して、必要なタスクや期限などの段取りをしていきます。
タスクが分からない、期限を決めない、とりあえず目の前の仕事から取り組むということはありませんか。納期が遅れたり、いつも残業したり、うっかりミスが多かったりと思い当たる人は、スケジュール管理がしっかりできていないからです。
仕事に取り掛かる前に必要なタスクを上げて、計画しましょう。
仕事を一人で抱え込む
「仕事を断れない」「責任感が強い」「自分にはできると思い込んでいる」、こういった人は一人で仕事を抱え込みやすい傾向があります。
人間はマルチタスクよりもシングルタスクが向いています。そのため、いくつもの仕事を一人で抱え込んでも、納期が遅れる原因になることに。
まずは自分ができることと、任せるべき事を整理して、相手に頼んだり上司に掛け合ったりすることが必要です。
行動が遅い
仕事ができない人の大きな特徴は、やるべきことを後回しにすることです。
例えば、取引先や上司へのレスポンスが遅い、頼まれていたことを期限なくダラダラとやる、指示が出るまで行動しないなど。
何でも遅い人は「仕事を任せられない」「頼りにならない」と評価されます。
スピードを意識して行動するとよいでしょう。
仕事ができる人の特徴12選
次に、仕事ができる人はどんな特徴があるのかを紹介します。
清潔感がある
男女とも、相手が不快にならない装いができるか、という点が重要です。
汗やたばこの臭い、清潔感のある装いが配慮されているかをチェックしましょう。
・髪が整っている
・シャツやハンカチなどに、アイロンがかかっている
・スーツにシワや汚れがない
・体型にあった着こなしをしている
・下着が透けて見えるような色はNG
・靴は磨いている
・持ち物がきちんと整理されている
・女性の場合はネイルが派手過ぎない
感情的な態度にならない
仕事ができる人は、感情的にならずに、常に笑顔や明るい雰囲気を出しています。
感情のコントロールが上手い人といえるでしょう。
例えば、感情的に注意しても相手には「怒られている」という嫌な印象だけしか残らず、何を注意されているかわかりません。
反対に注意されたときに「落ち込んでいる」や「すねている」態度は相手に子どもっぽい印象や注意しづらい雰囲気を与えます。
相手に伝えるときは、「感情的にならない」よう、気を付けましょう。
自分から挨拶する
人と関わりながら仕事をする上で、円滑な関係は欠かせません。
円滑な関係を築くうえで、「挨拶」は重要なコミュニケーションの一部になります。
つまり、自分から挨拶することで「あなたとよい関係を作りたい」という印象を与え、それが相手の信頼を得ることになります。
人は最初の印象でその人を「信頼できる人かどうか」判断しています。挨拶の重要性を理解しているからこそ、自分から積極的に挨拶しています。
周囲への感謝がある
仕事ができる人ほど周りの人をよく見ています。
相手の表情や変化を察知して、相手の気持ちに適した言葉や行動が取れます。
また、そういった心配りができるからこそ、周りのフォローや信頼も得られるでしょう。
周りへの感謝も忘れず、些細なことでも「ありがとう」の言葉をかけています。
人に頼れる
チームの成果を最大化する考え方として「ヘルプシーキング」が注目されています。
自分で仕事を抱え込むのではなく、周囲と助け合い、チーム全体のスキルを上げていくことです。
日本では周りに助けを求めることは「甘え」や「逃げ」と捉えられる傾向にありますが、上手に助けを求めるスキルは、仕事ができる人には備わっています。
行動力が早い
すべてにおいて、行動が早いことが挙げられます。
失敗を恐れずに、行動しながら改善していきます。
常にアンテナを張りながら、新しいことを吸収し、決断する。
人の倍以上の早さで成長できるのは、行動の早さが大きな要因です。
また、レスポンスなど業務においても早めに対処する特徴もあります。
決断力がある
決断力とは問題や課題に対して、自分の責任と判断で決定する能力のことです。
決断するには、物事のデータや資料を基に論理的に判断できることや、優先すべきことが分かっていないといけません。
さらに、決断するタイミングや、臨機応変に対応できる柔軟さも必要です。
問題解決力がある
仕事では困難なことにぶつかることがあります。
そんな時に、逃げずに自分のこととして解決しようとする姿勢が必要になってきます。
問題には3つの種類があり、1つ目はすでに起きている問題、2つ目は将来的に発生する問題、3つ目は問題として認識されていないものです。
すでに起こっているものは素早く対応し、予想される問題については回避できる方法を考えます。
このようにさまざまな視点から問題を解決し、予想される問題に立ち向かうことで、能力が鍛えられるでしょう。
リスク管理ができる
リスク管理は危機を予想することです。
あらゆる危機=失敗を予想して、これをしてはいけないことを明らかにしていきます。
失敗を防止する対策を実行していく能力がある人は、仕事ができる人と言えます。
仕事は失敗がつきものです。大きな失敗は会社への大きな損失を与えます。考えられる失敗を踏まないように、一つずつ回避することこそ、成功へと繋がるでしょう。
計画性がある
仕事の目標を明確にして、期限、必要な資料や資金や必要なスキルなどをタスクに分けて、実現可能にすることを指しています。
何事もしっかりとした計画があり、トラブルやミスを途中で、修正することも必要になるでしょう。
行き当たりばったりにならずに、しっかりと仕事を最後まで成功に導く計画性があることも、仕事ができる人には必須のスキルです。
学習意欲が高い
仕事ができる人は、学習意欲、つまり、仕事の生産性や質をあげるために、新しい情報や知識を自分から常に学ぼうとする意欲があります。
自分のいる業界だけではなく、異業種からも情報を取り入れようとし、人との交流も大事にしています。
今はインターネットから情報を得ることが多くなっていますが、そのまま情報を鵜呑みにすることをしていません。正誤を確かめて、自分で考える力も備わっています。
自己管理能力が高い
自己管理能力とは「セルフマネジメント」とも言われ、自分自身を律してコントロールできる能力です。
例えば、感情的にならない、目標のために誘惑に負けない、自分の弱点を理解して、それを改善できるなどのような、特徴があります。
健康管理や時間の管理なども含まれるでしょう。自己管理能力が高いことが、仕事の生産性を上げるなどのように、会社に大きく貢献できることが分かっています。
このように仕事ができる人は高いスキルを持った人が多く、このすべてをできなくても、一部をマネすることで、理想に近づけます。
仕事ができるようになるためのコツ
仕事ができるようになるためのコツを6つ紹介します。
すぐにまねできるので、実践してください。
タスクに優先順位をつける
仕事を計画的に進める時は、タスクに優先順位をつけましょう。
優先順位を付けないと、仕事の遅延やタスク漏れなどが生じます。
タスクは仕事に期限を設けて細分化したものです。
ToDoリストを作り、今日中にやるべきことから取り組みましょう。
タスク管理ツールを利用すれば、簡単に作成したり、変更したり、共有したりできます。
アラーム機能を付ければ、忘れることもありません。
物事をロジカルに考える
ロジカルとは論理的なことで、物事の筋道を立てて、わかりやすく説明できることを言います。感情ではなく、根拠となる理由や証拠がきちんと示されていることが重要です。
ロジカルに説明できるポイントは、結論から根拠の順で話すこと、相手にメリットになることを伝えるなどを意識するとよいでしょう。
生産性の向上を意識する
生産性はかけたリソースに対して、どれだけの成果物が得られたかの比率をいいます。
生産性が向上すれば、会社のコストカットや売り上げアップができるだけではなく、自分の残業も減らせて、プライベートを充実できます。
まずは、自分の時間や業務内容に無駄はないかを見直すと、課題が見えてくるでしょう。
短時間で集中できるようにシングルタスクにすることや、ツールなどを活用して、進捗状況をお互いに共有することをおすすめします。
常に早めに行動する
仕事の早さは成長を加速させるには必要なことで、仕事のできる人は共通して持っています。
行動が早いとは、早めに業務に取り掛かることで、後回しすることで起こる、無駄な手間や忘れるというミスを防げます。時間の余裕も持てますね。
また、レスポンスを早めに心がけるだけでも、「また仕事を頼みたい」と相手からの評価がアップするでしょう。
周囲の意見に耳を傾ける
自分にとって、反対意見や異なる意見は受け入れがたいものです。分かっていても素直に受け入れられないことが多いのではないでしょうか。
ですが、仕事ができる人は素直に意見を受け入れて、謙虚な姿勢で周りと向き合っています。
特に、自分ができないことや間違っていることをアドバイスしてもらったら、すぐに改善すると、自分の成長に繋がるでしょう。
積極的に取り組む
自分が困難と感じることやめんどくさいことでも積極的に取り組みましょう。また、その際は自分が責任をもって、最後までやり抜くことも重要です。
難しいことはどうやったら可能になるのかを、自分ができそうになるまで細分化する、リスク管理する、最初にしっかり計画することで実現します。
一人で抱えこまずに周りの協力を得ましょう。
【まとめ】仕事ができる人の特徴をまねてみよう
仕事の成果がなかなか上がらない人や、仕事ができるようになりたい人へ、仕事ができる人の特徴を紹介しました。
見た目は清潔感があり、TPOをわきまえた振る舞いができます。
行動力が早く、決断力や問題解決力などがあることはもちろんですが、周りとのコミュニケーション能力が高いことも大きな特徴です。
周りの意見を素直に受け入れつつ、気遣いを忘れずに円滑な関係を築くことが大切です。
また、仕事の優先順位をつけ、仕事を早めに取り掛かることで生産性を上げられます。一つでも仕事ができる人のまねをして、仕事の成果を上げましょう。