サイトを運営している方の中には、不要になったサイトの処理に困ってしまうこともあるでしょう。
サイトを運営することが難しくなれば、その分コストの支払いが負担になるからです。
そのため、不要なサイトがあるなら売却することも検討でき、その際はサイト売買サービスを利用することができます。
ただ、サイト売買サービスにも、いろいろな特徴があるため、迷ってしまうこともあるでしょう。
費用や特徴、また選び方について内容を紹介しましょう。
サイト売買サービスとは
サイト売買サービスについて少し説明しておきます。
サイトを売りたい人とサイトを買いたい人をつなげるサービスになります。
サイト売買サービスには、サイトの詳細や希望売価が書かれており、買う側は気に入ったサイトがあれば、連絡をして、具体的な交渉に進みます。
売る側は、このまま放置しておいても、1円にもならないなら、売りたいですし、買う側は、新規でサイトを立ち上げるのは、時間もお金もかなり要するので、それなら、実績のあるサイトを買いたいと思っています。
サイト売買サービスの売り手のメリット
サイト売買サイトを利用するとき売り手にはメリットがあります。
どのようなメリットがあるのか知っておくなら、サイト売買サイトの利用を前向きに検討することができます。
以下のようなメリットがあるので、ご覧ください。
まとまったお金が手に入る
サイト売買サービスを利用するなら、まとまったお金を手にすることができます。
サイトは規模や価値によって価格も変わってきますが、優良の場合は何十万円もの資金が入ってきます。
自分が持っているサイトであまり売上が伸びていない場合も、売買サイトを利用して売却するならまとまったお金が手に入る可能性もあるため、企業であれば他の運営資金や補填のためのお金として利用することも可能です。
サイト運営が長いほどドメインの価値なども向上するため、売却額が予想以上に大きくなることも予想できます。
他のサイトや事業に集中できる
自分の持っているサイトが複数あるなら、一部を売却することで利益だけでなく、他の事業に集中することもできます。
サイト運営をするのは手間と時間がかかります。
サイトのコンテンツを充実させたり、最新の情報に更新したりアップデートするなど、いろいろな作業があるからです。
手間をかけた分だけサイトで収益を上げられるなら良いサイトになりますが、収益が低下するなら効率性が悪くなるでしょう。
サイト売買サービスで売却できれば、他のウェブサイトへの更新の時間をかけること、また新たな事業へ移るきっかけにすることも可能です。
そのため、別の事業に集中したい場合に利用することができるでしょう。
サイト売買サービスの買い手のメリット
サイト売買サービスを利用するとき、買い手のメリットについても知っておきたいでしょう。
売り手だけでなく、買い手側ももちろんメリットがあります。
どのようなことを期待できるのか以下をご覧ください。
利益が出ているサイトを購入できる
サイト売買サービスを利用するなら、既に利益を出しているサイトを購入することができます。
サイトは新規で立ち上げて直ぐに成果が出るわけではありません。
育てるためには労力と時間がかかり、またコストがかかってしまいます。
しかし、サイト売買サービスを利用するなら自分の運営したいサイトを見つけて交渉することにより、直ぐにサイトの収益を得られる可能性が高いです。
1から作り上げるのではなく、直ぐに収益を得たい人の場合はおすすめです。
サイト運営のノウハウも手に入る
サイト売買サービスを利用するなら、運営においてのノウハウも獲得することができます。
サイトを購入したなら、売主から運営マニュアルの譲渡や無料のサポートを受けることができ、どのようにサイトを運営していけば良いのか知識とスキルを得ることが可能です。
売買サービスが仲介してくれるため、売主側とも確実に連絡が付くため、しっかりとノウハウやサポートを知ることができます。
もし、企業であればそのまま担当者に引き継ぐこともでき、新たにマニュアルなどを作成する必要もないため、手間を省くことができるでしょう。
サイト売買サービスの売り手のデメリット
サイト売買サービスを利用するときに売り手の場合は、どのようなデメリットがあるのか知っておきたいでしょう。
サイト売買サービスを利用するとき、売り手は就業禁止規定の負担と確実に売却できないリスクがあります。
就業禁止規定とは「ライバルになるため類似サイトは運営しない」という規定であり、売却したジャンルを新たに運営することができないことです。
もちろん買い手次第によっては規制が緩くなることもありますが、サイトの運営をする際に難しくなることもあります。
また、サイト売買サービスを利用しても確実に売却できるのかは不透明です。
サイト売買サービスによっては売却のサポートをしてくれることもありますが、基本的に買い手からのアクションが無ければ次のステップに繋げられません。
この点に注意して売り手側はサイトの売却を考えるようにしましょう。
サイト売買サービス買い手のデメリット
サイト売買サービスを利用するときは、買い手にもデメリットがあります。
買い手側のデメリットは主に、最初に大きな投資金額が必要になること、移行作業を行わなくてはいけないことです。
売買サイトで購入するときは、サイトの規模によっては高額になることがあります。
すでにコンテンツが充実しているサイトであれば、何十万円もの出費が生じることもあります。
さらに、売買サイトも仲介手数料を取ることがあるため、より費用を計算しておく必要があるでしょう。
また、購入したサイトは移行しなくてはいけないため、手間がかかってしまうこともあります。
移行作業は売買サイトもサポートしてくれますが、自分で行わなくてはいけない部分もあり時間を取り分ける必要があるため、運営をスムーズに行えるように計画しましょう。
サイト売買サービスの利用手順
サイト売買サービスを利用するときは、利用手順を確認することが大事です。
利用手順を確認することで、スムーズに導入を行うことが可能です。
サイト売買サービスの利用では以下の手順を確認するようにしましょう。
サイト売買のマッチングサイトに登録する
サイト売買サイトに登録するときは、マッチングサイトへの登録を行うことです。
いろいろなマッチングサイトが提供されているため、自社に合う売買サイトは何があるのか特徴を確認していく必要があります。
マッチングサイトに登録する際にレビューや実績、また資料請求などを行うなら詳細な点を理解することが可能です。
マッチングサイトを選択することができれば、登録のために必要な項目に情報を記載していきましょう。
全ての作業を終えることができれ登録完了となり、サイト売買サービスの利用を開始できます。
サイト情報の掲載
登録することができれば、サイト情報の掲載を行いましょう。
自社が売却したいサイトを掲載して情報もしっかり記載することで、購入者を待つことができます。
購入したい側はサイト内で検索することで、目的に合っているものを絞り込むことが可能です。
ただ、サイト情報の掲載をして直ぐに商談になることもあれば、時間がかかることもあります。
もし、いつまでもサイトへの商談が無いようなら掲載情報がイマイチな可能性もあるため、一度内容を確認して不足部分や詳細に不透明な部分がないかチェックしてみることができるでしょう。
申込みや交渉を行う
サイト情報掲載後に相手から申込みがあれば、商談を行います。
商談ではどのような金額やで買取りしてくれるのか、またいつまでにサイトを譲渡すべきなのかなど、内容を確認していきます。
もし、気になる部分があるなら質問や提案をして交渉していく必要もあるでしょう。
また、交渉は難航してなかなか定まらない可能性もあります。
もし、行き詰まっているようなら、売買サイトのサポートを受けてみるのも良い方法です。
仲介者として適切なアドバイスなどを期待することができるため、交渉がスムーズに動き出すことに期待できます。
交渉がまとまれば契約書の締結に段階を進めていきましょう。
事業譲渡契約書を締結する
売買サイトによる契約の締結を行うことができれば、事業譲渡の契約締結を行うようにしましょう。
契約はサイトによって顧問弁護士が作成してくれることもあるため、利用できるようなら検討してみることができます。
無事に契約を締結することができれば、売り手側は報酬、買い手側は見積もり通りの金額を支払うようにしましょう。
なお、サイト売買サービスにもお金を支払う必要がありますが、サイトの特徴によっては契約を締結するまで費用がかからない完全成功報酬制を採用しているところもあります。
その場合はこの時点で支払いが発生するためその分の費用も確認しておきましょう。
サイト売買サービスの成功のコツ
サイト売買サービスを成功させるためには、コツを確認しておくことも大事です。
コツを把握しておくことにより、自社の目的を達成できる成功率を上げることができます。
成功のコツとして以下の点を確認しておきましょう。
サイト運営のノウハウを引き継ぐ
サイト売買サービスを利用してサイトを購入した際は、ノウハウについて引き継ぎをしてくれるのか確認しましょう。
サイトを購入した際は引き続き運営して収入を得ていく必要があります。
すでに収益やSEOなどの観点から成果を出すことが期待できますが、安定して運営していくためには前社のマニュアルなどがあるなら譲渡してもらえるか、または一定期間のサポートを受けることができるのか確認してみる必要があります。
もし、ノウハウの引き継がないようなら、運営が落ち込んで収益が減少してしまい、思った成果を得られない可能性があります。
そのため、ノウハウの引き継ぎをしておくことは大事です。
ノウハウを引き継ぐことができれば、安定して収益を得ることができやすく、継続して希望した利益を得ることができるでしょう。
コミュニケーションがしっかり取れるのか確認
サイト売買サービスで相手とマッチングすることができれば、コミュニケーションをしっかり取ることができるのか確認する必要もあります。
サイト内のメッセージ機能を利用して相手と交渉することになりますが、金額や期日、また上記のノウハウの譲渡な、条件についてはいろいろと交渉する必要があるため、しっかりコミュニケーションを取っていくことが多いです。
もし、相手と連絡がスムーズにいかない場合は交渉を進めていくことができないため、時間だけが過ぎていく可能性もあります。
また、途中で交渉で相違が生じてしまいトラブルに発展することもあるでしょう。
そのため、しっかり相手とコミュニケーションが取れることは大事です。
メッセージを送信したときに返信が早いなど、ポイントを押さえて取るようにしましょう。
おすすめサイト売買サービス比較[5選]
早速、いくつかの売買サービスを比較していきましょう。
| サービス名 | 特徴 | 料金 |
| サイトマ | 6年連続成約率90%超 売主買主の希望案件が見られる 登録すれば全てを丸投げできる |
{売主} 着手金：33,000円（税込） 譲渡金額の20％相当額（税別） 最低成果報酬 49.5万円（税込） {買主} 着手金：33,000円（税込） 譲渡金額の15％相当額（税別） 最低成果報酬 49.5万円（税込） |
| ラッコマーケット | 最短５秒でサイトが買える 販売価格が1万〜50万の小さな売買専門 売買の際の入力項目が少ない |
販売手数料は無料 売却手数料は売却金額の20% |
| ウレバ | 独占案件多数 サイト/アプリ/アカウントなど全てOK 大手ASPが運営 |
売却は無料 購入 サイト案件 最低手数料33,000円 成約額5% ECアカウント案件 最低手数料33,000円 成約額5% 記事コンテンツ案件 最低手数料55,000円 成約額10% |
| サイト売買Z | 非公開での売却も可能 サイト/アプリ/アカウントなど全てOK プロが目利きをしてくれる |
{売主} 成約額25万円以上は金額の3%(最低手数料55,000円) 成約額25万円未満の場合は金額の20%(最低手数料11,000円) {買主} 成約額の3〜10%を設定(最低手数料55,000円) |
| サイトストック | 会員登録数：1万社以上 成約件数2000件以上 提携しているベンチャーキャピタル、証券会社に案件紹介可能 |
仲介基本料110,000円 成約時手数料 成約時税抜の10%+消費税 |
サイトマ
・6年連続成約率90%超
・売主買主の希望案件が見られる
・登録すれば全てを丸投げできる
サイトマは、6年連続、成約率90%超えている優良サイト売却専門サイトです。
ウェブサイトはもちろんですが、その他にもAmazonアカウン
サイト内には、売買の際に役立つ知識やコラムがあったり、実際の売買の成功事例やインタビューも見ることができます。
各売却案件は、月間のPV/UU数や売り上げ、支出、希望譲渡額など細かい情報が掲載されており、売買の際、判断できる情報が豊富です。
運営側で、「個別相談会」「サイトM＆Aセミナー」などを定期的に開催し、サイト売買の認知拡大とともに買い手さまの開拓をしていることも成約率の高さにも繋がっています。
ラッコマーケット
・最短５秒でサイトが買える
・販売価格が1万〜50万の小さな売買専門
・売買の際の入力項目が少ない
ラッコマーケットはラッコマーケット株式会社が提供している売買サイトです。
この会社は「ラッコツール」や「ラッコM&A」など、ネット系のサービスをいろいろ提供しているため、ノウハウも持っています。
「ラッコツール」は、安価のWEBサイトの取り扱いに限定しており、「ラッコM&A」は、高価なWEBサイトやECサイト、SNSアカウントなどの取り扱いもあります。
ラッコドメインやラッコサーバーを利用して構成サイト会員IDに対して販売することができます。
最短5分でサイトを購入することができるため、時短で素早く気に入ったサイトを入手することが可能です。
購入するときはサイト情報によってURLや価格、インデックス数をワードプレスのテーマ名、ドメイン取得日などを確認することができます。
サーバーの移転やドメイン移管が不要になるため、サイトを引き継いだ瞬間に、直ぐ運営することができます。
利用するためにはラッコマーケットのIDを取得する必要がありますが、比較的簡単に利用することができるため、試しにどのようなサイトを売買できるのか確認を含めて利用を考えてみても良いでしょう。
ウレバ
・独占案件多数
・サイト/アプリ/アカウントなど全てOK
・大手ASPが運営
ウレバは株式会社フォーイットが運営している売買サイトです。
この会社は国内でも有数のアフィリエイトASPである「アフィB」の運営元であるため、サイトに関しても豊富なノウハウを持っています。
ウレバ売主手数料は業界の中でも最低水準をとなる設定になっており、独占案件であれば完全無料になります。
サイトを売却する際は手数料が高くて売上が大きく取られてしまうこともありますが、ウレバのように手数料設定が低いなら、それだけ収入としてメリットも感じられるでしょう。
もちろん、買主側も独占案件のサイトを購入できる機会となり、資産運用やSEO、収益化ノウハウ、夜間の副業で利用したいと思う方におすすめです。
サイト売買の流れもシンプルな作りとなっており、売主はサイトを登録して買い手が現れた際に交渉をし、内容に承諾できれば契約して譲渡できます。
売るサイトの価格が分からない人の場合は無料査定してもらうこともできるため、適正な値段を見極めることも可能です。
リーズナブルな価格で売買を行いたい場合は、こちらのサービスを利用してみるのもいいでしょう。
サイト売買Z
・非公開での売却も可能
・サイト/アプリ/アカウントなど全てOK
・プロが目利きをしてくれる
サイト売買Zは、多くのアフィリエイターから支持を受けているサービスです。
サイトのキャラクターはかわいいモデルとなっており、安心感を抱くことができるでしょう。
こちらの売買サイトでは数十万円から数百万円のサイトが数多く販売されており、自分の用途に合わせたものを購入することが期待できます。
サイトの値段が高いと購入をためらってしまうこともあるかもしれませんが、サイト売買Zでは、しっかりと仲介してくれるため、詐欺に会うこともなく、買主と売主の双方にとって良い契約となるでしょう。
サイトを売りたい方の場合はページ下のフォームに必要事項を記載してください。すると、自動返信メールが飛びますので、必要事項を記入して返信し、非公開での売却を希望するなら、そのことも記載します。
サイトの審査が行われるため、通過した場合はサイトを掲載することができます。その後は連携しながら購入者が現れるのを待ち、希望する方が現れれば、連絡してもらえるでしょう。
審査料金については無料であり、非公開で売却するときには利用することもできるため、自分の用途に合わせて活用することが可能です。ぜひ、大きな金額で売却したい方は利用を検討してみましょう。
サイトストック
・会員登録数：1万社以上
・成約件数2000件以上
・提携しているベンチャーキャピタル、証券会社に案件紹介可能
サイトストックは、公式サイトに売却案件以外に購入希望の情報なども掲載されており、サイトを売るときのポイントにすることができます。
国内でも最大級の会員登録となっており、上場しているIT企業から独自サービスまで会員登録数は1万社以上になっているため、安心して利用することができます。
また、業界でもトップクラスの実績として、成約数は2,000件以上あるため、経験も豊富であり、サービスを開始してから多数のメディアにも取り上げられているため、業界の中でも知名度が高いです。取扱い件数も4,500件以上と業界トップクラスの件数であり、中には数千万円以上の非公開案件も多数保有しているため、サイトを高く売却したい人は、適切なアドバイスを期待することもできます。
さらに、VC、証券会社への紹介もしており、クライアントのニーズに合わせて売手先企業や買手先企業を案内してもくれます。実績だけで無く、買手も売手も大きな成果を得ることが期待できるでしょう。
サイト売買サービスの選び方
サイト売買サービスを利用して売却や購入を検討できますが、どのように選ぶことができるのか悩む人もいるでしょう。
サイト売買サービスにも選び方のポイントを押さえておくことで成果を得やすくなります。
以下のポイントを考慮してみてください。
受けられるサポートの範囲を確認
サイト売買サービスを利用するときは、どのようなサポートを行ってくれるのか確認することが大事です。
売買先との交渉を仲介してくれる業者もあれば、契約書の作成を行い、代行してくれるサービスもあります。
逆に、サポートは特に無く、プラットフォームのみを提供している業者もあるほどです。
サポートがあることで売買もスムーズに行うことができ、自分の希望した金額で売買できる期待も上がりますが、その分費用も取られてしまうことが多いです。
そのため、どこまでサポートを得たいのか考えて選択するようにしてください。
実績数をチェック
サイト売買サービスを利用するときは、実績を確認することも大事です。
実績が豊富なサービスであれば、信頼関係を得やすいため、安心してサービスを受けることができるでしょう。
サイト売買サービスの実績を確認するためには、公式サイトにアクセスすることで、ある程度内容を確認できます。
その際に大手企業との繋がりや非公開案件や独占案件の有無、また取引実績数などをチェックしておくことで、より自分に合うのか考えることができます。
実績が詳しく公表されていないときは、直接問い合わせをして、質問するのがおすすめです。
ぜひ、検討しておきましょう。
まとめ：サイト売買サービスを利用して、良いスタートを切ろう！
サイト売買サービスを利用するときは、まずは選び方のポイントを把握しておき、目的を確認しておくようにしましょう。
上記で紹介したサイトは、実績もあり、ある程度のサポートも期待することができます。
サイト売買の際に、まずは問い合わせだけでも行ってみてください。