「複合機のリースとレンタルの違いは何?」「複合機をリース契約するときの価格相場が知りたい」といった疑問をかかえていませんか。
高価な複合機を自社で購入するのはハードルが高く、リースやレンタルを検討する会社がほとんどなのではないでしょうか。
またどのくらいの契約期間で価格相場がいくらなのか、知りたい情報はたくさんあるでしょう。
オフィス機器のひとつである複合機は、リースを利用することでコストを抑えるとともに、業務の負担軽減にもつなげることが可能です。
本記事では、複合機のリースを取り扱う会社を厳選してご紹介するとともに、レンタルとの違いや選ぶポイントについても解説します。
提供するサービスの性質上、個性を出すのが難しいにも関わらず、各社はさまざまな工夫をおこなっているので、気になる会社はチェックしてみてください。
リースとレンタルの違い
リース契約を検討する前に、なぜレンタルではないのか、どこが異なるのか確認しておきましょう。
レンタル
レンタル契約は、期間を定めて借りることができ、複合機の所有権はレンタル会社になります。
レンタル会社にもよりますが、数日〜数ヶ月といった短期間での貸し出しも可能なのがリース契約との大きな違いです。
ただし、レンタル契約で導入する場合は、搬入・設置費用・レンタル代金を支払う必要があります。
レンタル終了後の搬出費用も借りた会社が負担しなくてはいけません。
また、審査がない分借りるハードルは低いものの、レンタル会社が所有する複合機の中で選ぶ必要があるので注意しましょう。
リース
リース契約とは、コピー機・複合機をリース会社が購入し、会社に貸し出すというシステムです。
複合機の見積もりや相談・価格決定は販売店がおこなっています。
複合機の所有権はリース会社にあり、基本的には、契約期間は最低でも2年です。
途中解約はしにくく、解約手数料がかかる場合もあります。
しかし、リース契約の場合、初期費用がリース料金に含まれており、導入コストが抑えられます。
初期費用が抑えられるため、会社の設立時や事業立ち上げ資金など、必要な費用へ優先的に資金を回せるのがメリットです。
また、リース契約の場合は、機種を自由に指定できます。
複合機のリース会社選びに役立つポイント
リース会社を選ぶときに、最も気になる条件はコストではないでしょうか。
しかし、コスト以外にも抑えてほしいポイントがあります。
コストばかり重視していると、いざというときに困るかもしれません。
ここではコストに加え、リース会社を選ぶ際に必ずおさえて欲しいポイントをまとめました。
間違ったリース会社を選んで後悔しないよう、必ずチェックしてください。
ランニングコスト
ランニングコストとは、消耗品・保守料金・電気代など複合機を維持するためにかかる費用です。
いくらリース料金が安くても、ランニングコストが高額なら意味がありません。
総額でいくらかかるのか、あらかじめシミュレーションしてきましょう。
たとえば、リース代が安い代わりにカウンター料金(印刷枚数課金)が高額になっていないかなど、細かく確認してください。
月々の印刷枚数を考慮して選ぶことも重要です。
想定される印刷枚数をもとに、全ての金額を含めたランニングコストを概算しましょう。
各社の料金設定・サービス内容を比較するために、複数の業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。
アフターサービス
リース会社のアフターサービスについても十分に考慮しましょう。
機械である以上、トラブルは大小にかかわらず避けられません。
業務との相性が悪い製品や、サポートが悪い事業者と契約してしまうと、業務が滞ってしまいます。
メンテナンスの依頼や操作方法のガイダンス依頼に素早く対応してくれる会社を選べば、安心して利用できるのではないでしょうか。
どの程度アフターサービスをおこなっているのか、事前にしっかりと確認しておきましょう。
複合機の機能と契約期間
複合機に搭載されている機能によってリース料金は大きく変わります。
多機能にこだわり過ぎず、業務に必要な機能が搭載された複合機を選べばリース料金を抑えられ、コストカットにつながるでしょう。
ただし、コストカットしたいあまりに一概に機能を絞るのは間違いです。
従業員が多機能でも複合機を扱えるのか、操作のサポートをリース会社から受けられるのかどうか、といった点も踏まえて機器を選んでください。
カード認証や人感センサーなど、機能はさまざまですが、どれが必要かじっくり考えながら複合機を選びましょう。
また、リースの契約期間は最低2年程度と言われていますが、リース会社によって異なる場合もあります。
契約期間や予算によっては、購入やレンタルの方が良いケースもあるので注意してください。
複合機リースのメリット
複合機リースを利用するときは、どのようなメリットがあるのか把握しておくべきです。
メリットが分かれば複合機リースの導入を前向きに検討することが可能です。
メリットは以下のようになっているので紹介しましょう。
費用を安く抑えることができる
複合機リースを導入すると、費用を安く抑えられる傾向があります。
複合機をレンタルする場合は初期費用がいくらかかかるため、支払いの準備をしておく必要があります。
しかし、リースの場合は導入費用が必要ないので、出費を抑えて活用することも可能です。
また、複合機の導入を行うなら、固定資産税や減価償却費用などは購入者負担になるため、毎年支払いを行わなくてはいけません。
導入台数が増えてしまうと、より出費が発生することになるため、会社の状況次第では運営が厳しくなってしまうことも考えられるでしょう。
しかし、リースであれば、それらの費用はリース会社が負担してくれるため、大きなコストカットを期待できます。
リース契約だとコスト面も把握しやすい特徴があるため、導入ハードルも比較的楽に行うことができるでしょう。
管理も楽に行うことができる
複合機リースを導入するなら、管理を楽に行うことも可能です。
複合機を購入することになれば、固定資産税や減価償却費、保険など、様々な事務作業を全て行わなくてはならず、手間がかかります。
それぞれの管理は年に数回のみとはいえ、記帳や資金調達、償却事務など経理部門の負担を増加させてしまうことになるでしょう。
しかし、複合機リースの場合は記載する項目を軽減させることができるため、煩わしい事務作業を抑えることが可能です。
管理を少しでも楽にしたい場合は、複合機もリース契約した方が他の業務に集中しやすくなるため、考えてみることができるでしょう。
期間を任意で設定することも可能
複合機をリース契約するなら、期間を任意で設定することも可能です。
一般的なリース契約は5年ほどになりますが、サービス業者によっては複合機のリースを3年など短くさせることも可能です。
契約が終われば延長することもできますが返却することも可能なので、後の処理も楽に行うことができます。
固定資産に定められている法定耐用年数も考慮する必要が無いため、複合機手軽に借りたい場合に利用を検討しやすいでしょう。
最新の設備で使用することが可能
複合機をリースで利用する際、最新の設備に入れ替えるのも楽に行えます。
複合機の性能はアップデートが早く、性能面では次々に新しい機能が付帯されていきます。
また、複合機は使用量や期間によっては故障も発生するため、保守や修繕の頻度も多くなることがあるでしょう。
つまり、複合機を購入した後も故障などが生じれば思わぬ出費が発生することになり、経営に支障が出てしまうこともあります。
しかし、リース契約であれば故障した際も、サービス範囲内であれば無料で修繕してくれることもできますし、契約期間が満了したときに新しい機器をリリースし直すことも可能です。
購入した場合は、再度新しい機器を導入したくても費用面などから難しい場合がありますが、リース契約の場合は期間のタイミングによって最新の設備に導入することが可能です。
一定の期間で機器を新しく利用していきたい場合はリースを考えてみましょう。
複合機リースデメリットや注意点
複合機リースを導入するときは、デメリットや注意点についても確認しておくべきです。
メリットばかりでは無いので、注意点を確認しておくことでリスクを抑えることができます。
以下のようなデメリットがあるので確認してください。
途中で解約することができない
複合機をリース契約した場合は、途中で解約することができません。
複合機の場合は長期的に使用する機器になるため、途中で解約することは無いと判断するかもしれません。
しかし、会社の経営や事態の転換によって、リース契約を継続しにくい状況になることもあるでしょう。
その場合に解約をしたくても満了していない場合は違約金が発生すること、または残債の支払いをしなくてはいけないこともあります。
途中で解約することができない場合は、費用の支払いをしなくてはいけないため、デメリットになるでしょう。
審査を通過する必要がある
複合機リースを導入する際は、審査に通過する必要性が生じます。
リース契約は長期間の支払いになるため契約者が支払いを滞納しないか財務状況を確認して判断するため、必ず利用できるわけではありません。
余程状況が悪く無い限り審査に落ちることはないはずですが、必ず利用できるわけでも無いため注意してください。
いつまで利用すべきか検討する必要がある
複合機リースを利用する際は、いつまで利用すべきなのか検討する必要もあります。
不透明なままだと必要性が無くなってしまい、その後の支払いに苦しめられてしまうこともあるからです。
リースする場合はできるだけ放置せずに使用し続けることが重要なので、その点を押さえておきましょう。
おすすめの複合機リース会社を比較!
ここからは、おすすめの複合機リース会社を5社厳選し、料金やサービスの面から比較していきましょう。
地域密着型や、予算・メーカーのこだわり・性能・デザイン・最新機器・中古商品の取り扱い・補償内容などリース会社によって特徴はさまざまです。
まずは各社の強みが自社の求めていることとマッチしているか、検討するところから始めるといいでしょう。
リース会社 | 料金 | おすすめポイント |
株式会社メガ | 月額5,000円〜 | 複合機のラインナップが充実している 顧客満足度97.4% 最高品質のメーカー保守契約を業界最安値で用意 |
株式会社じむや | 月額6,900円〜 | 裏情報も公開する誠実な対応を大切にしている 低価格で高品質のサービスを提供 安心して契約できる営業担当が多い |
電脳株式会社 | 月額4,300円〜 | 業界最安値に挑戦し続け、実績が50,000社超え 中古でも高品質・低価格を実現 メーカー公認のサービス認定店 |
株式会社ACN | 月額4,300円〜 | 20,000社以上の取引実績 顧客満足度6年連続1位 純正トナーを低価格で提供している |
株式会社ビジョン | 月額2,400円〜 | メンテナンス以外に選び方支援も実施している コストを徹底的に省いて最安値を実現 即日訪問にも対応しており、スピーディに進められる |
株式会社メガ
株式会社メガは、東京都渋谷区に本社を置くビジネストータルサポート企業です。
富士ゼロックス・コニカミノルタ・キャノンなど各メーカーから販売実績を認められている正規代理店であり、複合機のリースが初めてでもおすすめできます。
顧客への複合機導入後アンケートでは満足度が88.2%と高く、対応の良さ・説明の分かりやすさ・コストパフォーマンスなどで高い評価を得ているのが特徴です。
またメガでは、全国で最高品質のメーカーメンテナンスを用意し、メーカーとの保守契約条件を業界最安値ラインまで交渉、実現させています。
質の良いメンテナンスを安く受けたいなら、メガを選ぶと間違いないでしょう。
主流メーカーの複合機を各社取扱い、購入時には見積りを一括で取り寄せられるのでスムーズに取引を進められます。
料金は、月額5,000円〜です。
株式会社じむや
株式会社じむやは、2012年に設立された愛知県名古屋市中区に本社を持つOA機器販売事業です。
利用しやすい低価格な料金プランと、誠実な対応を大切にしています。
クライアント目線でサービスを展開しているため、問い合わせや見積もりは年中無休で依頼可能です。
また、HPのコラムやお役立ち情報も定期的に更新しており、トレンドに沿った情報を提供してくれています。
コストを抑えて複合機をリースしたい、導入後のサポートも重視しているといった場合にぴったりのリース会社だといえるでしょう。
料金は、月額6,900円〜となっています。
電脳株式会社
電脳株式会社は、1985年に設立された東京都中央区の複合機やコピー機の販売・リースをおこなっている会社です。
国内12ヵ所にグループ店舗を展開し、取引実績5万社以上のOA機器販売・リースサービス「OAランド」を運営しています。
初期費用0円で新品のコピー機がリースできたり、激安の中古コピー機が手に入るなど、安さにこだわりを持っているのが特徴です。
また、低価格でありながら、アフターサポートに力を入れているのもおすすめポイントのひとつでしょう。
メンテナンススタッフは、2か月の社内研修に加え、3週間のメーカー合同研修を受けており、メーカー認定の資格取得も義務付けられています。
全国展開しているので、急な依頼にも最短で対応できるのが強みです。
中長期的に複合機を利用したい、メンテナンスはしっかりしてほしいという人はぜひ検討してみてください。
料金は、月額4,300円〜となっています。
株式会社ACN
株式会社ACNは大阪に本社を構え、IT機器ソリューションをメイン事業として展開している会社です。
複合機のリースもおこなっており、2万社以上との取引実績があります。
お客様満足度でも6年連続1位を獲得しており、手配から設置までのフルサポートが受けられるのがメリットです。
スーパーアクティブプランは維持費がほぼかからないので、印刷コストを可能な限り抑え、印刷コストを最大80%削減できます。
設置後の保守メンテナンスも自社で全て対応しており、新規導入向けの特別プランも用意されているので、操作方法やアフターサポートの手手厚さを求める場合はぴったりといえるでしょう。
料金は、月額4,300円〜となっています。
株式会社ビジョン
株式会社ビジョンは東証プライムにも上場している、情報通信サービス業を展開する会社です。
複合機リース事業では業界最安値を目指しており、中間マージンや流通コストに加え、人件費や店舗費用などあらゆるコストを削減し、低価格で提供しています。
もちろん、メーカーとの直接交渉で仕入れているので機械のラインナップも豊富です。
OKI、キャノン、富士フィルム、シャープ、東芝など名だたる有名メーカーを取り揃えています。
スピーディな対応にも定評があり、依頼した日から最短即日で訪問し、見積りや相談が可能です。
料金は、月額2,400円〜となっています。
まとめ:複合機のリース会社をしっかり比較・検討!
ここまで、複合機のリースとレンタルの違いや、おすすめの複合機リース会社を解説してきました。
複合機をリースするときは、、機種選びからリース契約の説明・搬入、アフターサービスまでしっかりとサポートしてくれる会社を選ぶことが重要です。
また失敗しないためにも、自社のニーズを満たす機能を搭載した複合機を選び、相見積もりを取りましょう。
一度契約してしまうと契約期間は解約できない場合も多く、解約できても解約違約金がかかってしまいます。
比較をしながら機能はもちろん、担当者との相性の良さや信頼関係が築けるかどうかもしっかりと見極めてください。
自社にぴったりの複合機を選ぶために、本記事がお役にたてれば幸いです。