経理

クラウド請求書システム、BtoB決済代行サービスのおすすめ 3 選比較!

 

今回は、請求管理システム・BtoB決済代行サービス「INVOY」「MF KESSAI」「支払い.com」の3つを徹底的に比較していきます。それぞれの特徴や、メリット・デメリット、手数料などをご紹介していきますので、自社のニーズと照らし合わせながら慎重に導入を検討しましょう。

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クラウド請求書システムとは?

クラウド請求書システムは、請求書の作成、発行、および管理をクラウドベースのソフトウェアやサービスを利用して効率的に行うためのシステムです。従来の紙ベースの請求書作成や手動のプロセスに比べ、デジタル化と自動化によりビジネスプロセスを合理化し、時間とリソースを節約できます。具体的には、請求書のテンプレートを提供し、取引先情報や商品情報を入力するだけで請求書を生成でき、また、請求書の送信、受取、支払いの追跡などもオンラインで簡単に行えます。これにより、請求プロセスの効率化、ミス削減、顧客とのコミュニケーションの改善が可能になります。

 

BtoB決済代行サービスとは?

BtoB決済サービスは、企業間の取引における支払いプロセスを効率化し、代行するクラウド型サービスです。掛売り取引を基本とし、与信審査から請求書の作成、代金回収、入金確認、督促業務などを代行し、導入することで支払いプロセスの工数を削減できます。また、支払いの代行をさせることで、実際の決済を遅らせることができるため(後払い)、資金繰りの改善にも効果的です。

 

クラウド請求書システム、BtoB決済代行サービスのおすすめ 3 選比較

今回は厳選して以下の3つを比較していきます。

  1. INVOY(インボイ)
  2. MF KESSAI(マネーフォワードケッサイ)
  3. 支払い.com

それぞれの特徴や、メリット、デメリット、そして利用料金(手数料)を確認していきましょう。

 

【比較表】クラウド請求書システム、BtoB決済代行サービスのおすすめ 3 選

INVOY MF KESSAI 支払い.com
特徴 請求書などの発行・管理の簡易化、

受取請求書のデータ化・カード支払い可能

与信審査から請求書発送、

入金消込まですべて代行

取引先への支払いをカード決済にして

最大60日延長

基本機能 請求効率化・請求書カード支払い 請求業務代行 請求書カード支払い
企業規模 小中規模の事業、

個人事業主向け

すべての規模 個人事業主(フリーランス)から

従業員1,000人超規模の企業まで

アカウント登録・初期費用 無料 0〜5万円 無料
手数料 請求 一律3% 委託金額の0.5〜3.5%、

または300〜500円/件

-
支払い 10万円超で3%、

10万円以下で一律3,000円

- 一律4%
有料プランの月額費用 980円 0〜3万円 -
会計システム連携 ×

 

1. INVOY(インボイ)

引用:INVOY

 

INVOY(インボイ)は、請求書、見積書、納品書、発注書、領収書の作成と送信を簡易化する、クラウドベースの請求書および請求管理プラットフォームです。初心者でも使いやすいUIで、請求書等の帳票の作成から管理まで一貫して行えるほか、受け取った請求書のデータ化・カード支払いも可能です。さらに、無料プランがあり誰でも無制限で利用できる点も特徴的です。

INVOYの詳細はこちら

 

INVOYの特徴

  • インボイス制度、電子帳簿保存法に対応
  • 請求・支払いどちらの利用も可能
  • スマートフォンからも請求書などの帳票の作成・発行・管理
  • 基本機能無料・無制限
  • カード請求・支払いの手数料は業界最安水準※

 

カード請求の手数料:カード請求をし、取引先がカードで支払いをした場合、決済手数料は 「請求者の負担」となり、取引先側に手数料は発生しません。カード請求の利用条件は「5000円(税込)以上の請求」で、決済手数料は請求額の3%(一律)。実際に取引先がカードで支払いを行なった場合の入金額は、手数料を差し引いた金額になります。/カード支払いの手数料:受け取った請求をカードで支払う場合は、利用(受取請求)金額「10万円超」で決済手数料は利用金額の3%、「10万円以下」で一律3,000円。

 

INVOYの基本機能

  • 請求書、見積書、納品書、発注書、領収書を作成・共有・管理
  • 会計ソフト(freee、Money Forward、弥生会計)と連携
  • 受け取った請求書を5秒で自動データ化
  • 郵送代行サービス
  • メンバー招待をしてチームで業務分担可能
  • 発行した請求書と口座の入金情報を照らし合わせ、回収漏れや入金遅延を確認(入金消込)
  • 請求や支出の状況をグラフ化・一覧化(レポート機能)
  • 取引先・品目登録で入力を効率化

 

INVOYのメリット・デメリット

メリット

  • インボイス制度に対応しており、知識がなくても請求書が作成できる
  • 無料プランがあり、取引先・請求書・受取請求書のデータ化・メンバー管理が無制限利用可能
  • 請求書以外の文書の作成・管理が一括で可能
  • スマホで出先での急な対応や、スキマ時間の有効活用が可能

 

デメリット

  • 会計ソフトと直接連携できず、CSVファイルの保存・インポートのデータ取り込み作業が手間
  • 手数料がかかる
  • 請求書の振込日を指定できず、申し込みから数日で支払われる
  • 口座自動連携・資金繰り表(※)機能は有料プランのみ
  • 限度額がカードの限度額に依存する

 

※資金繰り表:資金繰りの管理を行う上で作成する貸借対照表や損益計算書からは分からない資金の流れを表す表のこと。金融機関融資で提出を求められた際、日常的な資金収支を視覚化して会社経営を計画的に行っていく上で用いられる。

 

INVOYの利用方法(無料)

◎ 請求書発行・発送の流れ

  1. アカウント登録
  2. 請求書発行(取引先名、品目等を入力)
  3. メール送信・共有リンク・郵送代行・PDFダウンロードから選択
  4. 請求書のテンプレートを選択

 

INVOYの利用料金

Freeプラン Standardプラン
用途 まずは一人で 請求・入出金管理の効率化をしたい
料金 0円 980円/月
機能 ・請求書の作成・発行

・請求書の自動作成予約

・請求書をメールで共有

・請求書の自動データ化

・請求書のクラウド管理

・請求書をカードで支払い

・口座CSVアップロード

・Freeプランのすべての機能

・口座自動連携※

・資金繰り表

Moneytree LINKと連携すると、インターネットバンキング(別途契約)の口座情報を自動で取得します。無料でお試しする場合、1日から月末を含む期間にて利用できます。例)2月15日から利用開始した場合、翌月の3月31日まで無料。

INVOYの詳細はこちら

 

 

2. MF KESSAI(マネーフォワードケッサイ)

引用:請求代行サービスならマネーフォワードケッサイ

 

MF KESSAI(マネーフォワードケッサイ)は、BtoB決済を支援する、取引先企業の与信審査から請求書発行、代金回収など、請求に関連する一連の業務のクラウド化、一括代行サービスです。具体的には、売掛金を保証し、掛売りを簡素化するために、請求書の送付や入金情報の消込作業、未払い金の管理なども行います。

 

MF KESSAIの詳細はこちら

 

 

MF KESSAIの特徴

  • インボイス制度・電子帳簿保存法に対応
  • 開発者が利用しやすい柔軟でシンプルなAPI提供
  • IPアドレス制限や2段階認証など、不正ログインを制限するためのセキュリティ対策
  • ITreview Grid Award 2023 Summer「請求代行部門」にて10期連続受賞
  • 請求代行サービス初(2022年11月時点)の第三者機関による法的要件(『電子取引ソフト法的要件認証制度』)認証を取得済
  • 与信審査は最短数秒で完了し、通過率は99%。
  • 入金管理と未入金フォローを実施し、審査通過取引は100%入金保証
  • 売掛金を最短3営業日で振込

MF KESSAIの基本機能

  • 与信審査、請求書の発行と発送、代金回収、入金確認管理、未入金フォロー(入金消込)など、請求に関連するすべてのプロセス代行
  • 口座振替の導入・切替に必要なすべての手続き代行
  • 顧客・受注管理システム、仕分作成・会計管理システムと連携※
  • 顧客(請求先)をCSVで一括登録

 

※顧客・受注管理:kintone、楽楽B2B、COREC、2nd STEP、ONDEMAND MPM、Money Forward、クラウド請求書
仕分作成・会計管理:Money Forward クラウド会計、マネーフォワード クラウド会計Plus

 

MF KESSAIのメリット・デメリット

メリット

  • インボイス制度に対応しており、知識がなくても請求書が作成できる
  • 請求に関するすべての手続きを代行可能
  • システム連携が豊富
  • 手数料が安い
  • セキュリティ面で優れている

デメリット

  • 請求のみで支払いはできない
  • カード払いは選択できない
  • Internet Explorer (IE)では利用できない

MF KESSAIの利用方法

◎ 取引先への請求〜入金までの流れ

  1. 請求依頼(請求の詳細を入力)
  2. 与信審査
  3. 自動で請求書発行・発送(社名記載でメール添付または郵送)
  4. 取引先から請求書に記載された口座に支払い(代金回収)
  5. 入金管理・未入金フォロー

 

MF KESSAIの利用料金

マネーフォワード ケッサイ

(入金保証つき)

マネーフォワード ケッサイ

請求代行プラン

用途 未入金リスクを低減したい、掛け売りで取引顧客層を広げたい 請求書の発行・発送、入金消込、口座振替などの工数を減らしたい
初期費用 0円 0〜5万円
月額費用 0円 0〜3万円
手数料 委託金額の0.5〜3.5% 300〜500円/件
機能 ・請求代行プランのすべてのサービス

・請求書発行

・代金回収

・未回収発生時の取引先企業への連絡

・貴社への入金保証

・取引先企業の与信審査

・入金管理・消込代行

・インボイス制度対応

・複数決済手段(銀行振込・口座振替・コンビニ払い)

・APIの提供

・2段階認証

 

MF KESSAIの詳細はこちら

 

3. 支払い.com

引用:支払い.com | 支払いドットコム

 

支払い.comは、振込を後払いにできるオンライン完結型の資金繰り改善サービスです。個人事業主(フリーランス)から1000名を超える規模まで幅広い企業規模で利用でき、取引先への銀行振込や請求書の支払いをクレジットカード決済に変えることができます。クレジットカードで支払うことで、支払いを最大60日先延ばしにでき、手元の資金を効果的に活用できます。

また、支払い.comは金融大手のクレディセゾンと、成長企業向けの法人カードを提供するUPSIDERとの共同プロジェクトであることも特徴的といえます。

 

支払い.comの詳細はこちら

 

支払い.comの特徴

  • 振込名義も自由に設定可能で、取引先・金融機関に支払い.comの利用を知られることがない(ファクタリング時は知られる可能性がある)
  • 審査・書類不要、カードだけで最短60秒、即日登録・決済が可能
  • 手数料一律4%(ファクタリング時は5〜15%)
  • 個人事業主から1,000名以上の法人まで幅広く利用可能
  • サポートに問い合わせ可能
  • 国内発行のセゾンカード/VISA/Mastercardブランドのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードが利用可能

支払い.comのメリット・デメリット

メリット

  • クレジットカードで支払いを遅らせることができ、資金繰りを改善できる
  • ユーザー登録に審査・書類不要
  • 最短60秒でユーザー登録〜決済が即日可能
  • 無料で無制限利用可能
  • クレジットカードのポイントやマイルも貯まる

デメリット

  • 限度額がカードの限度額に依存する
  • 手数料がかかる
  • 請求には非対応で支払いのみ

支払い.comの利用方法

◎ 取引先への支払いをカード決済にして、実際に支払うまでの流れ

  1. 申し込み(振込金額や口座情報を入力)
  2. カード決済(預り金として振込金額+利用手数料をカード決済)
  3. 支払い.comが代わりに指定日に口座振込
  4. 振込金額+手数料をカード会社へ支払い(支払い.comはカード会社から料金の回収を行うため、支払い.comへの直接の支払いは不要)

支払い.comの利用料金

ユーザー登録無料、手数料4%(税込4.4%)(利用条件:一振込あたり1万円以上)

(例)振込金額が100万円の場合、クレジットカード決済額は104.4万円

 

支払い.comの詳細はこちら

 

選び方のポイント5つ

クラウド請求書システム、BtoB決済代行サービスを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 導入メリット・デメリットの検討
  • 導入目的の明確化
  • セキュリティと信頼性
  • コスト
  • カスタマーサポート

それぞれ確認していきます。

導入メリット・デメリットの検討

システム・サービスの導入メリットとデメリットを理解し、自社のビジネスにどれだけ適しているかを検討しましょう。

導入目的の明確化

システム・サービスを導入する主な目的を明確にし、その目的に適したサービスを選びましょう。例えば、請求・支払いのカード決済がしたい、特定の請求業務を代行してもらいたい、などの目的を明確にしましょう。

 

セキュリティと信頼性

サービス提供者のセキュリティ対策や信頼性を確認しましょう。特に決済データの保護が重要です。

コスト

サービス料金や手数料、利用条件を比較し、予算に合致するプランを選択します。

カスタマーサポート

提供業者のカスタマーサポートやトラブル対応の体制を確認しましょう。

まとめ

請求管理システムとBtoB決済代行サービスのおすすめ3社を比較していきました。自社の課題や必要な機能を検討し、請求・決済のプロセスの最適化を目指しましょう。







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