クラウド監視カメラサービス比較【おすすめ6選】

店内や社内を監視するカメラをクラウドで管理したいな。

そんな悩みはありませんか。

今までは社内にサーバーや、ハードディスクを用意して利用していましたがスペースを取るうえ、回線に異常があると録画データが残らないこともありました。

クラウド監視カメラサービスでは、こうしたリスクを回避することができます。

本記事では、クラウド監視カメラサービス導入のメリットから、選ぶポイント、おすすめのクラウド監視カメラサービスを詳しく紹介します。

クラウド監視カメラサービスとは

店内や社内に設置したカメラが撮影した映像を、ネットを通じてクラウド上に保管するサービスのことです。

社内でデータを保管する仕組みを持たなくてよいことから、利用する企業が増えています。

また、データも高画質で保存できるものが多くなり、防犯面だけではなく店舗では売り上げの向上のための分析も可能です。

オフィスでも、何人が部屋にいるかなどを働き方改革に役立つ多機能なものも増えています。

クラウド監視カメラサービス導入のメリット

クラウド監視カメラサービス導入のメリットは以下です。

各導入場所において、サーバーやハードディスクを準備しなくてよい

既存のIPカメラでの撮影では、データを撮影した場所の近くで管理しておくのが一般的でした。

例えば、店内に管理スペースと機材を設置する必要があります。

さらに、長期間にわたりデータを保管するためには定期的にデータをハードディスクに移動させる必要もありました。

こうした手間をほとんど無くすことができるのが、クラウド監視カメラサービスです。

撮影したデータがクラウド上に保存されるため、データを無くす心配がない

店舗や社内でデータを保管する場合、ハードディスクが紛失するとせっかく録画したデータが失われてしまいます。

クラウド上に保管することで、映像は契約した期間中は保管されます。

紛失する心配もありません。

ハードディスクが壊れて、撮影データが保存されていなかった、というミスも未然に防ぐことができます。

クラウド監視カメラサービスを選ぶポイント

クラウド監視カメラサービスを選ぶときは、以下のポイントをあらかじめ確認しておきましょう。

コスト

初めてクラウド監視カメラサービスを利用する場合は、カメラとサーバー月額利用料がかかります。

サービスによっては、カメラをクラウドに登録するための費用や工事費用が必要になります。

データをクラウドで保管する期間により、利用料金は変わるので各社に問い合わせをして見積もりをするとよいでしょう。

既存のカメラを使用する予定はあるか

既存のカメラがある場合は、それを使用できるクラウド監視カメラサービスを選ぶことをおすすめします。

サービス指定のカメラを購入しないと利用できないサービスもありますが、初期費用がかさみます。

現在使用中のカメラに不満がないのであれば、初期費用が抑えられるサービスを利用しましょう。

また、カメラと月額使用料がセットで請求されるサービスもあります。

一度にカメラの購入金額を支払う必要がないので、初期費用を抑えることが可能です。

またカメラを購入したことがない場合は、高画質で撮影できるものを購入するとよいでしょう。

利用するクラウド監視カメラサービスが、サポートしているカメラを選ぶようにしましょう。

おすすめクラウド監視カメラサービス6選を徹底比較

ここでは、おすすめのクラウド監視カメラサービスを5つ紹介・比較します。

セキュアカメラクラウドサービス

・NTTの関連企業のため安心して利用できる

・高画質な映像

・防犯だけではなく、店舗改善にも役立つ

セキュアカメラクラウドサービスは、株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズが提供するクラウド監視カメラサービスです。

株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズは、NTTが民営化された際に電話以外の事業も行うために作られた企業です。

主にパソコン通信を取り扱う企業として誕生しました。

そのため、大手NTTの関連会社であり、実績も豊富なため安心してサービスを利用できるでしょう。

セキュアカメラクラウドサービスの特長は、高画質な映像が録画できる点です。

最大300万画素という高画質で、360°の全方位を撮影することが可能です。

セキュアカメラクラウドサービスは、防犯のための監視カメラという面だけではなく販売促進のために役立つ機能も利用できます。

例えば、来店人数のカウントや来店者の動線を分析する機能などが便利です。

人が通りやすいエリアに、売り込みたい商品を陳列することで商品の購買意欲を高めます。

今までスタッフの経験に頼っていた陳列場所を、科学的に分析して導き出すことができます。

Safie

・17万台以上のカメラで利用実績あり

・低コストで始めやすい

・シンプルでわかりやすく、操作性が高い

Safieは、セーフィー株式会社が提供するクラウド監視カメラサービスです。

17万台以上のカメラで導入実績があり、安心して利用できるでしょう。

Safieの特長は、低コストでわかりやすい料金体系であることです。

カメラ本体代金が最初に必要ですが、それ以降はクラウドサーバーの月額利用料のみがかかります。

サーバーに動画を保存する期間によって、月額利用料は変化します。

一番短い期間は、7日間で1,320円です。

30日間では2,200円です。

最長365日の保存が可能で、7,700円となっています。

保存期間終了後も映像データを残しておきたい場合は、保存期間中にムービークリップ機能を使用してダウンロードしておきましょう。

カメラ設置費用と、保存期間に応じた月額利用料というシンプルな料金体系が魅力です。

Safieの映像は、HD画質の100万画素となっています。

操作も簡単でわかりやすいので、クラウド監視カメラサービスを使用してみたい初心者にもおすすめのサービスです。

ギガらくカメラ

・365日9:00～21:00まで電話によるサポートあり

・利用開始前も、カメラ機器の登録などをサポートセンターが行う

・有償プランでは24時間365日駆け付けサービスも付属

ギガらくカメラは、東日本電信電話株式会社が提供するクラウド監視カメラサービスです。

東日本電信電話株式会社はNTT東日本として有名な大手企業です。

長い歴史もあり、サポートも充実しているサービスとなっています。

利用者は、プランに関わらず365日9:00～21:00まで電話によるサポートを受けられます。

近年では、チャットやメールでの問い合わせが主流になっていますが、電話で365日対応してくれるのは心強いですね。

カメラをクラウドに登録する作業も、サービスの対象品を購入すれば代行してもらえます。

設置に伴うサポートも万全です。

また、カメラ機器の故障などが発生しても端末のセットプランを利用している場合は、代替品をすぐに発送してくれます。

サポートセンターから遠隔で、不具合が発生している箇所を特定するサポートも受けられます。

確実性の高いクラウド監視カメラサービスを利用したい場合に、おすすめのサービスといえるでしょう。

さば録

・既存のカメラも、クラウドに登録してそのまま使用できる

・標準画質と高画質での保存により、料金が変わる

・サテライトオフィスや建築現場などに導入実績あり

さば録は、株式会社ネットカムシステムズが提供するクラウド監視カメラサービスです。

他のクラウド監視カメラサービスとの違いは、既にカメラを設置しているものでもそのまま使用できる点です。

クラウド監視カメラサービスを利用するために、新しいカメラを購入するのは高額な初期コストがかかってしまいます。

さば録では、クラウドに対応したカメラであれば引き続き利用が可能です。

その場合は、カメラ登録料3,300円（税込み）と、月額利用料を支払うことで使用できます。

月額使用料も、標準画質で保存できるものと高画質で保存できるものの2種類があります。

必要に応じて選択するのがおすすめです。

防犯のためだけではなく、人流の解析のためなどにサテライトオフィスや建築現場に導入実績があります。

Eagle Eye Cloud VMS

・既存のカメラや使いたいカメラを使用できる

・録画データを、回線の空いている時間帯に送ることも可能

・暗号化により、セキュリティが保たれる

Eagle Eye Cloud VMSは、株式会社イグアスが提供するクラウド監視カメラサービスです。

Eagle Eye Cloud VMSの特長は、既存のカメラや使いたいカメラをそのまま使用できる点です。

クラウド型への移行には、カメラの買い替えやネットワークの新設が必要になるのが一般的となっています。

Eagle Eye Cloud VMSでは、既存のDVRをEagle Eyeの提供するブリッジに交換するだけでネット経由により動画を確認、ダウンロードも可能になります。

従来のIPカメラでは高速の回線が必須でしたが、Eagle Eyeでは運用方法や設定によって回線費用を抑えられる可能性もあり、便利です。

クラウドへのデータ移動の際は暗号化しているため、セキュリティも安心です。

キヅクモ

・来店人数のカウントや混雑状況による待ち時間の計測

・手元のスマホやPCから複数拠点のカメラ映像の確認が可能

・カメラがすべてフルHD対応でレジでも手元までハッキリ映る

キヅクモは、株式会社ラネットが提供するネットワークカメラサービスです。

キヅクモの特長は、AIが搭載されているため、設定したエリア内の人数カウントや、混雑状況の把握ができる点です。

また、手元のスマートフォンやパソコンでどこからでも現地映像が確認できます。

時間、場所、画像付きで通知をしてくれる機能もあるので、常に映像を確認する必要もありません。

世界60カ国以上、910万拠点で導入実績のあるAlarm.com社のソリューションを採用しているため、世界各国の警備会社にて採用されています。

手軽さと安心さを求める方におすすめのサービスといえるでしょう。

まとめ：クラウド監視カメラサービスで簡単・安全管理

本記事では、クラウド監視カメラサービス導入のメリットから、選ぶポイント、おすすめのクラウド監視カメラサービスを詳しく紹介しました。

今まで主流だったハードディスクに録画するデメリットを解消したのが、クラウド監視カメラサービスです。

カメラの導入をサポートや、運用中のトラブル対応が充実しているものなどサービスごとに特長があります。

記事を参考に自社に合ったクラウド監視カメラサービスを探してみてはいかがでしょうか。