地道な営業も断られてしまい、なかなか決済権をもつ人物までたどり着けない。
そんな悩みはありませんか？
決裁者マッチングサービスを利用することで、営業の時間を短縮し決裁者と出会うことができます。
本記事では、決済者マッチングサービス導入のメリットから、選ぶポイント、おすすめの決裁者マッチングサービスを詳しく紹介します。
決裁者マッチングサービスとは
決裁者マッチングサービスとは、登録することで経営者や役員などのいわゆる決裁権のある人物とマッチングできるサービスのことです。
決裁者マッチングサービスには、利用料が発生するものもあります。
しかしテレアポの効率の悪さや、現代ではなかなか決裁権のある人物に会えないことを考量すると有料のサービスでも導入するメリットは十分にあるでしょう。
なにより、サービスの中でマッチングすればほぼ確実に相手と会うことができるのが大きな特長です。
実名や事前審査制のものが多く、安心して営業活動を行うことが可能になります。
決裁者マッチングサービスのメリット
決裁者マッチングサービス導入のメリットは以下です。
・営業にかける時間と手間を短縮できる
・確実に決裁者と繋がることができる
・自社の課題を発見して解決できる
・接点を持つことができない企業とマッチングも行える
順番に説明していきましょう。
営業にかける時間と手間を短縮できる
テレアポや直接来社しての営業は、現代では非効率とされています。
そもそもどんな人が営業に来るのかわからないため、そうした営業を一切聞かないよう決めている企業もあります。
こうした場合、どれだけ魅力的な商品やサービスを持っていても営業のチャンスすら掴むことができません。
しかし決済者マッチングサービスを利用すれば、あらかじめ営業の場がセッティングされた状態で会うことができます。
そのうえ、お互いに相手のことをある程度知っているのでスムーズに商談が進みます。
確実に決裁者と繋がることができる
決裁者マッチングサービスというだけあり、決裁権のある人物として登録する人は厳しい審査があるものが多いです。
そのため、利用者がマッチングした相手は役員以上の決裁権のある人である可能性が高くなります。
営業の結果に直接つながる、決裁者とのマッチングは魅力的なサービスです。
一般的な営業活動では巡り合えない人物とも出会える可能性があるでしょう。
自社の課題を発見して解決できる
決裁者マッチングサービスを利用するなら、製品サービスの内容や社内体制から自社が抱える課題を発見して解決することも可能です。
決裁者マッチングサービスは企業への経営戦略についてのアドバイスを実施しているため、利用している製品や内容を改善していくことができます。
特に、企業としてどのように改善していくのが良いのか悩んでいる場合は、適切なアドバイスをもらうことができれば、課題を発見してより利益のアップや効率化の向上を狙うことも可能です。
決裁者マッチングサービスによっては、事業提携や出資、新規事業の打ち上げなど、いろいろな経営課題を改善することもできるため、ノウハウの共有という点を考えてみても利用するメリットがあると言えるでしょう。
接点を持つことができない企業とマッチングも行える
決裁者マッチングサービスを利用するなら、接点を持つことができない企業とマッチングすることも期待できます。
決済者マッチングサービスには登録されている企業から商談を申込まれることもあるため、自社の要望にかなっているようなら、承諾して話を進めていくことが可能です。
登録している企業の中には普段は自社と関わりを持つことがないところもありますが、決裁者マッチングサービスを介してコミュニケーションを取るきっかけになる場合もあります。
新たな企業との関わりが増えるなら、事業の幅を拡大することができ、自社にないノウハウを共有してもらえる可能性もあります。
企業の拡大となるチャンスもあるため、メリットとして覚えておきましょう。
決裁者マッチングサービスのデメリット
決裁マッチングサービスを利用するときは、デメリットについても把握しておくべきです。
デメリットを把握しておくことでリスクを抑えることが可能です。
決裁者マッチングサービスを利用するときは以下の点について確認してください。
・必ず最適な決済者が見つかるとは限らない
・企業の業績アップにつながらない可能性もある
必ず最適な決済者が見つかるとは限らない
決裁者マッチングサービスを利用したとしても、最適なパートナーが必ず見つかるわけではありません。
自社の要望通りの決済者に出会えたとしても、思ったほど成果を得られない場合もあれば、利益に繋がらないこともあるからです。
また、スタートアップ企業やベンチャー企業などは実績が少ないため、決済者パートナーが見つかりにくいという点もあります。
決裁者マッチングサービスを利用するときは決裁者の実績や経験などを考慮するはずですが、実際に業務をしてもらわなくては分からない部分も多いため、その点を把握して利用するようにしましょう。
企業の業績アップにつながらない可能性もある
決裁者マッチングサービスを利用しても、企業の業績アップにつながるわけではありません。
決裁者マッチングサービスはきっかけの1つに過ぎず、企業同士がつながった後は良好な取引を行えるのか売上を伸ばすことができるのかは、それぞれの行動によって変わってきます。
そのため、決裁者マッチングサービスで業務を任せたとしても、確実に業績アップにつながるという保証はありません。
慎重に相手を見極めて長期的な視点で関係を築いていくことができるようにしましょう。
決裁者マッチングサービスを利用する際の注意点
決裁者マッチングサービスを利用するときは、注意点も把握しておく必要があります。
注意点を確認しておくことで、思わぬ事態になることを回避することも可能です。
以下のような注意点があるのでご覧ください。
・企業情報は追加で調べる
・思うようにマッチングできない場合もある
企業情報は追加で調べる
決裁者マッチングサービスを利用するときは、企業情報を追加で調査することも大事です。
サービスに登録されている情報だけでは、マッチングする相手がどのような企業なのか分かりにくい点があるからです。
内容は簡易的に表示されていることもあるため、マッチングサービスの内容だけで決定してしまうと、後になって後悔することもあります。
そのため、気になる企業や登録者が見つかったら場合も直ぐにマッチングするのではなく、ホームページなどを確認するなどして情報を集めて信頼性があるのか確認するようにしましょう。
企業情報などで信頼性に問題がないことを確認できれば契約を進めていくようにしてください。
思うようにマッチングできない場合もある
決済者マッチングサービスを利用しても、思うようにマッチングできない可能性もあります。
マッチングサービスの中には、お互いの条件がマッチして初めて決済者とつながることができます。
ただ、自分の条件に合う決済者を見つける際は時間がかかることもあり、予算やソースが限られているなら、希望した相手とマッチングするのが難しいことも覚えておきましょう。
決裁者マッチングサービスを選ぶポイント
決裁者マッチングサービスを選ぶときは、以下のポイントをあらかじめ確認しておきましょう。
・登録されている決裁者の人数やサービスの規模
・使いやすさ
それぞれのポイントを解説します。
登録されている決裁者の人数やサービスの規模
決裁者と出会う可能性を上げるためには、利用者の多いマッチングサービスを利用する必要があります。
サービスによっては関連する人数を公表しているものもありますので、一度調べてみるとよいでしょう。
また、決裁者として登録するときに審査があるものや実名での登録が必須のサービスも安心して利用できます。
使いやすさ
決裁者マッチングサービスは、パソコンで利用する者からスマートフォンのアプリで利用するものなど様々です。
スマートフォンのアプリでは、隙間時間に決裁者を探すことができて便利です。
その他の機能もサービスによって異なりますので、無料プランがあるものを利用して使いやすさを確かめてみることをおすすめします。
有料のサービスも、自社が導入したらどのくらいの決裁者とマッチングできそうか調べてくれるところもあります。
問い合わせして調べてみるとよいでしょう。
決裁者マッチングサービスで解決できること
決裁者マッチングサービスを利用することで、どのような問題を解決することができるのか知っておくことは大事です。
決裁者マッチングサービスを活用するなら、以下のような問題を解決できるため紹介しましょう。
営業の成功確立
企業にとって成約を決めることは利益を出す点で重要な一部です。
取引先が決定することで、今後大きな利益へと発展させていくことができるため、営業に力を入れているところは多いです。
ただ、新規顧客を開拓するために営業で成果を出すのは難しく、無駄に終わってしまうこともあるでしょう。
決裁者マッチングサービスであれば、最初から決裁者に提案することができるため、営業への成功率も格段にアップします。
営業で伸び悩んでいる場合は、課題の解決とすることができるでしょう。
意思決定
商談をまとめる際は意思決定が重要になります。
取引をするときに契約を交わす必要がありますが、その際に悩んでしまうなら意思決定が遅くなるため、契約が流れてしまうこともあるでしょう。
契約を結ぶときは一瞬の判断が重要になりますが、担当者1人では決定ができない状況もあり、上司や決裁者に相談するケースも少なくありません。
しかし、意思決定が遅いとビジネスの面でマイナスになることもあるため、企業の課題となる場合もあります。
その際に、決裁者マッチングサービスを活用するなら、決裁者と直接話せるため、意思決定もスムーズに行えるようになります。
スピードのある判断を行えやすくなり、課題解決とすることができるでしょう。
経験やノウハウ不足
経験やノウハウ不足による問題も決裁者マッチングサービスを利用することにより、解決することができます。
経験やノウハウ不足に陥るなら、プロジェクトが行き詰まってしまい進行が遅れてしまうこともあります。
事業をよりスムーズに進ませるためには、専門分野での深い知見や経験がないと決定が遅くなり、最悪の場合はプロジェクトが期日までに行えない場合もあるでしょう。
決裁者マッチングサービスを利用するなら、経験とノウハウを持った人に支援してもらうことができ、担当者もビジネススキルを吸収することができる場合もあります。
また、優秀な決裁者とつながることにより、経営課題の解決だけではなく、新たな分野において開拓することもでき、事業展開できる可能性も広げられます。
新しいく設立した企業であれば、決裁者マッチングサービスの活用は改善として前向きに考えられるでしょう。
決裁者マッチングサービス成功のコツ
決済者マッチングサービスを成功させるコツについても知っておきたいでしょう。
決裁者マッチングサービスを利用したとしても、ポイントを押さえておかなければ成功するとは限りません。
決裁者マッチングサービスを活用するときは以下のポイントを押さえておきましょう。
どのような目的で活用するのか明確にしておく
決裁者マッチングサービスを活用するときは、目的の明確化が大事です。
どのサービスを利用する際にも当てはまりますが、漠然として内容では自社の果たしたい目的を達成することは難しいです。
そのため、決裁者マッチングサービスを活用して意思決定を素早くさせたいのか、また営業成果の向上を図りたいのかしっかり確認することが大事です。
さらに、自社の強みとニーズを把握させておくことにより、どのような決裁者とマッチングすべきなのか方向性を確定させやすくもなります。
そのため、まずは目的を定めるために課題を分析し、その後にどのような条件で決裁者を探すのか明確にしてからマッチングを活用してください。
適切なコミュニケーションを図る
決裁者マッチングサービスを利用するときは、適切なコミュニケーションを図ることも大事です。
決裁者マッチングサービスで条件に合った決裁者を選ぶことができても、細かい部分についてはしっかり相談しなくてはいけません。
自分の条件だけを述べるようであれば、相手も嫌気がさしてしまい、マッチングできたとしても断られてしまう可能性もあるでしょう。
特に、コミュニケーションを図っておくべきなのは、費用と求める作業範囲です。
費用は最初にどのくらいの金額で行ってくれるのか確認しておかないと、後にトラブルに発展することもあります。
また作業範囲もコミュニケーション不足で曖昧だと相違によるトラブルになることもあるでしょう。
そのため、詳細な点まで話し合うようにしてください。
フィードバックを行う
決裁者と取引がスタートした後も、定期的にフィードバックをして成果の共有を行うべきです。
お互いの成果を評価し合うことにより、改善点や新たな取り組みについて話し合うことができます。
フィードバックなどがなく、相手に任せっきりにしているなら、企業の希望とマッチング相手との思い違いが発生することにより、業務だけでなく関係性も悪くなり今後のビジネスに支障が生じることもあるでしょう。
良い関係を築くためのポイントも押さえておきましょう。
おすすめ決裁者マッチングサービス5選を徹底比較
いくつかおすすめの決裁者マッチングサービスを紹介・比較していきます。
| 決裁者マッチングサービス名 | 特長 | 利用料金 | 運営会社 |
| アポチョク | 審査制のため、確実に売り込む価値のある人と出会える | 登録料と利用料が必要 | 株式会社Enjin |
| チラCEO | 日本国内最大級の決裁者マッチングサービス 登録者のうち72％が社長 直接売り込める可能性が高い |
無料プランと有料プランあり 有料プランはクレジットカード払い |
株式会社オンリーストーリー |
| CXOバンク | 実名で登録、審査制 コストなしで、良質な顧客・決済者と出会える |
完全無料で利用できる | CXOバンク株式会社 |
| 顧客バンク | 顧問が決裁者に商品やサービスを紹介してくれるので、決定がスムーズに進みやすい 多くの顧問が登録している |
有料プランのみ 顧客バンクを通じて出会った時の契約やマッチングは手数料0 |
株式会社顧問バンク |
| GMO CONNECT | 営業のための人脈拡大に利用できる 交流や、営業・チャット機能などが付属している |
無料法人プラン 月額 0円有料法人プラン（Lite） 月額 9,900円（税込み）有料法人プラン（Premium） 月額59,400円（税込み） |
GMOコネクト株式会社 |
アポチョク
・登録が完全審査制のため、安心して連絡が取れる
・直接決裁者にアプローチできる
・ハイクラスな経営者などとマッチングしやすい
アポチョクは株式会社Enjinが運営する決裁者マッチングサービスです。
利用には登録料と月額利用料が必要になります。
アポチョクに会員として登録すると、関連するジェントルクラブに登録している人とマッチングが可能になります。
ジェントルクラブとは、社会的に影響があり、それを提供できる人が登録できます。
登録する人の例として、社長・理事長や医院長などのハイクラスな人が挙げられます。
これらの人脈の人物と出会いたい場合は、アポチョクはおすすめの決裁者マッチングサービスです。
マッチングするジェントルクラブに登録する人は完全審査制のため、安心して連絡を取ることができます。
コミュニティ内の競合が起こらないために、サイト内では紳士協定を制定しています。
また、マッチングが終了したあとには決裁者と自分がお互いに評価を入力する機能があります。
評価をもとにマッチング相手を探すことで、より評判の良い決裁者と出会える仕組みが確立されています。
もちろん、決裁者と直接連絡が取れることでテレアポなどの手間が大幅に減らすことが期待できるでしょう。
チラCEO
・6,000人以上の登録者
・無料プランもあり、使用感を試せる
・日本国内最大級の決裁者マッチングサービス
チラCEOは株式会社オンリーストーリーが提供する決裁者マッチングサービスです。
サービスの登録者数は2022年3月現在で6,000人以上になり、勢いのあるマッチングサービスです。
無料のプランと有料のプランがあります。
有料のプランでは利用したい機能の内容により、さらに数種類のプランがあります。
どのような企業が紹介できそうか知りたい場合は、事前に問い合わせを行うと業種の分布や規模を無料で教えてもらえます。
利用前からこうした質問に答えてもらえるので、安心して利用できるでしょう。
CXOバンク
・実名制かつ審査制
・毎日3人の経営者とマッチングしてくれる
・完全無料で利用できる決裁者マッチングアプリ
CXOバンクはCXOバンク株式会社が提供する決裁者マッチングアプリです。
実名で登録する必要があります。
さらに登録も審査制のため、マッチングする相手も審査をクリアした優良な経営者・決裁者の可能性が高いです。
毎日3人の決裁者を紹介してもらえ、CXOバンクでは自社のPRやリリースを行うことも可能です。
これに対して決裁者が興味を持ち、マッチングに繋がることもあります。
会社の経営者や役員と人脈を作りたい人におすすめのアプリです。
現在のところ、完全無料で利用できるのも大きな特長です。
顧客バンク
・独立スタートプランとベーシックプランがある
・顧問を利用することで、決裁者にアプローチできる
・顧問は厳しい審査の上で登録できるため、安心して依頼できる
顧客バンクは株式会社顧問バンクが提供する決裁者マッチングサービスです。
決裁者を探しているときに、そこに繋がれる可能性のある顧問を紹介してもらえます。
公式HPによると登録している顧問の数は8,000人以上とのことです。
マッチングで繋がることのできる分野も、営業やマーケティング、管理部門や海外ビジネスなどと広いのが特長です。
顧問登録の際も、厳しい基準があるので安心してマッチングを依頼できます。
独立スタートプランとベーシックプランがありますが、大手企業まで営業の手がまわらない場合や、大きな案件を獲得したい場合に向いています。
GMO CONNECT
・ビジネスマッチングに特化している
・無料プランもある
・人脈を広げるために向いているサービス
GMO CONNECTはGMOコネクト株式会社が提供するビジネスマッチングサービスです。
ビジネスマッチングに特化したサービスを提供しています。
無料のプランもあり、まずは使用感を試してみるとよいでしょう。
決裁者だけとつながれるわけではありませんが、GMO CONNECTから始まるビジネスの人脈もあるでしょう。
営業の支援システムという位置づけです。
無料法人プランの他に、有料法人プラン（Lite）、有料法人プラン（Premium）があります。
オンライン交流会や企業検索や、コミュニティを利用できるなど機能が充実しているのが特長です。
まとめ：決裁者マッチングサービスで素早く繋がる！
本記事では、決裁者マッチングサービスのメリットから、選ぶポイント、おすすめの決裁者マッチングサービスを詳しく比較・紹介しました。
決裁権のある人と直接やり取りができるのは、大きなメリットです。
記事を参考に効率の良い営業方法の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。