会員管理システムを徹底比較【おすすめ5選】

会員管理をエクセルで行うのは大変。いいシステムを知りたい。

そんな悩みはありませんか。

会員管理システムを利用することで、よりスムーズに、必要な会員の情報を簡単に確認できます。

本記事では、会員管理システム導入のメリットから、選ぶポイント、おすすめの会員管理システムを詳しく紹介します。

会員管理システムとは

何か会員制のサービスを展開している際の会員を管理するシステムのことを指します。

会員管理を行うことで、次に会員が商品を購入するタイミングを予測したり、メッセージを送ったりなど分析や個別の広告などを効率的に行うことができます。

少人数であれば、エクセルなどでの管理もできるかもしれませんが、規模が大きくなるとシステムなしで管理するのは難しくなる可能性が高いです。

会員管理システムのメリット

会員管理システム導入のメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

・会員情報をリアルタイムで一括管理できる

・個別の広告など、効果的な宣伝ができる

・アンケートなどのサポートにより顧客の満足度を高めることができる

順番に説明していきましょう。

会員情報をリアルタイムで一括管理できる

エクセルでの会員管理を行っているお店もあるかもしれませんが、入力ミスや間違って別の会員の情報を削除してしまうなどの可能性が多くあります。

また入力の仕方もスタッフにより異なるため、統一した規格が必要になります。

その点、会員管理システムでは複数店舗の会員情報を、一括管理可能です。

また会員情報の登録画面もスタッフが入力しやすいよう作られており、ミスも少なくなります。

入力できる文字もフォームであらかじめ決まっているものが多く、ミスを起こさない仕組みもあります。

さらに、会員自身が入力する場合はスタッフの手間も減らすことができるためコストの削減にもつながるでしょう。

個別の広告など、効果的な宣伝ができる

会員管理は単に会員情報を管理するだけではありません。

会員が過去に購入したサービスや商品を分析することもできます。

これらの機能は会員管理システムによってサービスに幅がありますが、分析を行うことで顧客が次に商品を購入する可能性がある時期や、欲しい傾向の商品の傾向などもわかります。

分析結果をもとに、会員へ個別のシステムを利用しメッセージを送ることも可能です。

効果的なタイミングと適切な商品選定により、売り上げの向上も期待されます。

アンケートなどのサポートにより顧客の満足度を高めることができる

会員管理システムを導入するなら、アンケートフォーム機能やメルマガ配信、ステップメール機能などが備わっているため、顧客によってアプローチを変えることができます。

顧客に関して満足度を高めることができれば、購入意欲の促進となり企業の利益をさらに上げることにもつなげることができます。

また、顧客側も満足度が高いため継続して自社の商品購入やサービスを継続してくれやすくなり、優良顧客とすることもできるでしょう。

特に、初回の購入や利用は顧客にとっつ不安があるため、このタイミングでどうアプローチするのかがポイントになります。

アンケートを取り入れるなら、既存システムのどこを改善すれば良いのか分かって適切な対応をすることができ、コストもかけずに売上アップを図れるためメリットになるでしょう。

会員管理システムのデメリット

会員管理システムを導入するときはデメリットもあります。

しっかりデメリットを把握しておくことでマイナス面や損失を防ぐことができます。

設計や構築、運用などあらゆるコストを計算する必要がある

会員管理システムを利用する際は、コストの計算をする必要があります。

会員管理システムを導入するためには、運用のために初期費用や月額費用など、コストがかかるため、それぞれどれくらいの費用がかかるのか計算しておかなければいけません。

会員管理システムの導入による効率面のみを追求してコストを確認していなければ、運用を持続していくことができず、業務改革にならないこともあるからです。

また、コストをかけ過ぎてしまうと会社の経費を圧迫させてしまうことになり、経営に支障をもたらしてしまう場合もあります。

業務効率化は大事なポイントになりますが、コスト面は大事になるため、しっかり計算して持続的に運用を行えるように計画しましょう。

また、構築する際も手間がかかるので時間がかかることも予想されます。

どれくらいの期間により会員管理システムで正常に利用することができるのか、計算しておくようにしましょう。

個人情報の流出危機がある

会員管理システムを導入するなら、個人情報の流出危機があることも考慮しておくべきです。

会員から取得した個人情報を一元管理することになるため、内容を把握しやすくなり、共有することもできるため効率性を向上させることができます。

しかし、一元管理させることでアクセスがしやすくなるため、第三者からも情報が見られやすくなることも予想されます。

もし、会員情報が抜き取られてしまうと流出してしまうことになり、企業は信頼を損なうことになるでしょう。

信頼が無くなれば経営面にも大ダメージを受けることになり、運営自体が厳しい状態になる場合もあります。

そのため、関係のない人物がアクセスをしないように、権限の付与設定やセキュリティの強化などを行って流出しないように対策を講じる必要があるでしょう。

しっかり流出危機に備えて取り扱うことで、本来のメリットをしっかり得ることが可能です。

会員管理システムを運用するポイント

会員管理システムを導入するときは、運用ポイントを把握しておくべきです。

会員管理システムの運用ポイントを把握しておくことで効果を発揮することができ、予想した成果を得ることができます。

以下のポイントを紹介しましょう。

優良顧客への定義を行い対象範囲を設定

会員システムを運用するときは、優良顧客と休眠顧客への定義を行い、会員サービスの対象範囲を設定することが大事です。

優良顧客であれば会社の商品やサービスを利用してくれるため、利益を得やすくなります。

そのため、継続して利用してもらうために満足感を得てもらうように対策を講じることができます。

例えば、ポイントなどの特典を付与することで、引き続き商品購入やサービス利用を継続してもらうことができます。

休眠顧客の場合は登録はしていても、何もアクションをすることはありません。

そのため、メールなどを送信して会員として行動してもらうように、アプローチしていく必要があります。

どこからが優良顧客、または休眠顧客になるのか定義を決めるのは各企業によって異なるでしょう。

範囲を決定して顧客を分けるようにしてください。

ランク会員へのインセンティブを考える

会員で優良の人にはランク付けをして、さらに優劣を付けることもポイントです。

会員を細かくランク付けするなら、優先度の高い会員を見分けることができ、アプローチ方法の程度を変えることができます。

高ランクに位置付けする人にはポイント付与や割引など、いろいろな特典を与えることで、より購入促進などを高めることが可能です。

ランク付けしてインセンティブを与えるなら、他の会員にも購入促進を刺激できる可能性があるため、会員システムを活用して考えてみることができます。

会員管理システムを選ぶポイント

会員管理システムを選ぶときは、以下のポイントをあらかじめ確認しておきましょう。

・使いやすさ

・会員管理機能以外で必要とする機能

それぞれのポイントを解説します。

使いやすさ

会員管理システムでは、導入初心者向けのものから上級者向けのものまであります。

プログラミングの知識が必要とされるものもあります。

会員管理機能のみが必要な場合は、多数の機能が揃ったシステムを利用する必要はないのでシンプルなものを選ぶとよいでしょう。

無料トライアル期間があるものもあるので、利用して使い勝手が良いかを確かめてみることをおすすめします。

会員管理機能以外で必要とする機能

会員管理システムは、多くの場合オンラインレッスンサービスや商品やサービスの販売に必要なシステムに付随しています。

実際に、オンラインでの商品を販売・実店舗での管理にも便利な機能が多くついています。

自社には会員管理機能だけではなく、他にどのような機能が必要なのかを考えてみましょう。

会員管理を始めとし、施設管理・スタッフの管理など、ほぼすべての管理ができるシステムもあります。

分散させずに1つのシステムで管理できれば、コストの削減にもつながります。

おすすめ会員管理システム5選を徹底比較

ここでは、おすすめの会員管理システムを比較・紹介していきます。

MOSH

・スマートフォンだけで会員管理できる

・3ステップで簡単にサービスを利用できる

・不明点はLINEで質問できる

MOSHは、MOSH株式会社が提供する会員管理システムです。

MOSHの強みは、会員管理に必要なものがスマートフォンだけという点です。

会員管理のみを目的として利用した場合は、利用料はかかりません。

MOSHでは、売り上げが発生した場合に手数料として3.6%が必要となります（2022年1月8日現在）

しかし、それ以外の機能を利用する場合には利用料は発生しないため、初期費用や定額で必要な費用は0となっています。

もちろん、HPの作成や予約の受付、事前の決済機能などを利用できるのでオンラインでレッスンを行ったり、動画を配信したりにはもってこいのシステムです。

オンラインでサービスを提供し、販売するためには3ステップで準備ができるのも便利ですね。

システムを利用していてわからないことがあれば、LINEで質問することができます。

LINEによるカスタマーサポートは、9:00～22:00が対応時間です。

ヘルプページには、24時間質問に対応してくれるチャットbotもあり、簡単な質問であればこちらで解決する可能性もあります。

会員管理においては、予約管理機能の中の「顧客管理」から行うことができます。

Salesforce Marketing Cloud

・無料トライアル期間がある

・AIによる分析で顧客が購入する可能性の高い商品を予測

・スマートフォンにも対応したシステム

Salesforce Marketing Cloudは、株式会社セールスフォース・ジャパンが提供する会員管理システムです。

14日間の無料トライアル期間があるのが特長です。

Salesforce Marketing Cloudは、顧客情報をもとにCRMに活用することが可能となっています。

単に顧客情報を管理するだけではなく、顧客の購入履歴などをAIが分析してくれるため、同じ顧客が買う可能性の高い商品やサービスを予測してくれます。

顧客におすすめする商品などは、別のツールを使って分析する場合も多いですが、会員管理システムからCRMまでを一括で行うことができるのはSalesforce Marketing Cloudの大きな強みです。

その分、導入時には様々な準備が必要となります。

大きな企業や、データの構築ができる人材がいれば向いているでしょう。

今までの管理システムから、さらに一歩踏み出したい場合におすすめです。

使用の難易度は高めなので、無料トライアル期間を利用して運用が行えそうか確かめてみてください。

STORES予約

・150,000社以上の導入実績

・わかりやすい料金プラン

・無料トライアル期間がある

STORES予約は、STORES 株式会社が提供する会員管理システムです。

7日間の無料トライアル期間があるため、まずはそちらを利用して使い心地を確かめてみましょう。

STORES予約は多くの導入実績があります。

150,000社以上での導入は、安心して利用できるでしょう。

また、公式サイトでは料金プランとそれに対応して使用できる機能が詳細に示されています。

初めて導入する企業でも、スムーズに利用することができるでしょう。

顧客管理で便利なメルマガの配信や、予約をリマインドするメッセージの送信など様々な機能が利用できます。

もちろん会員管理も十分に行うことができるため、最初に利用するシステムとして候補に挙がってくるでしょう。

会員管理だけではなく、オプション機能を申し込めばLINEのアプリと連携して予約の受付を行うこともできます。

MiiT+

・初期費用と月額利用料が0

・クレジットカード以外の支払い方法も選べる

・会員管理機能も充実

MiiT+は、株式会社インターナショナルスポーツマーケティングが提供する会員管理システムです。

会員管理システムをクラウド上で利用できるため、様々な端末から利用することができます。

販売活動はもちろんのこと、協会や団体・ファンクラブや学会などシーンに合わせて利用可能です。

初期費用と月額利用料が無料なのは、大きな強みといえるでしょう。

会員管理では、条件に合った会員を検索できるだけでなく、メール配信やラベルの印刷もできます。

システムの利用料は、会員からの支払いが発生した場合に金額に応じて支払われる仕組みなので、会員管理機能のみの利用の場合は利用料はかかりません。

MiiT+では、支払いの方法が多数あるのも特徴です。

他の会員管理システムが、クレジットカード決済に限定しているものが多い中、MiiT+はコンビニ決済や口座振替など様々な方法を選ぶことができます。

顧客にとってもメリットとなるでしょう。

MiiT+は公式サイトもわかりやすいので、会員管理システムの導入を検討している場合は一度見てみることをおすすめします。

顧客管理の機能や、その他にできることがわかりやすく説明されています。

Hacomono

・スタッフの良さを生かし、生産性を向上させる

・また会員になっていない顧客を確認し、メッセージでアプローチ

・入退出連携でスクール運営などに対応

Hacomonoは、株式会社hacomonoが提供する会員管理システムです。

これ一つでオンライン授業を提供する企業や、実店舗での販売・サービスの販売を行う企業にすべて対応できます。

顧客管理機能が充実しているのはもちろんですが、施設内への入退館を記録する機能・アンケート・キャンペーンの機能まであります。

スタッフのシフト管理や、スポーツジムなどのロッカー管理など、必要な機能がすべて集約されているので安心です。

まだ会員になっていない顧客を抽出してメッセージを送れるなど、多機能です。

初期費用や月額利用料がかかりますが、その分充実した多数の機能を使えるシステムとなっています。

まとめ：会員管理システムを有効活用しよう！

本記事では、会員管理システム導入のメリットから、選ぶポイント、おすすめの会員管理システムを詳しく紹介しました。

無料で利用できるものや、決済が発生した時に利用料が必要になるものなど費用のかかりかたも種類があります。

無料トライアル期間を利用して、自社が使いやすいシステムを探すのがよいでしょう。

記事を参考に自社に合った会員管理システムを探してみてはいかがでしょうか。