「オフィスコンビニってなに?」
「オフィスコンビニを導入するメリットは?」
「オフィスコンビニを導入する際、どこを見て比較すればいい?」
会社の中にコンビニみたいなものがあればな...と感じているサラリーマン、OLの方はいませんか。
大きなビル内にテナントを借りている会社であれば、ビル内にコンビニが併設されているケースもあります。
その場合は不要ですが、そうでない会社にとってコンビニがあれば本当に嬉しいですよね...。
それを可能にしたのが、オフィスコンビニです。
本記事ではオフィスコンビニのメリット・比較ポイントについて解説します。
これからオフィスコンビニをの導入をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
オフィスコンビニとは
オフィスコンビニとは、社内にお菓子や飲み物を置き、無人で販売するサービスです。
おにぎり・サンドイッチなどの軽食や、日用品が買えるタイプもあり、忙しいサラリーマン・ОLにとって非常に役立ちます。
サービスによって決済方法も異なり、箱にお金を入れる・アプリにお金をチャージしかざすなどさまざまです。
福利厚生の一環としても導入する企業も多く、最近注目を集めています。
オフィスコンビニには2つのタイプがある
オフィスコンビニは、次の2つのタイプに分けられます。
- 備蓄タイプ
- 注文タイプ
それぞれについて、詳しく解説します。
備蓄タイプ
備蓄タイプは、会社に設置してある商品棚から社員が自由に商品を選び、購入し、支払うタイプです。
提供商品・決済方法はサービスによって異なります。
注意点は、商品補充の頻度です。
あまりにも品切れが多いと、オフィスコンビニの意味がなくなってしまいます。
なるべく短いスパンで商品補充のお願いをしましょう。
注文タイプ
注文タイプは、社員が注文した商品を会社まで配達してくれるタイプです。
提供商品・決済方法はサービスによって異なります。
注意点は、最低配達個数と配達時間です。
まとまった注文が必要な場合、配達してもらえず、結果街のコンビニへ買い物へ行くといった状況も考えられます。
注文してから商品が届くまでの時間があまりにも長い場合も、オフィスコンビニを利用する意味がなくなってしまいます。
オフィスコンビニのメリット
オフィスコンビニのメリットを以下にいくつかピックアップしました。
- 低コストで社員に喜ばれる福利厚生を提供できる
- 手間がかからない
- 災害時の非常食になる
- 街のコンビニより安い場合がある
順番に詳しく解説します。
低コストで社員に喜ばれる福利厚生を提供できる
オフィスコンビニのメリットは、圧倒的な手軽さと便利さです。
導入費用は無料で、ランニングコストとして電気代のみ企業が負担する場合がほとんでです。
低コストで社員に喜ばれる福利厚生を提供でき、企業のイメージアップにもつながります。
街のコンビニと同じように24時間利用可能のなので、残業がある企業にはぴったりです。
手間がかからない
オフィスコンビニの商品補充はオフィスコンビニの社員が、決済は社員自身が行うので、企業側の手間はほとんでありません。
商品の補充・清掃もオフィスコンビニの担当者が行います。
ただし、売り上げは全てオフィスコンビニのものになるので、導入しても利益にならないことは頭に入れておきましょう。
ほとんどのサービスは、導入費用が無料となっているので、気軽に利用できます。
災害時・非常時の非常食になる
オフィスコンビニサービスがあれば、万が一仕事中に災害が起き帰宅が困難になった場合、非常食として活用できます。
あらかじめ提供商品の中に、日持ちするカップラーメンやスナック菓子などを揃えておきましょう。
街のコンビニより安い場合がある
オフィスコンビニでは、店員を常駐させる必要がないので、人件費がかかりません。
その分が還元され、商品価格が安く設定されている場合があります。
外出しなくてもオフィス内で食べ物を安く購入できるのは、とても嬉しいですね。
オフィスコンビニのデメリット
とても便利なオフィスコンビニですが、以下のようなデメリットもあります。
- 従業員以外が社内に入る
- オンとオフの切り替えができなくなる
- 健康被害がある
順番に詳しく解説します。
従業員以外が社内に入る
オフィスコンビニを導入すると、商品補充や集金を行うために従業員以外の人間が会社に頻繁に出入りします。
問題が起こらないように、セキュリティ対応をしっかりしておく必要があります。
オフィスコンビニの社員が出入りする場所は、作業室を通らないところにするといった工夫をおこないましょう。
オンとオフの切り替えができなくなる
オフィスコンビニを導入すると、社員はいつでもお菓子やドリンクを食べたり飲んだりできます。
就業時間と休憩時間の区別がつきにくくなり、オンとオフの切り替えがうまくできず作業効率が低下してしまう可能性があります。
きちんとオンとオフを切り替える教育を下うえで導入しましょう。
健康被害がある
オフィスコンビニでいつでも食べ物や飲み物を買えるようになると、人によっては甘いものやジュースの大量摂取につながる恐れがあります。
生活習慣病になるといった可能性があるので、健康によい品ぞろえにするなど対策を十分にしなくてはいけません。
おすすめオフィスコンビニを比較!
では、早速おすすめのオフィスコンビニを比較していきましょう。
1.セブン自販機
言わずと知れた大手コンビニチェーンの㈱セブン-イレブン・ジャパンが運営するオフィスコンビニ、セブン自販機。
自販機と名がついていますが、食品も陳列されています。
特徴・注意点・条件・料金・決済方法・対象エリアを以下の一覧表にまとめました。
特徴 | ・最短4ヶ月で導入可能
・好きなセブンイレブン商品を置くことができる ・商品の補充や入れ替えはセブン自販機のスタッフが行ってくれる |
注意点 | ・設置スペースのコンセントの有無
・セブン自販機の設置スペースが確保できる |
条件 | ・1年以上の契約が可能
・1日の就業者数または施設利用人数が300人以上 |
料金 | ・導入費無料、利用料無料 |
決済方法 | ・電子マネーやキャッシュレス決済にも対応 |
対象エリア | ・全国 |
2.オフィスグリコ
オフィスグリコは、お菓子で有名な江崎グリコ㈱が提供する、オフィスコンビニです。
特徴・注意点・条件・料金・決済方法・対象エリアを以下の一覧表にまとめました。
特徴 | ・設置棚がコンパクトな形をしているので、設置スペースが狭くても問題なし ・オフィスグリコの訪問スタッフが品物入れ替えなどメンテナンスを全て対応 ・グリコ商品が選び放題 ・設置期間の縛りナシ |
注意点 | ・アイスや飲料水の設置も依頼する場合は、オフィスグリコの小型冷蔵庫を貸与(負担は電気代のみ) ・小型冷蔵庫貸与する場合は、別途設置スペースが必要 |
条件 | ・最低20人規模のオフィス以上から検討可能 |
料金 | ・設置費用無料 |
決済方法 | ・現金のみ(カエルの形をしたボックスに商品代金を投入) |
対象エリア | ・東京、千葉、埼玉、神奈川、愛知、福岡、大阪、京都、兵庫、広島が対象エリア(一部対象外の区域アリ) |
3.オフィスファミマ
オフィスファミマは、株式会社ファミリーマートが運営するコンパクトタイプのオフィスコンビニです。
特徴・注意点・条件・料金・決済方法・対象エリアを以下の一覧表にまとめました。
特徴 | ・段ボール一箱分ほどのコンパクトな専用販売ボックス ・常温で保存が可能なお菓子やカップラーメンをはじめとする加工食品や、日用品が陳列 ・申し込みから2週間で設置可能 ・トラブル時は365日受付可能なコールセンターにて対応 |
注意点 | 特になし |
条件 | ・100名以上の従業員さまが常駐するオフィス |
料金 | ・設置費用無料 |
決済方法 | ・現金のみ |
対象エリア | ・東京都内23区(一部対象外のエリアあり)、川崎、横浜が対象 |
4.おふぃすこんびに
おふぃすこんびには、㈱スリーピースが運営するドリンクに特化した冷蔵庫型のオフィスコンビニです。
特徴・注意点・条件・料金・決済方法・対象エリアを以下の一覧表にまとめました。
特徴 | ・有名メーカーのドリンク、お菓子、フード ・小型冷蔵庫を無料レンタル ・本格的コーヒーマシンを無料レンタル ・キャッシュバックあり(1万円利用の場合、300円キャッシュバック) ・1ヶ月のお試し設置可能 |
注意点 | 特になし |
条件 | ・10人以上の従業員が常駐 ・1日あたり500円以上の利用が想定できる |
料金 | ・設置費用無料 ・ドリンクは最安60円〜 |
決済方法 | ・現金 ・paypay |
対象エリア | ・東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫(一部対象外のエリアあり) |
オフィスコンビニの比較ポイント
オフィスコンビニは、大手を中心にさまざまな企業がサービスを展開しています。
どのサービスを選べばいいか迷わないためにも、比較ポイントを知っておくと安心です。
オフィスコンビニを比較検討する際に役立つポイントは、以下です。
- オフィスコンビニのタイプ
- 提供している商品の種類
- 商品棚の設置場所
- 商品の決済方法
- 利用可能エリア
- 利用条件
比較ポイントを知り、自社に最適なサービスを選びましょう。
順番に詳しく解説します。
1.オフィスコンビニのタイプ
先述した通りオフィスコンビニは「備蓄タイプ」と「注文タイプ」の2種類があります。
オフィスに商品棚を設置するスペースがない場合は注文タイプを、非常食としても期待している場合は、備蓄タイプを選びましょう。
2.提供している商品の種類
利用するサービスやプランによって品揃えが異なります。
常温商品のみでよいのか、冷蔵商品も欲しいのか、社員が欲している商品を判断し、過不足なく提供できるサービスやプランを選択してください。
3.商品棚の設置場所
備蓄タイプのオフィスコンビニは、社内のどこかにスペースを設け、商品棚を置かなければいけません。
商品棚を設置するスペースをあらかじめ確保しておきましょう。
冷蔵庫を設置するなら、電源も必要になります。
また、外部の人間が定期的に出入りすることになるので、セキュリティが万全な設置場所を選んでください。
4.商品の決済方法
商品の決済方法を確認しておきましょう。
ほとんどのオフィスコンビニは、社員がそれぞれ決済を行うシステムを採用しています。
決済方法には、大きく分けて「現金決済」と「電子マネー決済」の2種類があります。
現金決済は、集金箱を設置し管理するシステムです。
非常に手軽ですが、過不足が出た場合はどうするのか、管理は誰が行うのかといった問題点を考慮しなくてはいけません。
セキュリティ面や管理の手軽さを比較すると、電子マネー決済が安心です。
5.利用可能エリア
オフィスコンビニを選ぶ際は、自社の本社・支社すべてが利用可能エリアかどうか調べたうえで選びましょう。
こっちの支社では利用できるが、あっちの支社では利用できないとなると、福利厚生と言えなくなります。
エリアからぎりぎり外れているぐらいであれば、対応してもらえる可能性もあるので、一度オフィスコンビニサービスに問い合わせてみましょう。
6.利用条件
オフィスコンビニサービスによって、以下のような利用条件を設定している場合があります。
- 従業員数
- サービスの継続年数
- 一日の利用金額
自社の状況と条件がマッチするサービスを選びましょう。
オフィスコンビニを導入する際はルールを決めよう!
オフィスコンビニの導入を決めたら、あらかじめ次のような利用ルールを決めておきましょう。
- 同一商品の購入個数制限
- 持ち帰り可否
- 小銭の使用上限
- 差額発生時の対応
利用ルールを決めておくと、トラブル防止につながります。
まとめ:オフィスコンビニを導入して福利厚生を充実させよう
ここまでオフィスコンビニについてメリット・デメリットやおすすめのサービスを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
コストや手間をかけず、福利厚生を充実させられるオフィスコンビニに興味が出た方も多いでしょう。
どのオフィスコンビニを選ぶべきなのかは、企業によって異なります。
比較ポイントを参考に、ぜひオフィスコンビニをこの機会に検討してみてください。