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おすすめのセルフオーダーシステム徹底比較【6選】メリットや注意点も解説

セルフオーダーシステム徹底比較【5選】

飲食店やサービスを提供するお店では「人件費を減らしたい」「人為的なミスを減らしたい」と思う人もいるでしょう。

現在、多くの店でセルフオーダーシステムが導入されています。

経営者の色々な悩みを解決してくれるものもありますので、便利です。

本記事では、セルフオーダーシステム導入のメリットから、選ぶポイント、おすすめのセルフオーダーシステムを詳しく紹介します。

 

セルフオーダーシステムとは

セルフオーダーシステムにはいくつか種類があります。

近年急速に導入されているのが、タブレットオーダーとモバイルオーダーと呼ばれるものです。

タブレットオーダーとは、タブレットから注文ができるものです。

例えばファミリーレストランでは、店員さんを呼ばなくてもテーブルから注文できます。

モバイルオーダーとは、スマートフォンからお店の商品を注文できる注文方法です。

あらかじめ注文をしておくだけで、指定時刻に商品を取りに行くだけで並ぶ必要がないのがメリットです。

どちらも店側とお客さんにメリットがあります。

 

セルフオーダーシステムの主な種類

セルフオーダーシステムと一口に言っても、実は大きくわけて3種類のタイプが存在することをご存知でしょうか。

ここでは、セルフオーダーシステムの主な種類3つを紹介していきます。

タブレット型

タブレット型のセルフオーダーシステムは、iPadやLenovoといったタブレット端末に、専用のアプリケーションをダウンロードして使うタイプです。

そして、その端末を顧客用のテーブルにそれぞれ設置して、顧客自身でオーダーを行ってもらいます。

画面が大きく場所を取りやすい一方で、文字表示が見やすく年配の方にも使い勝手が良い点がメリットです。

また、タブレット端末だけではなく、アプリケーションがスマートフォンのOSに対応していればスマホでの運用も可能な点が魅力的です。

モバイル型

モバイル型のセルフオーダーシステムは、顧客自身のスマートフォンでQRコードを読み取り、セルフオーダー用のサイトにアクセスしてもらうタイプです。

顧客自身の手間はかかりますが、店舗側としての初期費用を安く抑えられますし、運用コストも節約できる点が魅力的です。

スマートフォンの操作に慣れている若年層が多い店舗だと、モバイル型でもスムーズに運用できる可能性が高い一方で、年配者が多い店舗では操作に手間取ってしまうおそれがある点に注意が必要となります。

POSレジ一体型

POSレジ一体型のセルフオーダーシステムは、店舗の売上や販売実績を管理するPOSレジシステムのオプション機能として利用できるタイプです。

システムによって、セルフオーダーに使用する端末や仕組みはさまざまですが、代表的なのがタブレット端末やスマートフォンにPOSレジシステム連携のセルフオーダー用アプリをダウンロードする方法です。

顧客はそのタブレット端末やスマートフォンを操作して、セルフオーダーを行います。

タブレット型と類似していますが、POSレジ一体型はPOSレジシステムと連携している点が特徴です。

セルフオーダーシステムで受けた注文情報が、POSレジシステムへ自動的に連携するため、入力の手間が省けるメリットがあります。

 

セルフオーダーシステム導入のメリット

セルフオーダーシステム導入のメリットは以下です。

・オーダーを取るためのスタッフが減らし、コストの削減につながる

・注文のミスが少なくなる

・感染症予防にもつながる

・外国人客への対応ができる

順番に説明していきましょう。

オーダーを取るためのスタッフが減らし、コストの削減につながる

セルフオーダーシステムの1番のメリットはコスト削減できることでしょう。

飲食店の場合、昼と夜はお客さんが増えスタッフがたくさん必要になります。

しかし、ピークを過ぎると必要なスタッフの人数は急激に減ります。

注文を取るスタッフの一部がセルフオーダーシステムで代用できることにより、ピーク時に必要な人員を減らすことができます。

システムだけを常時稼働させておけば、厨房の調理を中心にスタッフを配置すればよいことになります。

慌ただしい時間帯の負担軽減にもつながるでしょう。

注文のミスが少なくなる

タブレットオーダーもモバイルオーダーも、お客さんが自分で商品を選んで注文するシステムです。

注文の確定をした人もお客さんなので、店のスタッフが注文を間違えて登録することがありません。

スタッフによる注文の受付では、後から「この商品は注文していない」などのクレームが入ることもあります。

セルフオーダーシステムでは購入者自身が注文を確定するので、このような事態は少なくなります。

もちろん既存のスタッフによるオーダー受付と、セルフオーダーシステムを併用するのもよいでしょう。

セルフオーダーシステムが使えない人のために、併用する店舗も多くあります。

感染症予防にもつながる

セルフオーダーシステムが普及したのは、非対面での注文が可能になるためです。

タブレットオーダーでは、注文や会計まで非対面で完結するものもあります。

モバイルオーダーでは、注文して決まった時間にお店に商品を取りに行くだけなので店に滞在する時間が大幅に削減できます。

長時間の滞在を避け、店内の混雑を防ぐことが感染予防に繋がりますのでセルフオーダーシステムは感染症予防にもつながるといえます。

外国人客への対応ができる

セルフオーダーシステムのほとんどは、日本語だけではなく英語や中国語など、複数の外国語に対応可能となっています。

インバウンドの需要が高まる昨今においては、いかに外国人客へ対応していくかが、店舗の売上を大きく左右すると言っても過言ではありません。

しかし、外国語を話せる従業員がおらず、外国人客へスムーズに対応できないという店舗は少なくないでしょう。

そこで、外国語に対応したセルフオーダーシステムを導入すれば、顧客自身の母国語にシステムを切り替えて、セルフオーダーをしてもらうことが可能になります。

そのため、外国人客が来店した際でも、慌てることなくスムーズにオーダーを受けられるメリットを期待できます。

 

セルフオーダーシステム導入時の注意点

セルフオーダーシステムにはさまざまなメリットがありますが、その一方でデメリットや導入時の注意点も存在しています。

それでは、セルフオーダーシステム導入時の注意点を解説していきます。

顧客とのコミュニケーションが希薄になる

従業員が顧客から直接オーダーを受ける従来の方法には、顧客と従業員との間でコミュニケーションを取りやすいというメリットがありました。

しかし、セルフオーダーシステムを導入すると、こうしたコミュニケーションが希薄になりがちです。

店舗によっては、丁寧な接客対応や料理メニューの紹介など、従業員と顧客とのコミュニケーションを売りにしている場合もあることでしょう。

このような場合は、おすすめメニューの説明を行うようにしたり、セルフオーダーシステム導入で節約できたコストをほかの部分に充てて、顧客満足度を落とさないようにしたりといった対策が必要です。

セルフオーダーの操作が難しい顧客もいる

セルフオーダーシステムでは、顧客自身がタブレット端末やスマートフォンを操作する必要があります。

こうしたデジタル機器の操作に慣れている人や若年層であれば問題はないかもしれませんが、年配の方が多く来店する店舗では注意が必要です。

このような店舗では、操作がわかりやすいシステムや表示される文字が大きいシステムを選ぶのがおすすめです。

ネットワークや端末のトラブルが発生するリスク

セルフオーダーシステムで使用する端末や、通信を行うためのネットワークに何らかのトラブルが発生するリスクには注意が必要です。

顧客が端末を故障させてしまったり、店舗のネットワークに障害が発生したりすると、セルフオーダーシステムを運用できなくなってしまいます。

このようなリスクをあらかじめ想定したうえで、対策として従業員自身がオーダーを受ける仕組みを用意しておくのがおすすめです。

 

セルフオーダーシステムを選ぶポイント

セルフオーダーシステムを選ぶときは、以下のポイントをあらかじめ確認しておきましょう。

・お店のサービスと合ったシステムか

・必要なサポートがあるか

・必要なコスト

それぞれのポイントを解説します。

お店のサービスと合ったシステムか

セルフオーダーシステムは各サービスで、細かく設定できる内容が異なります。

店内のテーブルの数や、対応する人数やメニューの登録など、店で使用しやすいものを導入しましょう。

必要なサポートがあるか

わからないことがあったら、すぐに質問できるサポートがあると安心です。

タブレットやモバイルオーダーに詳しくない人でも、気軽に始めることができます。

トラブル発生時の対応も、サービスを調べるときに一緒に確認しておきましょう。

必要なコスト

セルフオーダーシステムには様々なプランがあります。

例えばタブレットオーダーのセルフオーダーシステムでは、テーブルの上に置くタブレット端末のレンタル料金が含まれるものもあります。

しかし、自社で端末を準備するシステムもあり、そうした場合に手間はかかりますがコストを抑えることができます。

システムのみを利用するか、端末もまとめて利用するかなど検討しましょう。

 

セルフオーダーシステムを導入する際の手順

セルフオーダーシステムを導入するときは、手順について確認しておくことが大事です。

どのような手順で行うことができるのか確認しておくなら、スムーズに進めていくことが可能です。

セルフオーダーシステムを導入するときは以下のような流れで行うことができます。

ヒアリングをして提案する

セルフオーダーシステムを導入する際は、まずお問い合わせなどからヒアリングを行うことが大事です。

公式サイトなどで業務内容を確認したとしても、実際に予想していた内容と業者側の提案が違うということも十分あり得ます。

また、端末のレイアウトだけでも店舗をコンセプトに合わせてデザインできるところもあれば、メニューの画像サイズやレイアウトを整列することによってお客さんから見やすく固定レイアウトなど、種類も様々です。

セルフオーダーのシステム画面だけでも、いろいろな種類があるため、費用面や機能を合わせてしっかり確認しておくことが大事です。

そのため、まずは選定した業者に問い合わせして、内容を詰めていくようにしましょう。

見積もりと発注を行う

セルフオーダーシステムで内容に問題が無いようなら、見積もりを行いましょう。

予算や補償内容、サポートなどはとても重要なため、しっかり考慮してから発注するべきです。

例えば、セルフオーダーシステムによっては、24時間365日サポートを対応してもらえるところもあれば、時間が決まっていて対応してもらえない場合もあります。

また、部品ごとに端末を交換してもらえるのか、それとも別途で費用がかかるのかも確認しておくことが大事です。

初期費用やランニングコストも考慮しておくべき内容ですが、不測の事態が発生した場合の追加費用も確認しておくべきなので、コストのバランスも考えて発注しましょう。

工事と運用準備を行う

工事はメーカーが全て対応してくれるため、自社で行うことはありません。

ただ、工事を行う日取りは確認しておくべきなので、しっかり打ち合わせをしておく必要があります。

また、日程以外に運用に関する点で細かい点を確認しておきたいなら、最後の段階になるまで質問しておくべきです。

例えば、使用するタブレットに防水性はあるのか、メニューを増やす方法などです。

細かい点について確認しておかないと工事後に思わぬ事態になってトラブルになる場合もあるため、最後のチェックをして工事してもらいましょう。

テスト運用とトレーニングを行う

セルフオーダーシステムの工事を行った後は、システムがしっかり起動するのか確認する必要があります。

テスト運用を行ってシステムに不備がないようなら、実践に向けて進めていくことができ、何か不具合が生じたようなら、その際に問題をチェックして改善してもらうようにすべきです。

テスト運用後は、スタッフがセルフオーダーの説明や連携を取れるようにトレーニングする必要もあります。

メーカーによっては店員の教育のためにマニュアルを作成してもらうこともできるため、問い合わせしてみましょう。

本格的に稼働する

セルフオーダーシステムが運用できるようになったなら、端末を利用して運営していきます。

端末を利用してオーダーを取り、始めはシステムがしっかり機能できているのか確認するようにしましょう。

オープンしたばかりの数日は、メーカーが様子を見てくれることもあります。

店舗の運営や費用対効果などで改善する必要があるのなら、対策を講じるようにしましょう。

 

 

おすすめのセルフオーダーシステム6選を徹底比較

ここでは、おすすめのセルフオーダーシステムをいくつか紹介・比較します。

セルフオーダーシステム名 オーダーのタイプ 特長 サポート
QRfood モバイルオーダー アプリ登録者数2億1千万人
日本語・中国語・英語の多言語対応
メニュー管理やアプリ内決済も簡単にできる
メール、電話
メニウくん タブレットオーダー 業界NO.1の導入実績
大手ファストフード店を中心に導入されている
メール、電話
MAXNAVI neo タブレットオーダー 英語と中国語にも対応
おすすめ商品を一定時間ごとに端末に表示できる
メール、電話
Air menu タブレットオーダー 英語と中国語にも対応
端末のタブレット化により低コストで導入できる
メール、電話
L.B.B.Cloud モバイルオーダー LINE公式アカウント・stera terminal・スマレジと連携可能
お客さんにメルマガやクーポン券を配布できる
メール、電話
blayn mobile order モバイルオーダー 全国6,500店舗に導入実績あり
クーポンの配信で集客を増やす
メール、電話

 

QRfood

QRfood

・アプリ登録者数2億1千万人

・日本語/中国語/英語の多言語対応

・メニュー管理やアプリ内決済も簡単にできる

 

QRfoodはアジアを中心に幅広く利用されている世界最大規模のモバイルオーダーサービスです。

日本でのユーザーが増えてくると、アプリユーザー(中国人がメイン)に対して店舗紹介を行い、インバウンドが見込める唯一無二のサービスです。

お客様は、自身のスマートフォンでQRコードを読み取り、メニューを閲覧でき、すぐに注文できます。

クレジットカードやAli Pay、We chatペイなど、オンライン決済に対応しており、負担のないテーブル会計が可能です。

非対面で注文できるため、店員やお客様の感染リスク対策にもなります。

オーダー業務が軽減されるため、人件費の削減ができたり、紙メニューが不要になるので、制作コストの作成や更新の手間も減ります。

日本語・中国語・英語の多言語対応のため、海外のお客様にも安心してご利用いただけます。

 

 

 

メニウくん

メニウくん

・タブレットオーダー導入NO.1

・特許取得の商品画面で魅力が伝わりやすい

・特許取得のスワップ機能で、端末故障時もすぐに使用可能に

 

メニウくんは4,000店舗以上に導入されているタブレットオーダーサービスです。

KFCや牛角、かっぱ寿司など有名なチェーン店でも導入されており、安心して利用できるでしょう。

また、フリーレイアウト機能があり従来の区切られたマスのような商品ページとは異なる見やすい演出ができます。

こちらの機能は特許取得済みのものです。

他にも忙しいお店に助かるスワップ機能があります。

端末が故障したときに別の端末を準備し、充電器を差しかえるだけでそのテーブルの端末として使用可能です。

テーブル番号などを設定しなおす必要がないのがメリットです。

再設定の時間をなくして、すぐにそのテーブルを利用可能にできるのも負担軽減に繋がります。

 

 

 

MAXNAVI neo

MAXNAVI neo

・日本語・英語・中国語に対応

・食事が開始してから一定時間ごとにおすすめの商品を紹介

・アンケートも端末で完了

 

MAXNAVI neoは日本語・英語・中国語に対応したタブレットオーダーサービスです。

公式HPでの機能紹介も大変わかりやすいので、一度見てみることをおすすめします。

「オススメPOP-UP」機能では、食事が開始してから30分後、60分後、90分後にそれぞれ合わせた商品を通知してくれます。

デザートをもう一品、など売り上げ向上にも貢献してくれます。

またアンケート機能も実装されており、レジで用紙を配る必要もありません。

商品を食べた直後の方が、記憶に新しくリアルな感想が集められるでしょう。

 

 

 

Air menu

・日本語・英語・中国語に対応

・割り勘金額の表示や現在の利用金額も簡単に表示

・品切れの入力も簡単でスタッフも操作しやすい

 

Air menuは日本語・英語・中国語に対応したタブレットオーダーサービスです。

テーブルの端末からは、今までに注文した商品や合計金額・割り勘の金額などをすぐに確認できます。

お客さんにもわかりやすい端末です。

タブレットオーダーを利用すると、注文し忘れた商品を気軽に追加注文できることや、そのためにスタッフが動く必要がないことです。

Air menuでは、商品が品切れになったときも簡単に品切れ表示に切り替えることができます。

感覚的に利用しやすいタブレットオーダーだといえるでしょう。

 

 

 

L.B.B.Cloud

L.B.B.Cloud

・最短1週間で導入できる

・飲食店だけでなく、イベントやアパレルにも対応できる

・飲食店の場合は無料プランもある

 

L.B.B.Cloudは最短1週間で導入できるモバイルオーダーサービスです。

飲食店が利用する場合は、イートインまたはテイクアウトが無料プランで利用できます。

Basicプランは月額1,1000円でイートインとテイクアウト対応・モバイル決済・メール送信機能も追加で利用可能です。

Proプランは月額16,500円でLINE送信機能も利用できます。

近年LINEと連携したモバイルオーダーが人気のため、Proプランの利用店舗も多いでしょう。

さらにL.B.B.Cloudでは飲食店だけではなく、商業施設プランやリテールプランもあります。

こちらはフードコート内での利用や、催事場での短期出店・アパレルなどの小売店にも対応しています。

飲食店ではないけれど、モバイルオーダーを活用してみたい方におすすすめです。

 

 

 

blayn mobile order

blayn mobile order

・全プランに電話によるサポートがついている

・集客までおこなうプランもある

・店の利用回数も把握でき、顧客に合わせた声掛けが可能になる

 

blayn mobile orderは2つのプランがあるモバイルオーダーサービスです。

モバイルオーダープランは月額21,780円(税込)です。

スマートフォンから注文可能で、LINEとの連携によりお店のリピート利用を促進できます。

LINE集客プランは月額32,780円(税込)です。

モバイルオーダープランに追加して、クーポンの配信や集客効果の分析が行えます。

お店の売り上げを伸ばすために、広告なども含めて丸ごとお任せしたい場合におすすめです。

近年多くの人がLINEを利用しており、お店のQRコードを読み取り友達追加、クーポンの配信やメッセージを送ることで集客するのも有効な手段でしょう。

 

 

 

まとめ:セルフオーダーシステムを比較し、注文の効率化!

本記事では、セルフオーダーシステム導入のメリットから、選ぶポイント、おすすめのセルフオーダーシステムを詳しく紹介しました。

忙しいスタッフの負担を減らせるだけでなく、売り上げUPにも効果のあるセルフオーダーシステムは検討する価値のあるサービスでしょう。

記事を参考にお店に合ったセルフオーダーシステムを探してみてはいかがでしょうか。

 

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