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仕事へ行きたくない気持ちの理由は?対処法やリフレッシュ法を徹底解説!NG行動も紹介。

朝目が覚めると「会社へ行きたくない」といった経験をする人は、多いのではないでしょうか。

無理に出勤しても、「気持ちが沈んでしまう」「足が重く感じる」、そしてそれが「甘えなのかも」と自己嫌悪に陥る。それは、単純にめんどくさいという気持ちではなく、深刻な心の悩みの可能性もあります。

「会社へ行きたくない」といった理由を把握し、対処法やリフレッシュ法を紹介しています。

少しでも、辛い気持ちが楽になるように参考にしてください。

 

仕事へ行きたくないは甘えではない

「仕事へ行きたくない」と思うことは、決して珍しくありません。誰もが少なからず、感じていることです。

とあるアンケート調査によると、「仕事に行きたくない」と思う人は9割以上。

さらに、朝起きたタイミングが一番「行きたくない」と感じています。

この結果から、「仕事へ行きたくない」という気持ちを持つことは一般的なことで、決して甘えているとはいえません。

 

仕事へ行きたくない理由

仕事へ行きたくない理由は「ある期間のみに感じる短期的な気持ち」と、「毎日長時間感じる気持ち」があります。

主に、自分がどの理由に当てはまっているか、チェックしてください。

めんどくさいや気分が乗らない

休み明けの初日に感じる「行きたくないなぁ」は、仕事の日がスタートすることへのめんどくさい気持ちが原因です。

休み時間の楽しさやリラックスした気持ちと、仕事の日の緊張感とのギャップが、「めんどくさい」「気乗りしない」となります。

仕事がスタートする前日の夕方頃から、だんだんと憂鬱な気分になる「サザエさん症候群」という症状がみられます。

 

作業が多くて体力的に疲れている

・人手不足で仕事量がハード

・仕事がはかどらず、残業や家に持ち帰る

・慢性的な残業や休日出勤がある

このように、仕事量がハードな場合が続くと、休みを取っても、なかなか疲れがとれないでしょう。

いくら好きな仕事でも、体力的な疲れは、精神的に辛くなります。十分に休みが取れているか、自分で振り返りましょう。

 

人間関係に悩んでいる

「仕事へ行きたくない」理由で、最も多いのは「職場での人間関係」です。

上司や先輩にきつく当たられる、同僚に悪口を言われる、自分ばかり八つ当たりに合うなどは、気になって憂鬱になります。

仕事上、人付き合いは避けられないので、仕事へ行きたくない理由にもなりやすいでしょう。

 

ミスや業績へのプレッシャーを感じる

仕事では何をしても上手くやれる人と、本人が注意しても失敗しやすい人もいます。

仕事のミスで上司に怒られると、気持ちが落ち込みます。

また、仕事への責任感から必要以上のプレッシャーを感じると、仕事に行きたくない気持ちが自然に湧いてくるでしょう。

仕事へ責任感を持つことや努力することは必要ですが、過度なプレッシャーや叱責に耐えるべきではありません。

 

やりがいがもてない

仕事へのやりがいを感じられないことは、仕事へ行きたくない理由になります。

人の役に立っているという実感がない、自分でなくてもよいのではないかと満足感を得られない、自分が思っていたことと違う仕事内容である、といった状況は、仕事へのモチベーションを見いだせません。仕事は生活費を稼ぐものと割り切っても、なかなか負のループから抜けられないでしょう。

 

通勤がストレスである

通勤のストレスが、仕事に行きたくない理由に繋がることもあります。

満員の状況や長時間かけての通勤によって、体力的に疲れてしまうでしょう。

行きはまだよいのですが、帰りは、仕事で疲れた身体で長時間かけて戻ることを考えると、ストレスになります。

 

役職への重圧を感じる

役職が上がれば、責任感が大きくなり、周囲の期待も上がっていきます。

給与が上がり、やる気を感じる一方、部下の指導に苦労したり、重役からの圧力を感じたりすることも同時に増えるでしょう。

責任感を強く感じ過ぎると、プレッシャーに押しつぶされてしまいます。

プレッシャーに耐え続けるだけだと、会社へ行く気力もなくなってしまうでしょう。

 

給与や待遇に不満がある

給与や休日、福利厚生に不満があると、会社へ行く気力も低下します。

例えば、給与が低くて、満足に生活できないことです。

また、売り上げに貢献できても、正しく評価してもらえないことや、「なぜあの人が」というように、評価基準が不透明であることも、会社に行きたくない気持ちが強くなります。

 

パワハラなどの職場環境が悪い

パワハラや労働時間の超過などは、仕事へ行きたくない理由になります。

上司に過度な叱責を受けることや、結婚や出産について嫌味を言われること、有給が取りづらい職場環境といった、ハラスメント経験は少なくありません。

とある調査では、「会社へ行きたくない理由」に、パワハラやセクハラと答えた方が79人いました。

誰かが常に怒られている環境や役職などを乱用した環境は常に緊張感があり、仕事へのやる気も起こりません。

 

 

仕事へ行きたくない時のモチベーションの上げ方

一時的に感じる「仕事へ行きたくない」気持ちをリフレッシュできる、簡単な方法について、紹介します。

楽しみやご褒美を見つける

自分へのご褒美や、楽しみは気持ちをリフレッシュさせるには効果的です。

女性でスイーツを食べるといったリフレッシュ法を実践している方は多いのではないでしょうか。

甘いものに含まれる砂糖は、栄養源になるだけではなく、心身をリラックスさせます。

他にも仕事終わりは大好きなアイドルの映像を見ることや、休日に旅行や趣味といった、楽しみを設けることは、ストレス解消や生きがいが増えるといった、メリットがあります。

 

音楽でリラックスする

音楽には様々な効果があり、それを有効活用すれば、行きたくない気持ちを和らげます。

音楽効果とは以下の通りです。

・ストレスや不安の緩和

・安眠効果

・集中力アップ

・気分を盛り上げる

気分を盛り上げたいときは、重低音のハードロックのような音楽。ストレス解消には、悲しい時は悲しい曲というように、自分の気分に合った曲がストレス緩和になります。

ぜひ、目的に合わせて、使い分けてください。

 

朝にリフレッシュタイムを設ける

出勤前に「モーニングルーティン」を実践するだけでも、モチベーションアップが期待できます。

朝起きて太陽の光を浴びることで、脳の働きが活発になり、効率よく時間を使えます。

ストレッチすれば、代謝アップになり、身体の不調が緩和できる。食欲が出て、健康的になれるでしょう。

また、眠くて頭がボーっとする人は、シャワーがおすすめです。やや熱めの温度で、シャキッと目覚められます。

このように、ちょっとしたルーティンを取り入れることで、その日の仕事へのやる気をアップさせてくれるでしょう。

 

生活習慣を見直す

仕事とプライベートは密接な関係にあり、仕事のパフォーマンスを上げるためには、プライベート(生活習慣)の改善が欠かせません。

・睡眠時間の確保:夜更かしせずに早起きの習慣をつける

・運動習慣をつける:脳の活性化になり、ストレスの軽減になる

・食生活の改善:栄養バランスの良い食事で、疲労回復し、集中力アップ

特に、暴飲暴食や偏食は逆に疲労やストレスを招くことになります。

少しでもやる気をアップするためにも、生活習慣を見直しましょう。

 

ポジティブな言葉を発する

言葉には、脳を変える作用があり、言葉を上手く活用することで、モチベーションを上げられます。

つまり、ポジティブな言葉を意識的に言い聞かせると、モチベーションやパフォーマンスが上がり、言葉通りの行動を取りやすくなる、ということです。

自分に良い暗示をかけるために、鏡に向かって、積極的にポジティブな言葉をかけてください。

 

 

仕事へのモチベーションの上げ方

仕事へのやりがいが感じられない方や、仕事の意義を見いだせず、やる気が出ないという方向けに、仕事に対してのモチベーションを上げる方法について、紹介します。

スキルアップのため勉強する

仕事へのモチベーションを上げるために、仕事のスキルアップを目指しましょう。

スキルアップすることで、周りの評価も変わり、自分への自信へと繋がります。視野が広がったり、違った視点を持ったり、仕事の向き合い方が変わるでしょう。

また、現在の仕事とは違う自分の能力を広げる努力をすれば、仕事の幅も広がるでしょう。

今の仕事だけではなく、別の仕事を選択できる可能性が増えます。

 

タスクと振り返りで成功体験を積む

仕事への自信は日々の行動の積み重ねしかありません。

「自分には何もない」「人よりも優れた能力がない」といった不安は、周りの人を遠ざけ、チャンスが来ることもありません。

やがて、仕事へ行きたくない要因となるでしょう。

仕事の目標を立て、目標を達成できるように、日々のタスクをこなしてください。

また、それを振り返ることで、自分の成長を感じられるので、おすすめです。

 

キャリアプランを考える

自分の数年先や40代、50代と大きなスパンでキャリアプランを考えることは、仕事へのモチベーションを上げてくれます。

改めて、自分のキャリアプランを見直すことで、本当は何がしたいのかを再認識できるでしょう。

また、キャリアプランは年代によって変わります。

20代:専門性や仕事での成功体験

30代:実績に加え、リーダー経験

40代:マネジメント経験など

今やるべき目標が見えてくれば、仕事へのやる気も自然に出てきます。

 

 

仕事へ行きたくない時の対処法

長期的、慢性的に感じる仕事へ行きたくない時は、今の状況を改善することを最優先で考えましょう。

具体的な対処法は以下のようになります。

 

なぜ行きたくないか理由を洗い出す

自分がなぜ、会社へ行きたくないか向き合うことで、解決法がわかることもあります。

恥ずかしさやネガティブな気持ちになることもあるでしょうが、包み隠さず書きましょう。

書き出すことで、自分の悩みが整理され、モヤモヤが晴れて楽になります。

しかし、心が疲れている、自己肯定感が下がっている状態ならば、まずは心の疲れを取ることが先決です。

 

上司や親しい人へ相談する

親しい人や信頼できる上司に相談することで、心が楽になるでしょう。

特に上司であれば、自分とは違った視点でアドバイスしてくれ、新たな気付きになるかもしれません。

また、仲の良い友達に話して、共感してくれるだけでも、ストレス発散になります。

 

仕事を休んでリフレッシュする

仕事をしたくない気持ちがどうしても解決しない時は、休んでみると、気持ちがリフレッシュできるでしょう。

休むことに罪悪感を持つかもしれませんが、有給として取得すれば、問題ありません。

気分転換することで、仕事に対して前向きになれるのならば、必要な休みだと思って取得してみましょう。

 

通勤負担軽減のために引っ越す

職場に近いところに引っ越すことで、仕事に行きたくない気持ちを軽減できます。

引っ越しになると費用がかかるなどハードルが高いですが、時間のロスや精神的な苦痛が減るメリットがあります。

1日数時間の時間が、1年になれば数日通勤にロスしていると考えられ、引っ越しも試す価値があるでしょう。

 

テレワークに変える

通勤とテレワークのハイブリッドワークを導入している企業も増えているため、思い切って、テレワークを増やせるよう申請してもよいでしょう。

一人でする作業は、テレワークの方がはかどることが多く、進捗状況やコミュニケーションはツールを利用すれば、問題ありません。

職種は限定されますが、在宅に切り替えると、通勤するよりは気持ちが楽になります。

 

部署異動を申し出る

少しハードルが高いですが、自分の希望の部署に異動申請をすれば、環境を変えられます。

同じ職場内の人間関係に悩んでいるならば、同僚や上司を変えることは出来ませんが、自分が異動すれば、気持ちが楽になるでしょう。

転職するよりもリスクが低く出来ます。

異動先がやりたかった部署ならば、やりがいも見いだせるかもしれません。

 

総合労働相談コーナーを利用する

総合労働相談コーナーとは、解雇や給与の引き下げからいじめやパワハラなどのあらゆる分野の労働問題を相談する機関です。全国の労働基準監督署内に設けられています。

無料で、予約なし、秘密厳守なので、一度相談してみましょう。

それでも、解決できない場合は、まずは無料の弁護士相談などを利用することをおすすめします。

事前に問題を整理していくと、話もスムーズに進みます。

 

転職活動する

職場環境が悪いことや人間関係に悩みがある、自分がやりたい仕事が別にあるのならば、転職するのもおすすめです。

転職する基準は慢性的に仕事へ行きたくない気持ちが続いており、改善されないことです。

自分の市場価値を判断し、サポートしてくれる、転職エージェントを利用すると、力強い味方になってくれます。

 

 

仕事へ行きたくないSOSのサインをチェック

「仕事へ行きたくない」が心や体にSOSとしてサインが出ている場合は、早急に対応する必要があります。

以下に当てはまっていないか、チェックしてください。

夜が眠れない

仕事のことを考えると、不安で夜が眠れない、または眠りが浅いといった状況は、心の疲れが理由の一因となっています。

緊張して、落ち着かない感情が、眠りを妨げます。

起こった出来事をいつまでも引きずって、気分が落ち込むなどと思い当たる場合は、早めにカウンセラーや専門医に相談しましょう。

 

自然に涙が出る

朝や夜になると涙が出ることや、理由もなく突然涙が出てくる状況は、心の病のサインの可能性があります。

心の病は、脳の感情が作り出す働きがおかしくなることです。

気分が落ち込む日が続き、自分で感情のコントロールが出来ない状態ならば、すぐに仕事に行くのを辞めましょう。

 

お腹が痛いや気もちが悪くなる

仕事の前など緊張状態になると、お腹が急に痛くなることや、気持ちが悪く、吐いてしまうなどの状態も、心のサインの可能性があります。

気持ち悪いは明らかな原因がなくても起こります。また、お腹が痛い状態は、何日もお腹を下したり、お通じがないなどの状態が続くこともあります。

別の病気の可能性もあるので、悪くならないうちに、早めに受診しましょう。

 

身体が動かない

朝起き上がれない、身体のコントロールが効かないなどの状態は、重度の心の病のサインです。

身体に異常がない状態にもかかわらず、体が動かなくなります。

また、心臓がどきどきして、息苦しさを感じるなどの状態もあるので、身体が動けなくなる前に、早めに気付いて対応してください。

 

 

仕事へ行くことが辛い時の対処法

心の疲れや病のサインが出たら、または、サインが出なくても、異変を感じたら、すぐに以下の対応をしましょう。

専門医やカウンセラーへの相談

企業によっては、カウンセラーを設けているところもあります。

カウンセラーは、相談者の話を聞きだして、問題を解決する手助けをしてくれます。

相談者が話しやすい雰囲気づくりや質問の仕方をし、話した内容から問題を発見し、解決へと導きます。

家族や親しい友人にも相談できない人は、カウンセラーであれば、話せるでしょう。

専門医は病名を診断し、治療や症状を和らげる薬を出せます。

心の悩みを解決したいならば、まずはカウンセラーに相談することをおすすめします。

 

退職代行サービスの利用

実際に仕事を辞めようと思った時に、「辞めさせてもらえない」「嫌がらせを受ける」「体が動かない」などの状況ならば、退職代行サービスを利用しましょう。

退職代行サービスとは「労働者本人に代わって、弁護士や代行業者が会社に退職の意思を伝えてくれる」ことです。

どこまでやってくれるかといった仕事内容や料金はそれぞれです。弁護士や労働組合が代行するサービスをおすすめします。

 

 

仕事が行きたくない時にとってはいけないNG行動

仕事に行きたくない気持ちは辛いですが、以下の行動は、自分を苦しい状況にさせてしまうため、できれば避けましょう。

勢いで辞める

行きたくないと感情的になると、計画なしに辞めてしまいます。

今後の生活費や、キャリアプランを考えると、突発的な行動はあまり合理的ではありません。

心の病などやむを得ない状況以外は、次の仕事を見つけて辞めることをおすすめします。

辞めてからの転職活動になると、転職活動が不利になったり、焦って仕事を選んでしまい失敗することもあるからです。

少し冷静になって考えましょう。

 

無断欠勤する

いくら行きたくないからといって、無断欠勤することや、そのまま辞めることは、社会人としてタブーです。

休むならば一言「休みます」と事前に伝えることや、退職する際も手順を踏むことが最低限のルールです。

一度無断欠勤すると、さらに会社に行きづらくなり、そのまま懲戒解雇になることも。

また、無断で辞めると、損賠賠償など厳重な処罰も考えられます。

 

辛いことを一人で抱え込む

自分が我慢すればよいと思って、一人で辛い気持ちを抱え込むと、健康を損ねることになります。

お腹が痛い、具合が悪くなるなどの状態や、涙がでるや体が動けなくなるなどの重い状況にならないように、無理しないでください。

心の悩みを抱えると、長い時間がかかってしまいます。

自分の人生を大切にするためにも、我慢はやめましょう。

 

家に引きこもる

仕事へ行きたくないと感じても、ずっと家に引きこもってしまうのも危険です。

外に出る恐怖が大きくなり、通常の生活が送れなくなります。

引きこもる生活になると、長期化し、改善がなかなか難しいようです。

仕事へ行けなくてもとりあえず、規則正しい生活を送る努力をしたり、相談したりしましょう。

 

 

まとめ|仕事へ行きたくない理由を知り適切な対処法を取ろう

仕事へ行きたくない気持ちは、誰でも経験しており、珍しいことではありません。

めんどくさいことや仕事へやりがいが持てないといった悩みであれば、モチベーションアップ法を実践することで、解消できるでしょう。

しかし、慢性的に続く、人間関係の悩みや働く環境の悪化であれば、早急に総合労働相談コーナーを利用したり、心の疲れが表れるようならば、仕事を休み、カウンセラーに相談しましょう。自分の悩みに向き合い、適切な対処法を取ることが第一優先です。

場合によっては、退職代行サービスや転職エージェントといった、専門家の力を借りることで、現状を変えることもできます。ぜひ、検討してください。

 

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