RPA

おすすめのオンプレミスRPAツール5選を比較!クラウドとの違いやツールの選び方を解説

おすすめのオンプレミスRPAツール5選を比較!クラウドとの違いやツールの選び方を解説

近年、企業の業務自動化が急速に進んでおり、その中でもRPA(Robotic Process Automation)は注目されています。

RPAとは、人間が行うルーチンワークや繰り返し作業を自動化することができるツールで、企業の業務効率化やコスト削減に役立っています。

RPAツールにはオンプレミスとクラウドの2種類がありますが、今回は、オンプレミスに注目し、そのメリットやデメリット、おすすめするRPAツールを紹介します。

オンプレミス版の導入を検討している企業や、RPAツールを利用して業務自動化を進めたいと考えている方には必見です。

 

 

オンプレミスRPAとクラウドRPAの違いとは

RPAツールには、オンプレミスとクラウドの2つがありますが、それぞれの違いについてやツールの選ぶポイントについて解説していきます。

オンプレミスは自社内にサーバーが設置

RPAツールにおけるオンプレミスとは、ユーザー自身がRPAツールを自社内のサーバーにインストールして管理するタイプです。

一方クラウドとは、RPAツールをベンダーが提供するクラウド上のサービスとして利用するタイプであります。

 

オンプレミスはセキュリティがしっかりしている

オンプレミスは、自社内にサーバーが設置されているため、セキュリティやプライバシーの面でより自由度が高く、ユーザーが完全に管理することができます。

一方、クラウドの場合、ベンダーが提供するインフラストラクチャーを利用するため、初期投資が少なく、スケーラビリティや可用性に優れています。

 

オンプレミスとクラウドかは自社の状況に合わせる

オンプレミスとクラウドの選択については、ユーザーの状況に合わせて決定する必要があります。

オンプレミスは、データの安全性や法的要件に対応しやすいため、セキュリティやプライバシーの要件が高い企業や、ユーザーが完全な管理を望む場合に適しています。

クラウドは、初期投資を抑えたい企業や、スケーラビリティや可用性を重視する場合に適していますが、ベンダーを選ぶ際には、セキュリティやプライバシーの観点から、信頼性の高いベンダーを選ぶことが必要です。

 

 

オンプレミスRPAツールのメリット

オンプレミスRPAツールには、どのようなメリットがあるでしょうか。

情報漏えいや不正アクセスなどのリスクが低い

オンプレミスのRPAツールは、社内システムに導入されているため、ネットワークから切り離されたプライベートな環境で動作することができます。

そのため、セキュリティ面でのリスクが低く、企業情報の漏えいや不正アクセスの心配がありません。

 

社内サーバーなので高速処理が可能

オンプレミスのRPAツールは、社内のサーバーやネットワークを利用しているため、高速に処理することができます。

また、クラウドのようにネットワークに依存することなく、処理速度が低下することもありません。

 

オフラインでもツールを利用することができる

オンプレミスのRPAツールは、ネットワークに接続されていない環境でも利用することができます。

たとえば、外部との通信ができないオフライン環境や、セキュリティ上の理由からネットワーク接続が許可されていない環境でも、RPAツールを利用することができます。

 

オンプレミスRPAツールのデメリット

オンプレミスRPAツールには、どのようなデメリットがあるでしょうか。

すべて導入するためコストがかかる

オンプレミスは、ハードウェアやソフトウェアの購入・設置・保守管理が必要です。そのため、初期投資が必要であり、そのコストが比較的高いとされています。

 

機材がすべて導入するためメンテナンスが必要

オンプレミスは、システムの保守管理やセキュリティ対策が必要となるため、メンテナンスの負荷がかかります。

また、システムの更新やバージョンアップに対応するためのコストも必要となります。

 

専門的な知識を持つ人材を確保しなければならない

オンプレミス版では、システムに機能を追加するには、専門的な知識を持つ人材やエンジニアを確保しなければなりません。

また、機能追加のためにはソフトウェアのアップデートやパッチの適用が必要となるため、手間や時間がかかることがあります。

 

 

おすすめのオンプレミスRPAツール5選を比較

ここでは、オンプレミスRPAツールに注目し、おすすめする5つのツールを比較して紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

Automation Anywhere

Automation Anywhere

Automation Anywhereは、企業がルーチン業務を自動化するためのRPAツールで、オンプレミスの導入が可能です。

ノンプログラミングでの業務プロセス自動化が可能であり、業務プロセスを統合し、運用コストを削減することができます。

業務プロセスを自動化するためのワークフローとアプリケーションプラットフォームを提供し、ビジネスプロセスを自動化することに特化しています。

また、機械学習や自然言語処理などのAI技術を活用し、より高度な業務自動化を実現することが可能です。

特徴

・ビジネスプロセスの自動化に特化した機能

ビジネスプロセスの自動化に特化した機能を備えており、ユーザーはGUIを利用してタスクを作成し、タスクの自動化を簡単に行うことや、複数のタスクを一括して処理することもできます。

 

・スケーラブルなアーキテクチャ

スケーラブルなアーキテクチャを備えているため、大規模なタスクの処理やタスクを同時に実行することも可能です。

 

・高度なセキュリティ機能

高度なセキュリティ機能を備えているため、タスクの実行ログを保存することができるため、機密性の高い情報を扱うことができます。

 

・豊富な連携機能

Excel、Salesforce、SAPなど多くのアプリケーションと連携することができます。また、APIを利用してカスタムアプリケーションとの連携も可能です。

 

・ビジネス向けの機能が充実

ビジネス向けの機能が充実しており、スケジュール機能、通知機能、監視機能、レポート機能などが備わっています。

これらの機能により、ビジネスプロセスの自動化をより効率的に行うことができます。

 

料金プラン

公式サイトにてお問い合わせ

 

おすすめする人

・大規模かつ複雑な業務プロセスを自動化がしたい

・高度なアナリティクス、セキュリティ、および監視機能を備えたい

・強力なサポートと専門知識が必要と感じている

・コンプライアンス、規制など厳しい業界での自動化が必要

・多様な業務アプリケーションとシステムとの統合が必要

 

 

 

Blue Prism

Blue Prism

Blue Prismは、英国の企業が開発したビジネスプロセス自動化ソフトウェアです。

企業が必要とする膨大なタスクを自動化することができ、高度な安全性、信頼性、スケーラビリティを備えています。

特徴

・エンタープライズ向けの高機能性

大規模な業務自動化に向いており、運用管理や監視、複数のユーザーによる開発などにも対応しています。

 

・プログラミング不要の開発環境

フローチャートを使ったビジュアルプログラミング環境を採用しており、プログラミングの知識がなくても開発できます。

 

・セキュリティ性

ロールベースのアクセス制御、データ暗号化、セキュアコネクトなどの機能により、セキュリティ性を高めています。

 

・柔軟なインテグレーション

多くのアプリケーションやシステムとのインテグレーションに対応しており、API経由でデータの送受信が可能です。

 

・AI/機械学習の統合

Blue Prismには、AIや機械学習を統合するための機能があり、ビジネスプロセスの自動化において高い精度を実現することができます。

 

料金プラン

プラン 概要
Enterprise カスタマイズ可能なフル機能版。サポートやセキュリティアップデート等のメンテナンスが含まれる。お問い合わせください。
Cloud-Powered Blue Prismをクラウドで実行するためのソリューション。月額契約制で、使用した分だけ課金される。お問い合わせください。
Developer 開発者向けの低価格版。スタンドアロンで動作し、フル機能を備える。ライセンスごとの料金体系となっており、お問い合わせください。

※料金など詳細な情報は公式サイトでお問い合わせ

 

おすすめする人

・大規模な企業や組織でRPAを導入を検討

・高い可用性やセキュリティを求めたい

・汎用的で柔軟性が高く、様々なアプリケーションとの連携が必要

・自由度が高いRPAツールを開発したい

・長期的な視野でRPAを運用し、ROI(投資利益率)を最大化にしたい

 

 

 

UiPath

UiPath

UiPathは、Windows環境で動作するビジネスプロセス自動化ソフトウェアであり、業務の自動化や高速化、エラー削減を実現することができます。

ビジネスユーザーが自身の業務プロセスを効率化できるように設計されており、プログラミングの知識がなくても簡単に使えるようになっています。

また、機械学習や人工知能(AI)技術を活用した高度な自動化機能を提供しており、企業の業務効率化に貢献しています。

 

特徴

・豊富な機能

多様なアプリケーションに対応することができ、OCRやAIなどの機能も搭載しているため、様々な業務に対応可能です。

 

・エンタープライズ向け

大規模な企業に向けたエンタープライズ向けの機能が充実しており、セキュリティやコンプライアンスに対応しています。

 

・コミュニティの活発化

開発者コミュニティが活発化しており、情報交換やプラグインの共有がしやすい環境が整っています。

 

・学習教材の充実

公式サイトに豊富な学習教材が用意されているため、初心者でも簡単に学習を始めることができます。

 

・低コスト

他のRPAツールに比べて低価格で提供されており、中小企業や個人事業主でも手軽に利用することができます。

 

料金プラン

プラン名 価格 特徴
Free 無料 個人利用向けに開発と実行機能を提供
Pro $420/月 小規模による部門や企業で自動化を提供
Enterprise 問い合わせ 企業向けに柔軟なサービスを提供

UiPathでは、企業がRPAを採用するための包括的なサービスを提供しており、具体的には、トレーニング、サポート、コンサルティングなどがあります。

 

おすすめする人

・大規模で複雑な自動化プロジェクトを実施したい

・セキュリティに重点を置いている

・カスタマイズ可能な自動化ソリューションを求めている

・自動化による従業員の生産性向上や誤りの削減を実現したい

・独自のAIや機械学習モデルを使用して自動化を強化したい

・自動化において、複数のデバイスやプラットフォームをサポートが必要

 

 

 

WinActor

WinActor

WinActorは、NTTデータが提供するオンプレミスのRPAツールです。

Web画面やWindowsアプリケーション、Excel、PDFなど、多様なアプリケーションを自動操作できるほか、OCR(光学式文字認識)や自然言語処理機能も備えています。

設定や操作方法をGUIで直感的に行えるため、初めての方でも簡単に使用できます。

 

特徴

・操作手順の自動記録機能

手動でのマウスやキーボードでの操作を自動で記録することで、同じ手順を再生することができます。

 

・ビジュアルフローによるプログラミング

プログラミングに必要なコードを記述する必要がなく、ビジュアルフローによるプログラミングをすることで、初心者でも簡単にRPAの開発が可能です。

 

・OCRによるテキスト認識機能

OCR(Optical Character Recognition)によるテキスト認識機能により、画像やPDFなどの非構造化データからテキストを自動で抽出することができます。

 

・外部連携機能

他のアプリケーションやシステムとの連携や、APIを提供することで、外部システムとの連携も容易に行うことができます。

 

・セキュリティ機能

アクセス制御やログの取得などのセキュリティ機能が備わっており、データの暗号化やユーザー認証などの高度なセキュリティ対策も行うことができます。

 

料金プラン

プラン 価格 特徴
トライアルライセンス(30日間) 無料 全ての機能が30日間無料で使えるお試し版
有償トライアルサービス

(60日間)

209,000円 トライアルライセンスに加えて、「1日初級研修」および「技術相談(2時間)」のサービス付き
実行版ライセンス 272,800円/年 RPAの実行のみが可能なライセンス
フル機能版ライセンス 998,800円/円 RPA構築と実行、双方が可能なライセンス

 

おすすめする人

・中小企業や個人事業主など、導入コストを抑えて導入したい

・基本的な自動化業務が行えれば良い

・ExcelやWebブラウザなど汎用性の高いアプリケーションを使って業務を行いたい

・プログラミングの知識がない人でも扱いやすいツールを探している

 

 

 

RPA Express

RPA Express

RPA Expressは、オンプレミスの無料のRPAツールで、開発環境、実行環境、管理ツール、セキュリティ管理機能を備えた完全なRPAソフトウェアパッケージです。

このツールを使用すると、ビジネスプロセスの自動化を簡単に実現できます。また、非常に短い時間でプロセスを自動化できるため、開発時間やコストを大幅に削減できます。

いくつかのプラットフォーム上で実行でき、さまざまな種類のアプリケーションを自動化することができるため、企業のビジネスニーズに応じて、柔軟かつカスタマイズ可能なソリューションを提供します。

特徴

・無料でダウンロードして使用可能

大手RPAツールとは異なり、無料でダウンロードして使用可能なので、初めてRPAを導入する企業や個人にも手軽に利用できます。

 

・グラフィカルなプログラミングインターフェース

プログラミングの知識がない人でも、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)によりフローを作成し、簡単に自動化を行うことができます。


・豊富なアクションライブラリ

300以上のアクションライブラリがあり、多様な業務自動化を実現できます。


・エンタープライズ向け機能の提供

Pro版では、ワークフロー管理、セキュリティ、バージョン管理、データの暗号化など、エンタープライズ向けの機能が提供されています。


・コミュニティの活発さ

RPA Expressを使用するコミュニティが活発であり、フォーラムやチャットボットでのサポートなども充実しています。

 

料金プラン

プラン 料金 特徴
RPA Express Starter 無料 1ユーザーによる利用、オンラインフォーラムのみのサポート
RPA Express Pro 問い合わせ サポートが含まれ、1ユーザーによる利用、無制限のワークフロー作成、プロセスの自動化、OCR、Excel、メール自動化、スクリーンスクレイピング、データの抽出と整理、自動化されたテストの作成、分析と監視などの機能を提供

おすすめする人

・オンプレミスでRPAツールを導入を検討している

・小規模な企業や部署で導入したい

・初めてRPAツールを導入

・プログラミングのスキルがなく、簡単に開発をしたい

・フリーで使いたい

 

 

 

 

オンプレミスRPAツールの比較ポイント

オンプレミスRPAツールを比較するポイントは以下のとおりです。

自社のニーズに合ったさまざまな機能

数多くのRPAツールの機能を比較する際に、ツールがどのような機能が備えられ自社のニーズに合っているかを確認する必要があります。

例えば、OCR機能やAI機能などが必要な場合、どのくらいサポートされているかを確認します。

 

自社のセキュリティポリシーに沿ったツール

オンプレミスRPAツールの場合には、自社にとって重要なデータを扱うため、各ツールのセキュリティ機能を確認し、自社のセキュリティポリシーに沿って適切なものを選択する必要があります。

 

導入コスト・メンテナンスコスト

オンプレミスの場合、自社内にすべての機材を導入するためコストが非常にかかります。

そのため、各ツールのライセンス料や導入コスト、またはメンテナンスコストも比較を行い、自社の予算に合わせて選択する必要があります。

 

インターフェースの使いやすさ

RPAツールの使いやすさは、ユーザーがツールを適切に活用する上で非常に重要です。

各ツールのインターフェースを比較し、自社の従業員が簡単に使えるものを選択する必要があります。

 

 

まとめ:オンプレミス型RPAツールでルーティン業務を自動化!

オンプレミスRPAツールを比較する際に重要なポイントとして、機能面、セキュリティ面、導入コスト・メンテナンスコスト、インターフェースの使いやすさなどが挙げられます。

それぞれのツールは、それぞれ得意とする分野や特徴があり、導入する際には自社のニーズに合わせて慎重に選ぶ必要があります。

自社の業務プロセスをより効率的かつ自動化するための最適なRPAツールを選択しましょう。

 

PR

AUTORO(オートロ)

日々の単純作業からあなたを解放!
ノーコードで手軽に業務効率化のロボットが作れます。
今まで時間がかかってストレスになっていたお仕事を爆速で完了させちゃいます。

詳細はコチラ

-RPA