営業

MA(マーケティングオートメーション)ツール徹底比較!特徴や料金まで紹介。

MA(マーケティングオートメーション)ツール徹底比較!特徴や料金まで紹介。

現代のビジネスで「マーケティング」は必要不可欠なものになりました。

ただ闇雲にビジネスを進めてもなかなか上手くいかないことの方が多いです。

今回は、そんなマーケティングを進める上で欠かせないマーケティングツール(MAツール)について紹介します。

 

MA(マーケティングオートメーション)ツールとは

MA(マーケティングオートメーション)ツールとは、データを収集・分析し、サービスの発展に繋げるツールです。

簡単に言えば、マーケティングや営業のお手伝いをするツールです。

機能や使い方は、業種によってかなり幅がありますので、ざっくりした説明になってしまいますが、次項で機能などを説明し、補足します。

 

MA(マーケティングオートメーション)ツールでできること

MAツールで、具体的にどのようなことができるでしょうか。

あくまで一例にはなりますが、参考にしてください。

1.データの登録

顧客データなどをツール内で登録・管理することができます。

情報が散らばらず、すぐに簡単にデータを確認できるのは効率化に繋がります。

データの中から特定の条件のものだけを抽出して、分析に繋げることも可能です。

 

2.フォームの作成

Webサイトなどに利用するフォームを作成することができます。

作成したフォームには、データ収集機能がついていることが多く、フォーム送信まで至った経路の追跡、途中離脱箇所の特定などが可能です。

 

3.メール配信

登録・管理している企業やユーザーの情報を利用して、メールの一斉配信をすることが可能です。

細かく情報を登録おけば、特定の情報を登録している人に対してのみ、メールを配信するなどのセグメントもできるので、自由自在に情報を利用できるでしょう。

 

4.システム連携

すでに別のツールを利用して、マーケティングに活かしているケースもあるでしょう。

そのようなツールに入っているデータをそのまま、今から導入するMAツールにも手間なく移行して利用したいと感じることも多いです。

その希望を叶えるために,MAツールの多くは、主要なツールとの連携(データの自動取り込みなど)を可能にしています。
※主要ツールの例:Saleforce、Amazon、Shopifyなど

 

5.WEBページの作成

WEBページを作成できるMAツールもあります。

分析できる機能が豊富についているので、作成したWEBページ内でのユーザーの行動を漏れなく追うことができます。

例)どのページに訪れているのか、ページ内のどの部分が見られているのか、一度訪問しているユーザーに特定の情報を提供するなど

 

6.シナリオ設計

メール配信やユーザーの対応などを効率化したい場合にはシナリオ設計です。

事前に、「〇〇の場合には、〇〇をする」のような自動化ロボットを作成して、作業を効率化することができます。

シナリオを設計するのは、いろんなパターンを想定する必要があるので、時間はかかりますが、理想的なシナリオが設計できれば、その後は自動で動いてくれるのでとても楽です。

 

 

MA(マーケティングオートメーション)ツールを使う理由

なぜ、MAツールを利用する企業が増えているのでしょうか。

1.作業の効率化

エクセルなどでデータを管理している企業も多いと思います。

最初はそれでいいですが、毎回ソートをかけて、抽出して、また戻して・・などとしていると膨大な時間を利用してしまいます。

MAツールを利用すれば、一度情報を登録してしまえば、様々な条件に特定の情報だけ抽出することが可能です。

また、グラフなども作成する必要がなく、自動で作成してくれます。

 

2.多機能を使うことができる

〇〇をするのに、〇〇のサービスを使い、△△をするのに、△△のサービスを使う、などとしたいことに対して、別サービスを利用しているケースがあります。

もちろん、全てがMAツールで利用できるわけではないですが、マーケティングに関する豊富な機能を利用することができるので、今まで別々に利用していたモノがMAツールを利用するだけで解決することも多いです。

 

3.情報の一元化

エクセルやスプレッドシートなどでデータ管理をすると、権限の管理やセキュリティ面、またシートを消してしまい紛失・行方不明になることもありえます。

MAツールを利用すれば、皆がIDとPWを入力しログインするだけで、同じ画面にたどり着くことができるので管理コストが大幅に削減できます。

 

4.戦略の策定

MAツールを利用し、自社のサービスやサイト、商品などのデータ分析をすることで、今までのやり方が合っているのか、別の手法にした方がいいのか、などを探ることができます。

また、ABテストなどを行い、どちらの手法を継続すべきか、などの検証にも利用できます。

 

見込み客と良好な関係を築くことができる

MA (マーケティングオートメーション)ツールを活用するなら、見込み客と良好な関係を築きやすくなります。

ツールを利用するならユーザーがどのWEBサイトを見ているのか、誰がどのような資料をダウンロードしたのかなど、行動を分析することが可能です。

もし、顧客の行動が分からないなら、どんなサービスや情報を提供すれば分からないため、的を得た内容をユーザーに知ってもらうことは難しいです。

また、ユーザーも不要な情報を何度も配信されても困るだけなので、適切なアプローチにはなりません。

しかし、MAツールによって分析ができるなら、製品やサービスを提供する側としては、見込み客の興味のある情報やコンテンツを理解して適切な情報を配信し続けることができ、タイミングも適切なときを狙って届けることが可能です。

ユーザ側も自分が知りたい情報や役に立つ情報を得ることができれば、企業への印象も良くなり利用する頻度も上がります。

顧客に好印象を持ってもらえることで、関係も良くなり利益が上がることも期待できるでしょう。

 

MA(マーケティングオートメーション)ツールの選び方

MAツールを利用したいなら、どのように選ぶことができるのか確認しておきましょう。

MAツールにも、いろいろな特徴があるため、選び方のポイントを把握しておくことで狙った効果を得ることが可能です。

以下のポイントがあるのでご覧ください。

 

長期的に利用し続けることができるか

MAツールを導入するときは、長期的に利用し続けることができるのか確認すべきです。

MAツールは分析して顧客に適切なアプローチをし続けていくことが目的になるため、短期的に終わってしまうと意味がありません。

長期的に利用するためにはコストの確認も大事ですが、見合った効果をしっかり得ることができているのか確認することも大事です。

自社に合った機能でありながらコスト負担もかからないか、問い合わせなどをしてバランスの良いMAツールを使用するようにしましょう。

 

サポート体制は充実しているか

MAツールを利用するときは、サポート体制が充実しているのか確認することも大事です。

自社にMAツールのノウハウが無い場合は導入したものの従業員は操作方法が分からず、社内に浸透しないケースが考えられます。

導入の際に業者側から使い方についてのサポートを受けることができるのか、また、問題が生じたときに適切な対応をして解決してもらうことができるのか確認しておくべきです。

コンサルティングサービスなど、いろいろなサポートが提供されているなら何かアドバイスやトラブルが生じたときも頼ることができるため、会社側も安心できるでしょう。

 

導入実績が多いものから選ぶ

MAツールを利用するときは、導入実績が多いものから選択することができます。

導入実績が多いツールであれば、いろいろなサポートや使い勝手の良さがあることを期待できるため、自社の目的に合う可能性も高いです。

また、担当者にとっても使いやすいことが考えられるため、操作についてもあまり困惑せずに利用できる可能性があります。

無料体験やデモを活用することができれば、実際に自社に合うのかチェックすることも可能です。導入事例の企業が大企業が多いなら信頼性は高まるため、選びやすくなるでしょう。

 

MA(マーケティングオートメーション)ツールの検討時の注意点

MAツールを検討する時、どのようなことに注意したら良いでしょうか。

 

1.小さく始める

MAツールを導入するだけですぐに成果を求めてしまうかもしれません。

ですが、導入をしただけでは、簡単に結果が出る魔法のツールではないことを押さえておきましょう。

あくまでも導入は必要最低限におさえておき、利用しながら感覚を掴んでいき、徐々の機能を追加するなど広げていくようにしましょう。

 

2.目的と機能の照合

MAツールでも少しずつ機能に異なりがあります。

そのため、ツール検討時に何も考えずにとりあえず選んでしまうと、本来の目的を達成できないなんてことになりかねません。

もし、サービス資料だけでは機能がわからなければ、サービス提供元に直接聞くなどして、詳細部分まで把握してから導入するようにしましょう。

 

3.分析をする

MAツールで詳細なデータを収集するだけでは意味がありません。

その収集したデータを利用して、分析することが必要になります。

データをグラフなどにして、綺麗にレポート化することが可能なので、それを利用して、次のアクションを考えることまでして、やっとMAツールを利用した成果が出てきます。

ツールが全てをカバーしてくれるわけではなく、最後は頭を使うことが大事です。

 

コストがかかる

MAツールを利用するなら、コストがかかることを念頭に置いておくべきです。

ツールを導入するなら、ライセンス費用や月々の使用料でコストがかかり、高機能なものほど高額になる場合もあります。

また、導入費用以外にもマーケティングの人件費やコンテンツ制作にかかる制作費、リードの母数を増やすための広告、宣伝費によってコストがかかるため、費用を計算した上でツールの導入を行うべきです。

しっかり費用を計算していないと、成果を得ることができても継続して使用することは難しくなり、会社の経営も苦しくなることになるため、しっかり確認しておくことが大事です。

見込まれる効果とコストのバランスを考えて、ツールを活用するようにしましょう。

 

リストのデータ化や移行も必要

MAツールを利用するときは、リストのデータ化や移行も必要になります。

MAツールはオフラインやオンラインで収集したリードの一元管理ができても、展示会の名刺交換などで得た情報を自動で取り込みは不可能です。

名刺をデータ化したい場合は項目やルールを定めなくてはいけないため、余計な労力がかかります。

また、CRMなどのツールで管理していたリストをMAツールに取り込む際もCSVなどのファイルに書き出して、データをMAツールに合わせて加工させる必要があります。

古い情報や重複した情報が含まれているなら、データレンジングと呼ばれるデータなどを整備しなくてはいけないため、適切に反映させるために工数が必要です。

分析までのデータ化や移行に時間がかかってしまうため、この点を把握して利用しましょう。

 

おすすめMA(マーケティングオートメーション)ツール比較【5選】

ここでは、おすすめのMAツールをいくつか紹介し、比較していきます。

BowNow(バウナウ)

BowNow(バウナウ)

1つ目は、BowNowです。

<特徴>
・3000社以上の導入事例をデータ化し、テンプレート化した設定が搭載。
・テンプレート化することによってすぐに使い始められるので、複雑な工程を省ける。
・初心者には使いやすいと口コミがあるので、MA ツールの初期導入として候補に挙げられる。

<料金>
フリープランは0円で利用できます。
ただし リードには100までで、顧客の情報をストックできるのも1ヶ月までとなっています。

 

 

 

b→dash(ビーダッシュ)

b→dash(ビーダッシュ)

2つ目は、b→dash(ビーダッシュ)です。

<特徴>
・業界シェア no.1導入企業600社以上の実績がある。
・操作のしやすい管理画面を使っているのが評判。
・業界初のテクノロジーである ノーコードで完結できる機能を備えている。

<料金>
要問い合わせ

 

 

 

SATORI

SATORI

3つ目は、SATORIです。

<特徴>
・日本製ツールだけのこともあり、マーケティング知識ゼロでも使いやすいタイプ。
・ヘルプページや独学で学べる仕組みが充実している。
・900社以上の導入実績があり、素早いサポート体制が整っている。

<料金>
初期費用:30万〜
月額費用:14.8万~

 

 

 

Adobe Marketo Engage

Adobe Marketo Engage 

4つ目は、Adobe Marketo Engageです。

<特徴>
・マーケティングのトレンドが随時追加されるので新しい情報を基に戦略を変更したり、試したりできる。
・マーケティング活動のみならず、営業活動も可視化しやすい機能を搭載している。
・全世界で5000社以上の導入実績があり、toC/toB両方に対応している。

<料金>
個別見積もり

 

 

 

SHANON MARKETING PLATFORM

SHANON MARKETING PLATFORM

5つ目は、SHANON MARKETING PLATFORMです。

<特徴>
・国内導入実績900社以上で、キャンペーン実績22万件以上。
・イベントやセミナー・展示会に関する機能が豊富なため管理しやすい。
・顧客情報の管理に関してセキュリティ対策がしっかりと対応できているので信頼性が抜群に高い。

<料金>
個別見積もり

 

 

 

まとめ:MA(マーケティングオートメーション)ツールを使い、効果的な戦略を練りましょう

ここまでMAツールについてまとめてきました。

MAツールを導入するだけでは、あまり変化を感じることはありません。

MAツール導入後にツールを使いこなし、重要なデータを集め、次の打ち手まで立てることができて、やっと結果に繋がってきます。

実際、MAツールを導入したが、100%使いこなせている企業は少ない印象です。

ツール選びと使いこなすスキルや努力が大切なことを覚えておいてください。

 

-営業