- 毎日必ず発生する新着物件の確認によるリソースの圧迫
- 組織拡大に伴い、更なる業務効率化が急務となっていた
- 新着物件の確認業務の自動化で、人員約一人分の工数を削減
- AUTORO活用を契機に、全社で仕組み化・効率化への意識が向上
今後も幅広く活用できそうという確信が導入の鍵に
ー まずはお二人の事業部や部署のミッションについてお伺いできますでしょうか。
中村様:私は広報企画部DX推進課という部署に所属しております。主に会社全体の業務効率を向上させるというところがミッションとなっています。
粟根様:私は不動産事業部に所属しておりまして、主に新着物件関連の一連の事務オペレーションを担当しています。
ー RPA導入にあたり、当時抱えていた課題感について教えてください。
中村様:弊社ではAUTOROを導入する前から業務効率化への取り組みは行っておりまして、数々の業務の仕組み化やマニュアル化については企業文化として浸透するほど、以前から推進してきました。
ただ、マニュアルはあくまで人が実行する前提のため、組織が大きくなればなるほどその作業量も増えてしまうという課題がありました。そのため、時間がかかる部分は自動化し、人は人にしかできない仕事へ注力していきたいと考えていました。
粟根様:特に私たち不動産事業部では毎日必ず発生する作業があり、多い時は1日1時間半ほど時間を割いて対応していました。そのため、本来人が担うべき業務にフルで向き合えない点が課題でした。
ー AUTOROを選んでいただいた理由はどんなところでしたか?
中村様:さらなる効率化を目指してRPAの活用を検討していたときに、すでにAUTOROを利用している企業から紹介いただいたのがきっかけでした。実際にワークフローや自動化の様子を見せていただき、「これしかない」と感じましたね。
以前は別のRPAツールを使っていたのですが、その時と比べてもUIがシンプルで非常にわかりやすく感じましたし、営業担当の方との打ち合わせでも対応が的確で、この先の活用イメージが非常に描きやすかったんです。
すぐにトライアル期間を設けていただいたのですが、その段階から営業担当やサポートの方の対応もとても丁寧で、「こういう業務を自動化したい」という動画をお送りしたらすぐにそれが叶うかどうかを検討しつつ進めてくれました。
ここまで寄り添ってくれるシステムであれば、さらに業務効率化を進められると感じましたね。
毎日必ず発生する業務を自動化し、30時間以上の工数削減
ー AUTOROで自動化した業務について、具体的に教えてください。
粟根様:さまざまな業務を自動化していますが、中でも不動産事業部での活用が最もインパクトが大きいと感じています。
弊社が取り扱う商圏は比較的広いため、毎日数十件、多いときには100件近くの物件をチェックし、自社の物件管理システムに登録されているかを確認しなければなりません。また、登録がない場合はすぐに登録作業を行う必要があります。
そこで、物件情報をまとめたスプレッドシートと自社システムをAUTOROで連携し、確認作業を自動化させました。
ー 導入後の効果としてはいかがでしょうか?
粟根様:登録確認作業に毎日1時間半ほど取られていたのですが、導入後には月30時間以上は削減できました。
毎日発生する細かな作業はそれだけでも大きな負担ですし、稼働に換算するとパートスタッフ1名分ほどを自動化できたことになります。今ではもう、AUTOROがない状態は考えられないくらい日常業務に欠かせない存在になっています。

自社SaaSの機能の一部へ活用し、社外にも”笑顔”を展開
ー 他にも活用している部分はありますか?
中村様:社内利用にとどまらず、弊社が展開しているSaaSシステム「BOXJOB」内の一部機能としてもAUTOROを活用しています。
BOXJOBは、不動産・住宅業界向けの業務進捗管理ツールです。「仕事内容」や「期日」を見える化し、チーム内で「誰が何をいつまでに行うのか」を可視化できる仕組みになっています。その特徴の一つに、業務の期日を過ぎた場合に自動で担当者へチャットワークなどのツールでメッセージを送信するアラート機能があるのですが、このアラートをAUTOROを使って実現しています。多くの管理システムがある中で、こうしたアラート機能を備えているものは少なく、ご利用いただいているお客様からも「とても便利」と高く評価いただいており、大きな付加価値を提供できていると感じています。
弊社には「笑顔を創造し続ける企業であること」という理念があります。仕事を進める中ではどうしても人的ミスが発生してしまいますが、業務を仕組み化することでミスを減らし、より多くの笑顔を生み出せると考え、このサービスの提供を始めました。
AUTOROは、こうした業務の仕組みづくりを通じて、自社だけでなく他社にも笑顔を創造するという理念を実現する一端を担ってくれています。

業務効率化だけではなく、意識の向上が大きな価値に
ー AUTOROのサポートの満足度はいかがでしたか?
中村様:以前活用していたRPAツールと比べても、サポートの使いやすさは圧倒的だと感じます。自分が操作している画面からそのままチャットで問い合わせることができるので、ストレスなく相談できるのがありがたいですね。
粟根様:加えて、思った通りに動作しない場合でも、短い動画で「ここをこうしたいけれどうまくいかない」と伝えると、すぐに課題の本質的なところを理解して改善提案いただける点が非常に助かっています。
慣れてきて自分でワークフローを組むようになってからも、迅速に対応していただけるので、臆せず前向きに業務効率化へ取り組める大きな支えになっています。
ー AUTOROを選んで良かったという点はございますか?
粟根様:業務上、どうしても複数のツールやシステムを使わざるを得ないのですが、その中でAUTOROの連携力の高さや拡張性は大きな魅力だと感じています。
特に、サイトのログインからUI操作で自動化できる点や、複雑な設定なしに簡単にツール連携ができる点は非常に便利です。これまでAUTOROで連携できなかったツールはほとんどなく、様々なツールやシステムを利用して業務効率化や仕組み化を進める企業にとって、非常に相性が良いと思います。
中村様:もちろん業務効率化の成果も重要ですが、それ以上に社内文化へ好影響があったと感じています。弊社では業務効率化に繋がったプロジェクトを表彰する「仕組み作り成果発表会」という制度があるのですが、直近では不動産事業部でのAUTOROを活用した業務自動化が表彰されたんです。
このように全社に成果が共有されることで、それまでAUTOROを知らなかった部署からも「自分たちの業務も自動化できるのでは」という声があがったりしておりまして、全社的に仕組み化や効率化への意欲がより一層高まっていると感じます。
弊社では、従業員自らが率先して業務改善に取り組む企業文化が評価され、GPTW JAPAN(株式会社働きがいのある会社研究所)より、7年連続で「働きがいのある会社」として認定されています。さらに2025年には、中規模部門のランキングでTOP40にも選出されました。
こちらも私たちが掲げる理念「笑顔を創造し続ける企業」を体現するために様々なツールや仕組みを活用し続けてきた結果であり、AUTOROのようなサービスの存在が非常に大きかったと感じています。
プレスリリース:https://www.kaedekoumuten.jp/press-release/33791/
ー ありがとうございました。

アイニコグループ株式会社は、「笑顔を創造し続ける」という企業理念のもと、奈良・京都南部を中心に、注文・分譲住宅、リフォーム、不動産、保育、介護、民泊、企画DX化支援、業務管理SaaS事業(BOXJOB)など、幅広い事業を展開しています。
私たちは、単なる家づくりだけではなく、お客様の暮らしそのものを豊かにし、地域社会に貢献することを目指しています。
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