AUTORO

経理部門の慢性的な人手不足をAUTOROで解消

自動家計簿や経理サポートなど、個人・個人事業主・法人の様々なお金にまつわる課題を解決するサービスを提供する、株式会社マネーフォワード様。AUTOROの活用状況についてお話を伺いました。

課題
  • 経理部の慢性的な人手不足
効果
  • 人員の増員をせず、余裕のある業務オペレーション環境を実現
  • 社員の力を付加価値の高い業務へと集約できるように

きっかけは経理部の慢性的な人手不足

ー RPAのご導入を検討され始めたきっかけを教えてください。

始まりは、経理部が慢性的な人手不足に陥っていたことでした。弊社はカルチャーとしてテクノロジードリブンを掲げている会社でもあるので、人を増やして解決するのではなく、何とか効率化することで克服できないかと思い、RPAの導入を考え始めました。

ー 数あるRPAの中でもAUTOROを選んでいただけたのはなぜでしょうか。

クラウド型のRPAを選んだのは、弊社のマネーフォワードクラウド会計と相性が一番良いと思ったからです。自動化を検討していた業務は、スプレッドシートから弊社のクラウド会計に繋がるものなど、一切ローカルを通らない性質のものだったので、わざわざインストールして中を触らせる必要がなく、ウェブ上で完結できて機動力のあるSaaS型(クラウド型)モデルがぴったりでした。

株式会社マネーフォワード様

ー クラウド型のRPAのメリットとして他に感じられたことはありますか。

これは導入後に思ったことなのですが、クラウド型だったことは、のちに社内で横展開をしていく時にも非常にプラスでした。特定のパソコンにインストールするタイプのRPA(デスクトップ型)だと、場所的な制約やそれぞれのパソコン環境の違いもあって、スムーズな助け合いが難しいです。ですが、クラウド型のAUTOROはOSへの依存性がなく、どのパソコンからも同じ条件で開けるので、運用が本当に便利です。パソコンを持っていって他のメンバーの隣にパッと座って…というコミュニケーションも、簡単にできますからね。

業務を自動化することで、社員は高付加価値の作業に専念できるように

ー AUTOROをご導入された業務について教えてください。

現在では経理・営業・事業推進本部、クラウド会計開発の4部署で導入しています。営業はデモアカウントを作ったり、入社処理を一括で自動化したり、各部署で1~2人が運用担当として触っています。私のいる経理部では「複数のデータポイントから情報を集めてきて、判断をする」という作業がとても多いのですが、判断の前工程であるデータのセットアップ作業を自動化しました。例えば、弊社は多様な商流が多く、ひとつのことを判断するためにSalesforceから仕訳を作るだけでも20回別のレポートを開き、それぞれダウンロードしたものをこちらで突合させるような業務も多くあったのですが、ひとつ1分で行っても、そのセットアップ作業で20分。ですが、AUTORO導入のおかげで、照合・判断・分析のための前処理作業はすべてロボットがしてくれるようになり、社員は最も付加価値の高い作業に専念できるようになりました。

ー 導入後、社内でどうRPA化を広げられていったのでしょうか?

興味がある人を招待したRPA用の社内チャットグループを作って、そこでRPA運用のコミュニティのようなものを作りました。チャット上で「こんなことができるよ」と活用例を紹介したり、質問に答えたりして、今では20人強くらいのグループになっています。社内で勉強会的な場を月一くらいで設けており、「あとでわからないことが出てきたら、このチャットで聞いてね」と伝えています。

弊社では、社の方針としてRPAは使う部署が作るものだと考えています。しかし漠然としたものをツールに落とし込むのは最初は難しく、「ロボットに置き換えれる業務は何か?」と聞いても、なかなか出てきません。そのため他部署の人には「やりたくない業務は何ですか?」と聞いて、それを一緒にどうやって置き換えるかを考えるのが勉強会、というイメージです。 プログラミングのバックグラウンドがある人の方が当然吸収率は速いですが、なくても、やれていますよ。私も、Web系のプログラミング言語は知りませんでした。

株式会社マネーフォワード様

AUTOROは開発・改良スピードがとても速い

ー RPAを導入する際に、大切にするべきことは何かありますか。

運用にあたっての環境整備をすることだと思います。とはいえ特別なものではなく、運用を業務だと認識し、その成果をしっかり評価するということです。私は最初は自分の時間を使ってRPAの勉強をしたり、どうやって業務に導入し得るかなどを考えたりしていたのですが、本格的に導入するとなった時に、上司に掛け合ってRPAの運用を自分の評価項目に盛り込んでもらいました。当たり前に聞こえるかもしれませんが、この一段階を踏んでおいて本当に良かったです。RPAはパッと誰もが理解できるものではないですし、最初の頃はなかなか成果が出なくて理解されない時間もあるので、運用を業務だと認識し、その成果をしっかり評価する体制の元で導入することはマストだと思いますね。

ー 実際にAUTOROを使ってみて、いかがでしたか。

UXがとても良く、製品にストレスを感じることがありません。また、この前まで出来なかったことがいつの間にかできるようになっていたり、開発・製品改良のスピードがとても速いと感じます。

個人的には、RPAを使うことによって結果的にプログラミング的な思考を吸収することができ、発想が以前より論理的になったと感じています。自動化した分、業務に追われなくなり本質的なことを考える時間も増えたので、今は日常業務の効率化を超えて「経理って、どこまでやれるんだろう?」と考えるようになりました。以前は考えられなかった余裕ですね。また、RPAの導入により、属人的に回っていた業務を一般化することもできて、会社としての安定感が増したと思っています。

導入企業紹介

株式会社マネーフォワードは、自動家計簿や経理サポートなど、個人・個人事業主・法人の様々なお金にまつわる課題を解決するサービスを提供しています。

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