おすすめのログ管理システムを徹底比較【5選】

"社内のログを簡潔に管理したい"

"ログ管理で異常や事故を防ぎたい"

そんな悩みはありませんか。

本記事では、ログ管理システム導入のメリットから、選ぶポイント、おすすめのログ管理システムを詳しく紹介します。

ログ管理システムとは

ログは、日本語だと"履歴"などの意味を持ちます。

ログを管理することで、Web上で、誰がどのような動きをしているかを把握したり、異常が起こった時に、問題の地点までログを遡ることなどができます。

こうした非常事態の検出には、ログの監視が有効です。

また、社内情報が外部に漏れることを防ぐためにも役立つと考えられます。

ログ管理システムの重要な理由

ログ管理システムの導入には、重要な理由についても把握しておきましょう。

ログ管理システムを導入することは、企業にとって重要な部分があるので検討しておくべきです。

どのような理由があるのか紹介しましょう。

不正アクセスや障害時の原因をいち早く確認するため

ログ管理システムを導入するのは、不正アクセスや障害時の原因を早く確認するためです。

外部からの不正アクセスは情報漏洩につながるため、企業にとっては大損害を被るリスクがあります。

また、ホームページやECサイトを構築している企業の場合、障害が発生するとユーザーが商品の購入ができないなどの不具合が生じることもあります。

ログ管理システムがあれば原因を直ぐに特定できる可能性もあるため、導入はメリットがあると言えるでしょう。

そのため、直ぐに業務を円滑に進めるためにログ管理システムは重要です。

従業員の作業内容を把握するため

ログ管理システムを導入することは、従業員の作業内容を把握するために活用できます。

従業員がどのような作業をしているのか把握できれば、業務をしっかり行えているのか確認できます。

特に、マネージャーやプロジェクトリーダーの場合はメンバーの業務を把握しておくことが大事なため、ログ管理は全体を分析する点でも活用できるでしょう。

テレワークでも業務のタイミングなどを把握する際に利用できるため、企業にとっては導入を検討できます。

ログ管理システム導入のメリット

ログ管理システム導入のメリットは以下です。

緊急事態をいち早く検知できる

ログ管理システムを導入していると、ネットワークの異常事態などでいち早く通知してくれます。

担当者へのチャットやメール、電話への発信などもあります。

初期対応を迅速に行うことで、被害の伝播を最小限に抑えることができるのです。

情報流出や情報漏洩を防ぐために有効

普段特定の情報にアクセスしない人が、頻繁にある情報にアクセスし始めたら情報の抜き取りなどを考えているかもしれません。

個人がどのような閲覧をしているかなどを記録し、不審点があれば教えてくれるログ管理システムを利用することで情報流出を未然に防ぐことが可能な場合もあります。

また、情報流出してしまった時にも誰が情報を持ち出したのかも簡単に調べることができ、重要な証拠になるのです。

ログ管理システムのデメリットと注意点

ログ管理システムを導入するときは、デメリットと注意点について確認しておくことも大事です。

ログ管理システムの導入はリスクもあるため、しっかり把握しておくことが大事です。

ログ管理システムの導入には以下のようなデメリットと注意点があります。

ログ管理システムのみではセキュリティ対策にならない

ログ管理システムを導入するときは、セキュリティに注意しておく必要があります。

企業では毎日膨大な量の操作ログやアクセスログが発生するため、たくさんのデータが保有されることになります。

システムを適切に管理することで不正アクセスなどにも対応できますが、セキュリティの強度が自社の予想と異なることもあるでしょう。

特に、従業員が多く、パソコンを使用する機会が多いとログ管理システムのセキュリティだけでは防ぐことが難しいこともあり、万が一ハッカーなどに狙われて不正利用されると大きな損害を被ることになります。

ログ管理サービスによっては高度なセキュリティシステムを準備していることもあるため、事前に相談することが重要です。

もし、セキュリティに不安があるなら、他のアクセス制御システムと組み合わせるようにしましょう。

コスト負担が大きくなる

ログ管理システムを導入することになれば、コスト負担について注意しておくべきです。

ログ管理システムは各サービス会社によって価格に違いはありますが、費用が発生します。

コスト負担が大きくなればログ管理によって業務の効率化ができたしても、経営に支障が生じることになるため、継続して利用することが難しくなる場合もあるでしょう。

また、サービス内容によってはコスト負担のバランスが悪くなってしまうこともあるため、契約前に確認しておくことも大事です。

コストによる経費負担が大きくならないよう、資料請求や問い合わせなどで把握しておくようにしてください。

自社のニーズを検討する

ログ管理システムを導入するときは、自社のニーズについて検討しておくことも大事です。

ログ管理システムの機能は各サービス会社によって違いがあるため、機能面と自社の求めていた内容が違っていた場合、導入しても業務の効率化にならないこともあります。

そのため、管理したいログに合わせて最適な商品であるのか、内容をチェックしてから決定してみるべきです。

ホームページなどを閲覧することで特徴や機能面について確認することはできますが、詳細な点が分からないこともあります。自社のニーズに合わせたものかチェックするため、業者の担当者と連絡を取り、詳細な情報を把握するように心がけてみることができます。

また、業者によっては無料体験できる場合もあるため、一定期間機能面を把握するために利用してみるのも良いでしょう。

従業員のプライベート問題

ログ管理システムを導入するなら、従業員のプライベートについても対策を講じる必要があります。

企業によってはテレワークを行っていてオフィスではなく、在宅で仕事をする機会も増えています。

そのため、ログ管理システムを導入すると、プライベートな検索などにも踏み込んでしまう可能性があり、会社と個人間でトラブルが発生するリスクも考えられるでしょう。

ログ管理システムによる従業員とのトラブルを避けるためには、業務のみで使用する端末に限定するなど対策を講じる必要もあります。

テレワークだと個人の電子機器や端末を使用するより、会社側から提供したPCなどを使用してもらう方が安全なため、検討しておきましょう。

ログ管理システムを選ぶポイント

ログ管理システムを選ぶときは、以下のポイントをあらかじめ確認しておきましょう。

導入のしやすさ

ログ管理システムには種類があります。

端末にソフトウェアをインストールするものや、クラウド上で管理できるものがあります。

どの程度深く、正確にログを記録するかによって導入までの期間も異なるため、必要な範囲を確認することが必要です。

たくさんのログを記録すればよいというものではありません。

別のシステムが動いて記録を行うため、高度なログ管理は機器の動作を遅くするなどのデメリットもあるためです。

担当者が管理しやすいシステムか

ログ管理をしていても、担当者が使いづらければ意味がありません。

緊急時にすぐに確認できること、普段から管理しやすいシステムであることも重要です。

担当者が相談しやすいサポートがあるシステムもおすすめです。

おすすめログ管理システム5選を徹底比較

ここでは、おすすめのログ管理システムを紹介・比較していきます。

Logstorage

・4,800社以上の導入実績がある

・日本の企業が開発しているため、日本企業も使いやすいツール

・試用版が1か月使用できる

Logstorageは、インフォサイエンス株式会社が提供するログ管理システムです。

特長はログ管理システムのパイオニア的な存在であることです。

4,800社以上の導入実績があります。

総合ログ管理ツール分野シェアは16年連続No.1という実績もあります。

ログ管理をやってみたいけれど、どうしたらいいのかわからない、信頼できるところを利用したいと考えている場合には、おすすめのログ管理システムです。

また、日本企業が開発するログ管理システムなので管理画面などが使いやすいと評判です。

試用版が1か月利用できるので、導入前に使い心地を確かめてみましょう。

SMART GW

・ログの確認が容易でわかりやすい

・導入時に各デバイスへのインストールは不要

・低コスト

SMART GWは、株式会社ボスコ・テクノロジーズが提供するログ管理システムです。

シンプルで見やすい管理画面が好評です。

ログを記録するだけではなく、アクセス制限などにより閲覧できる情報も制限したりできます。

そのため、特定の情報へアクセスできる人を制限でき、情報の高度な管理が可能になります。

SMART GWが得意とするのが、内部からの情報漏洩を防ぐことです。

そのため、公共機関や金融機関での導入実績があります。

内部からの情報流出という、悪意のある行動も阻止できるのが特長です。

また、導入のしやすさも魅力です。

既に導入されている様々なシステムに影響を与えたり、受けたりすることなく導入できます。

Site24x7

・わかりやすく、始めやすい価格設定

・世界で累計13,000以上の導入

・5分で始められる手軽さが強み

Site24x7は、ZOHO CORPORATIONが提供するログ管理システムです。

価格は公式サイトに詳細に表記されており、わかりやすくなっています。

もちろん価格も比較的安価であるため、初期コストを抑えてログ管理をしてみたいという企業にぴったりです。

そんなSite24x7は、世界で累計13,000以上の導入実績があるため安心して利用できるでしょう。

Site24x7の強みは、5分で始められる手軽さです。

SaaS型の管理ツールなので、導入までの工程も少なくなっています。

低価格で始めることができるのも、魅力の1つでしょう。

ネットワークに異常を検知した際は、アラートを出すことも可能です。

デフォルトでメールの通知と受信ができます。

MylogStar

・30日間の無料トライアル版が利用可能

・小規模から大規模まで規模に合わせた導入が可能

・サーバーを社内で準備する場合と、端末内で管理する2種類から選べる

MylogStarは、株式会社ラネクシーが提供するログ管理システムです。

企業の規模に合わせた柔軟な導入が可能なことが強みです。

価格については、MylogStar Enterpriseプラン以外はすべて公式サイトに記載されていますので参考にするとよいかもしれません。

さらにMylogStarは、30日間の無料トライアル版があるのでじっくり試してから導入を決めることができます。

他のログ管理システムと迷っている場合は、使い心地や担当者との相性などを確認しておきましょう。

MylogStarでは、管理サーバーを用意しログの管理をそのサーバーで一括管理するクライアントサーバー型と、個別のマシン内で記録しておくスタンドアロン型の2つから選ぶことができます。

必要に応じて選択してください。

X-MON

・視覚的に使用しやすい画面

・保守サポートの窓口が1つで緊急時も迷わず相談できる

・90日間の無料お試し期間がある

X-MONは、株式会社エクストランスが提供するログ管理システムです。

視覚的に使用しやすい管理画面が評判となっています。

そして、X-MONの特長は緊急時の連絡窓口が1つに統一されていることです。

保守サポートの窓口は1つで、すべての相談を行うことができます。

通常は、この分野の相談はここの窓口へ連絡するなど、担当窓口が細かく指定されています。

X-MONは、こうした悩みがなく窓口が1つになっているのが便利です。

また、自社開発製品を自社エンジニアがサポートするため安心して任せることができますね。

さらに、X-MONは90日間の無料お試し期間があります。

他のログ管理システムより、お試し期間が長くしっかり試して実力を確かめることができるでしょう。

まとめ：ログ管理システムで安全な運営・運用をしよう！

本記事では、ログ管理システム導入のメリットから、選ぶポイント、おすすめのログ管理システムを詳しく紹介しました。

ログ管理システムは、どの程度細かいログまで記録するかによって導入までの期間も変化します。

簡単に導入できるものから、大企業でも導入できるシステムまで様々あります。

記事を参考に自社に合ったログ管理システムを探してみてはいかがでしょうか。