最近、WEBサイトやSNS等を使用している際に広告を見る機会が増えていると感じることはありませんか？そんなWEB広告ですが、サービスや製品を世の中に浸透させていくには今では欠かせない手法です。そのWEB広告をどのように運用したらいいのか、イメージが湧かずうまく活用できないという担当者の方も多いのではないでしょうか。

使い方がわからない初心者の方をはじめ、誰もが簡単に運用を始められるのが「広告運用自動化ツール」です。本記事では、そもそも広告運用自動化ツールとは何か、ツールの活用で自動化できる業務、自動化するメリットやツール選定時のポイントについて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

広告運用自動化ツールとは？

広告運用自動化ツールとは、WEB広告の運用を一部、自動化・効率化できるツールです。具体的には、広告の運用を自動で実行できたり、結果を自動で集計したり、運用のサポートを行うことができます。しかしツールによって機能は異なります。ここでは一般的な2つの機能をご紹介します。

アカウント管理機能

アカウント管理機能は、各種広告媒体で使用している複数のアカウントを一括管理できる機能のことです。GoogleやYahoo、Facebookなどそれぞれの媒体に分散しているデータを、広告運用自動化ツールを活用することで、複数の媒体で運用していても、1箇所にまとめて管理することが可能になります。また、ツールによっては広告運用上の改善点をポップアップで表示してくれるものもあるため、初心者の方にはおすすめです。複数の媒体を活用する方には非常に便利に感じられる機能です。

広告運用レポート作成機能

レポート作成機能は、収集したデータを自動的にレポート化することができる機能です。1つ1つ入力すると非常に時間がかかる転記作業等を行う必要がなく、効率的に作業を進めることができます。さらにミスが起こりやすい計算業務においても、ツールが自動で実行してくれるため正確なデータをまとめることが可能です。人の手で行うよりも確実に効率的で、かつ正確に業務を実行してくれます。

ツールで自動化できる範囲

一般的な機能を2つご紹介した上で、実際に広告運用自動化ツールを活用するとどういった業務まで自動化できるのでしょうか。具体的な業務内容を挙げて解説します。

リスティング広告

まず1点目にリスティング広告です。リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに関連して表示される広告のことを指します。このリスティング広告の運用は基本的に手動で行われている作業ですが、ツールを活用することで自動化することができます。

ディスプレイ広告

2点目はディスプレイ広告です。これはWEBサイトの広告枠に表示される画像広告や動画広告のことです。リスティング広告との違いとして「ユーザーが検索したキーワードに沿っているか沿っていないか」という点です。上述の通り、リスティング広告はユーザーが検索したキーワードに関連した広告が表示されますが、ディスプレイ広告は管理画面で設定したターゲティング属性にあわせて、さまざまなサイトやアプリで表示される広告のことを指します。このディスプレイ広告の運用もツールを活用することで自動化することが可能です。

SNS広告

そして3点目はSNS広告です。SNS広告とは、TwitterやInstagram、Facebook等のSNSで配信する広告のことで、SNSを利用する方は最も目にする機会が多いと思います。これらの運用も上記2つと同様に、ツールを活用して自動化することができます。広告出稿やキーワードをあらかじめ設定しておくことで自動化が可能です。

広告運用を自動化する3つのメリット

ここまでツールで自動化できる業務の範囲をご紹介しました。それでは実際に広告運用を自動化することでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは大きく3つにわけて解説します。

複数の媒体にある情報を一元管理できる

まず1つ目に複数の媒体に分散している情報を1箇所にまとめて管理できる点です。例えば、GoogleやYahoo、Facebookなどの複数の広告媒体から得たデータを自動でグラフ化することができたり、その情報を元にレポート作成も自動化できます。情報を複数の媒体から探してグラフ化・レポート作成をするよりもはるかに短時間に業務をこなすことが可能です。

広告運用の工数を削減できる

2つ目に、広告運用の工数を削減できる点です。上記で挙げたようなレポート作成を1つ1つ人の手で行っていると非常に時間も手間もかかりますが、自動化することで大幅に工数を削減することができます。特に、広告代理店業界では、お客様に合わせてそれぞれレポートを作成するため、作業量が多くなってしまいますが、自動化することでその業務を行っていた従業員は、別の業務を行うことができるようになるため、これまでは滞っていた仕事にも手が届くようになるかもしれません。

初心者でも簡単に広告運用ができる

そして3つ目に、初心者でも簡単に広告運用ができる点です。ツールを活用すれば、これまで広告運用の経験が全くないという初心者の方でも簡単に運用することができます。ツールを用いずに運用を1から始めるとなると決して簡単ではありませんが、ツールは初心者の方にもわかりやすい簡単な作りになっているものが多いです。そのため非常に扱いやすく、社内の誰もが広告運用を実施できるという点は大きなメリットの1つといえるでしょう。

広告運用自動化の費用

実際に広告運用自動化をするにあたって費用はどのくらいかかるのか、気になるポイントだと思います。広告運用を自動化する方法は2つあります。既存のツールを活用する方法と、自社で1から開発をする方法です。それぞれの方法で費用は異なるため、1つずつご紹介します。

既存ツールの場合

既存ツールを活用する場合は、基本的には、広告費の5％が自動化にかかるものだと考えてください。さらにそこから、アカウント数や運用する広告媒体の量によって費用は高くなります。これはあくまでも目安になりますので、使用したいツールに合わせて調べてみてください。

自社で開発する場合

また自社で開発する場合は既存ツールとは異なり、まず初期費用が多くかかってしまいます。しかし、継続して広告運用をしていくにあたり、定期的にかかる費用は既存ツールと比較するとかなり抑えることができます。したがって、初期費用がかかる開発の方法でも、結果的にはあまり大差はないかもしれません。

おすすめの広告運用自動化ツール4選

ここまで広告運用自動化のメリットや費用について解説してきました。それらを踏まえて、おすすめの広告運用自動化ツールを4つ、ご紹介します。

AUTORO

「AUTORO」（オートロ）とは、オートロ株式会社が提供するクラウド上の単純作業を爆速で自動化できるWeb Auto Robotです。100を超えるアクションを実装しており、幅広い定型業務を自動化することができます。

shirofune

shirofuneは、株式会社shirofuneが提供する広告運用の工数削減と広告効果アップを目的としたツールです。誰もが操作しやすいという特徴から、広告運用の経験がない初心者の方におすすめのツールです。

ROBOMA AI

ROBOMA AIとは、RoboMarketer 株式会社が提供するSNS広告運用に特化したツールです。したがって、冒頭でも紹介したTwitter広告やInstagram広告、Facebook等のSNS広告をメインに運用したいと考えている方に特におすすめのツールです。

AdSIST

AdSISTとは、株式会社これからが提供するネットショップ集客に特化したツールです。FacebookやInstagram、 Yahoo!、Google、LINEといった国内の主要広告媒体とネットショップを繋ぎ、多くのユーザーにアプローチします。他のツールと大きく異なるのは、ECサイト専用のツールであるということです。そのため、ネットショップを運営している方におすすめのツールです。

自社にあった広告運用自動化ツールを選ぶポイント

ここまでおすすめの広告運用自動化ツールをいくつかご紹介しました。しかし、上記で挙げたツールはほんの一部に過ぎませんし、どの企業にとっても必ずしも最適とはいえません。企業によって最適なツールは変わってきます。そこで本項では、自社に適したツールを選定するためのポイントを解説します。

導入する目的を明確にする

まずは自社がどんな目的があってツールの導入をしたいのかを明確にしましょう。目的が明確に定まっているほど、自社に最適なツールを選定することができます。1つ明確な目的があれば、それを解決するための機能が特化したツールを選ぶのが1番です。目的が曖昧なまま、ツールを選定すると解決したい内容を忘れてとにかく多くの機能が備わったツールを選びがちです。多くの機能があっても自社にとっては不要な機能で、よりコストも削減できるかもしれません。このような事態を防ぎ、自社に最適なツールを選ぶためにはまずはツールを導入する目的をできるだけ明確にしましょう。

操作性

次に操作性です。これもツールを選定する際には重要なポイントです。広告運用初心者でも使いやすいものなのか、誰かにレクチャーしてもらわなくても扱えるツールなのかなど、操作性の確認を必ず行いましょう。社内でシステム利用者に対する指導が簡単に行えるかという利便性にも関与してくるため選定前には必ずチェックしましょう。

サポート体制が十分であるか

また、サポート体制が十分であるかも確認しておきましょう。サポート体制が充実しているツールであれば問い合わせフォームやヘルプサイトがあるため、わからないことがあった際に非常に便利です。サポート内容もツールによって異なるので、ツールごとの詳細も確認しておきましょう。

連携できる広告媒体の確認

そして導入を検討している広告運用自動化ツールが、連携できる広告媒体は何かという確認も重要です。広告運用を行う上で自社が運用している媒体（TwitterやInstagram、Facebookなど）と連携ができるツールでなければ、導入しても一元管理することができず、あまり効果が感じられないでしょう。そのため、連携している広告媒体は選定時に必ずチェックしておきましょう。

広告運用自動化ならAUTORO

「AUTORO」（オートロ）とは弊社で提供しているRPAツールです。「AUTORO」は、クラウド上の単純作業を爆速で自動化できるWeb Auto Robotで、100を超えるアクションを実装しており、幅広い定型業務を自動化することができます。

AUTOROできる広告運用の自動化事例

AUTOROを導入することで広告運用を自動化し、業務効率化を実現させることが可能です。実際にAUTOROが自動化できる広告業界での業務は以下の通りです。

• 広告レポート作成
• SEOの順位変動調査
• 不正出稿パトロール
• SNSのPR投稿の反響収集
• インフルエンサーの投稿傾向の分析と収集
• 運用型広告の売上請求書作成

……他にも実現したい業務に合わせてカスタマイズすることによって、さまざまな業務を自動化することが可能です。クラウド型の特徴である、メンテナンス不要の手軽さ、サーバの用意も必要ないため、導入費用を抑えつつ、導入後はすぐに利用することができます。

AUTORO導入事例

上記でAUTOROで自動化できる業務をご紹介してきましたが、ここでは実際の導入事例をご紹介します。

株式会社フルスピード様では、広告レポート作成や社内KPI集計の業務を主に自動化しました。具体的には、クライアント様に提供する成果レポートの作成や社内用レポートの抽出や共有です。AUTOROを導入する前までは、各クライアント様から求められている達成目標（KPI）の集計を細かく実施することが困難でしたが、AUTOROを導入し自動化したことで、細かいデータ集計を自動で繰り返し実行することが可能になりました。さらに、業務の案件や担当者ごとのパフォーマンスが可視化できるため、課題の特定やその対策を素早く実行できるようになりました。

• 【導入事例】株式会社フルスピード様

このようにAUTOROを導入することで、広告レポート作成や社内KPI集計等の業務を自動化することができ、大幅に作業の時間を短縮することが可能です。本記事でご紹介した広告運用自動化ツールを選ぶポイントや導入するメリットを踏まえて、ぜひ導入を検討してみてください。

クラウド型RPAなら「AUTORO」