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RPAとノーコードの違いを初心者にもわかりやすく解説

業務効率化やDX推進が急務な現代、「RPA」と「ノーコード」という、2つのキーワードが脚光を浴びています。しかし、どちらも似たような機能で紛らわしい……はっきりと意味の違いを説明できない……という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、RPAとノーコードの違いを、それぞれの特徴などと合わせてわかりやすく解説します。さらに、自動化戦略を検討するうえでのポイントも整理していきます。

RPAとノーコードの違いを一言で言うと?

RPAとノーコードの違いを一言で言うと、RPAは「既存のパソコン業務やアプリケーション操作の自動化のプロセス(やツール)」を指すのに対し、ノーコードは直訳で「コーディング不要」という意味であり、主にコーディングを要さない「アプリケーション開発の手法(やツール)」を指します。

つまりRPAは自動化の「プロセス自体」または「ツール」を示し、ノーコードは主に(※)アプリケーションの「開発手法」を示すため、両者は全く異なる概念であるといえます。

一方で、RPAとノーコードの共通点として、「コーディングを要さずとも、独自のアプリケーションやツールによって、業務プロセスを改善できる」という点が挙げられます。
ただし、このような業務自動化という文脈においてはそれぞれの目的が異なります。RPAの主な目的が元々使用している既存のアプリケーションなどの自動化であるのに対して、ノーコードの目的(動機)は業務自動化のための新たなツールの開発にあるという見方ができます。

これを踏まえ、業務自動化の文脈において、RPAとノーコードは以下の例文のような表現で使われています。

  • 業務自動化アプリを「ノーコード」(で)開発する
  • 「ノーコード」の開発プラットフォームで自動化ツールを構築する
  • 「ノーコード」の「RPA」で業務やアプリケーションの操作を自動化する

「ノーコードのRPA」とは、コーディングをせずに利用できる自動化ツールのことです。RPAツールの導入には、RPAのカスタマイズを行う際などに技術者が必要になることがネックになりがちですが、その点ノーコードのRPAは、技術者のいない現場でも機能をカスタマイズでき、最大のポテンシャルを引き出せるのが強みといえます。

RPAとノーコードの違いの概要
  • そもそもの文脈の違い:RPAは自動化プロセスまたはツールを指し、ノーコードは「コーディング不要」の開発手法を指す。
  • 業務自動化における主な目的の違い:業務自動化の文脈で使われる場合、RPAの目的は「既存の業務(アプリケーション)の手順自動化」だが、ノーコード(開発)の目的は「新たな自動化アプリケーションを開発すること(によって業務を自動化すること)」にある。

さらに、RPAの中には複雑なプログラミング(コーディング)が必要となる場面もあるということ、反対に「ノーコード」という言葉自体に「自動化」の意味は含まれていないということも確認しておきましょう。

まとめると、RPAとノーコードの間には、そもそも自動化のプロセスやツールを指すのか、アプリなどの開発の手法(やツール)を指すのかにおいて異なります。そしてそのどちらも、業務自動化の分野で使われることの多い言葉であるということが、両者の意味の違いを紛らわしくさせる要因となっていると考えられます。

※開発や運用にコーディングが不要な「ノーコードツール」全般を「ノーコード」と呼ぶ場合もあります。

RPAとは?

RPA(Robotic Process Automation/ロボティックプロセスオートメーション)は、直訳すると「ロボットによるプロセス自動化」であり、パソコン上で行う業務プロセスを、ソフトウェア型のロボットで自動化するツールのことを指します。

ここでのロボットとはいわゆる手と足がある、あのロボットではありません。イメージしにくいかもしれませんが、パソコンの中での作業工程を自動化する、ソフトウェア型のロボットのことを指しています。

RPAってなに?初心者にもわかりやすく解説します!

RPAは主にルーティン業務の自動化で活躍します。例えば、顧客情報の入力や給与計算、フォーム処理など、手順が決まっている業務であれば大抵のことは自動化できると考えて良いでしょう。

下記記事ではRPAでできることを業界・職種別に詳しく紹介しています。

RPAでできること【業界・職種・部門別】

ノーコードとは?

一方、「ノーコード」と呼ばれるのは、コーディング(プログラミング)の知識やスキルがなくても、画面上で操作や設定を行うだけでアプリケーションを開発できる開発手法を指します。似た言葉で「ローコード」がありますが、これはノーコードに比べてある程度の専門的なスキルが必要となる代わりに、コーディングによって、より自由度の高いカスタマイズが可能になるのが特徴的です。

「ノーコードツール」とは?種類や導入するメリットを解説!

ノーコードでの開発が可能なプラットフォームでは、専門知識やプログラミングスキルがなくても、直感的な操作感でアプリケーションなどを構築できます。つまり、ノーコード開発は、誰でも比較的簡単にアプリケーションを開発して、業務プロセスに活用することができる開発手法ということです。

ノーコードで使えるRPAのメリット

初めの方で「ノーコードのRPA」について少し触れましたが、実はRPAとノーコードの組み合わせは非常に相性が良いのです。その理由はこれからご紹介するノーコードで使えるRPAのメリットを見ながら確かめていきましょう。

操作が簡単

ノーコードのRPAツールの多くは、ドラッグ&ドロップやマウス操作で簡単に操作できます。プログラミングスキルがなくても、誰でも簡単にRPAを導入することができます。

拡張性が高い

RPAツールは、さまざまなアプリケーションやシステムと連携することができます。ノーコードのRPAツールであれば、さらに柔軟に連携することができます。

導入コストを抑えられる

ノーコードのRPAツールであれば、プログラミングスキルを持った人材を雇う必要がありません。これにより導入コストを抑えることができます。

RPAの導入費用はどのくらいかかる?導入費用の抑え方も解説します

導入期間を短縮できる

プログラミングスキルがなくても簡単にRPAを導入し、すぐに運用することができます。また、既存のシステムと連携させれば、データ移行や業務フローを変えるなどの手間をカットできます。

業務の高度化

RPAは、単純作業や繰り返しのルーティン作業を自動化することで、従業員の業務負担を軽減し、より付加価値の高い業務に集中できるようにします。ノーコードのRPAを活用することで、従業員の業務をさらに高度化することができます。

RPA導入のメリットとデメリットとは?デメリットを回避する方法とRPAの活用事例もあわせてご紹介

ノーコードで使えるRPAツールのおすすめ5選

メリットがわかったところで、ここからは、実際にはどのようなツールが使われているのか具体的に見ていきましょう。今回は厳選したおすすめ5選をご紹介します!

  1. AUTORO
  2. EzRobot
  3. BizteXcobit
  4. Microsoft Power PAD(Automate Desktop)
  5. Robo-Pat

同じRPAとは言っても、性能はさまざまです。クラウド型なのかデスクトップ型なのか、操作感は初心者でも使えそうか、サポート体制は整っているかなども合わせて確認していきましょう。

AUTORO

AUTORO(オートロ)は、オートロ株式会社が提供するクラウド型RPAです。

基本操作はドラッグ&ドロップのみ。未経験者でも簡単にロボットを作成できます。

その一方で、コードを書き慣れている経験者にとっても使いやすいように設計されているのも特徴的です。コーディングをしてロボットを作る場合は、よりパーソナライズされた複雑な業務の自動化が可能になります。

また、以前までクラウドベースでのみ対応していましたが、今年からはデスクトップにも対応しました。

さらに利用者から高い評価を得ているのは、徹底的なサポート体制です。専門のスタッフがチャット上でリアルタイムに対応するため、些細なことであっても気軽に確認ができます。また、ユーザーの意見や要望を機能に反映することも多く、柔軟さも備わっています。

Salesforceやkintone、Google周辺ツールなど、外部との連携がスムーズな点もうれしいポイントです。

無料トライアルは2週間、すべての機能が利用できます。

EzRobot

引用:https://ezrobot.biz/

EzRobotは、株式会社RPAソリューションズが提供するデスクトップ型のRPAツールです。業務手順を指示するように、ロボットを作成できます。

また、初心者でもマニュアルなしで操作できるような簡潔なUIに設計されており、伝統的なユーザーインターフェースが特徴的です。これにより、世代や経験を問わず誰でも使いこなすことができます。

さらに、無料で受けられる回数無制限のサポートや学習コンテンツも充実しているため、導入や運用が容易です。コストに関しては、初期費用なしで月額5万円〜とリーズナブルな価格設定となっています。

無料トライアル期間は1ヶ月です。

BizteXcobit

引用:https://service.biztex.co.jp/rpa-cobit/

BizteXcobit(ビズテックスコビット)は、BizteX株式会社が提供する、国内初のクラウド型RPAです。インストール不要でブラウザベースのルーティンワークを自動化できます。

BizteXの強みはなんといっても、月額2万円〜という価格の安さ。専門スタッフによる無料のチャットサポートや、アカウント発行数無制限など、低価格でありながら充実したサービスを展開しています。

機能面では、初心者であっても直感的な操作でロボットを作成できるよう設計されています。

BizteXcobitは7日間の無料トライアルでお試しできます。

Power Automate Desktop(PAD)

引用:無償提供の Power Automate Desktop でフローを自動化しよう! – Microsoft for business

Power Automate Desktop(パワーオートメートデスクトップ)、通常PADは、Microsoftが提供するRPAツールです。Microsoft Officeアプリの動作だけではなく、デスクトップ上のクリックなどの操作に対応しています。

操作方法は、アクションアイコンをパズルのように組み合わせるだけのシンプルな仕様。Windows 10 および Windows 11のユーザーに限り無料でインストール・利用できます。ただし、スケジュール設定による自動実行、ログアウト時を含む連続稼働(非アテンド型)、クラウド版Power Automateとの連携など一部機能が使用できません。これらを使うには、「アテンド型RPAユーザーごとのプラン」という有償のプランに加入する必要があります。料金体系やライセンスが複雑なので、詳細はこちらの公式サイトをご確認ください。

RPA Robo-Pat DX

引用:ロボパットDX

RPA Robo-Pat DX(ロボパットDX)は、スターティアレイズ株式会社が提供するスタンドアロン型のRPAツールです。技術者がいない現場でも使えるように簡単な操作性を実現していて、初心者でもマウスとキーボードでロボットが作れます。

さらに、無料の各種サポート、全てのアプリケーションと連携可能な点、1ライセンスにつきPC端末無制限が強みです。また1ヶ月単位から契約可能なので、繁忙期にだけ使うなどニーズに合わせて活用できます。料金は月額4万円〜で、1か月の無料トライアルが利用できます。

RPAツール14選を比較してご紹介!導入ポイントもあわせて解説

まとめ:RPAとノーコードの違いを正しく理解しよう!

RPAとノーコードは業務自動化を実現する手段として注目されていますが、その定義や目的が異なることを理解しておく必要があります。RPAは業務プロセスそのものの自動化を実現するツールである一方、ノーコードは新たなアプリケーション開発の手法です。

また、ノーコード型RPAツールを活用することで、技術者のいない現場でもRPAの機能拡張が可能となり、業務特性に合わせた自動化が実現できます。自社の業務内容を理解したうえで、目的に合ったツールを選定していきましょう。

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この記事を書いた人

Mori
Mori

2023年1月にオートロ入社。 主にイベントやセミナーの運営、web広告の運用を担当しながらマーケティングを勉強中。 趣味は映画鑑賞でたまに怖い映画を見るのが好きです。 東京育ちでお気に入りスポットは上野。