2023年に登場したAIツール20選!話題のものからユニークなものまで

2022年末のChatGPTの登場により急激にAI技術が注目されており、現在まで次々と新しいAIツールが誕生しています。便利で高性能な技術から、ユニークなサービスまで様々。そこで、今回は2023年に登場した最新のAIツール20選を、その概要や強みとともに紹介していきます。

そもそもAIとは?

AIとは、「人工知能」を意味し、人間のような知的能力をコンピューターやロボットなどの機械に実現させる技術のことです。つまり、機械が自己学習や推論、意思決定などの能力を持ち、人間のように問題を解決することが可能になります。

“ChatGPT”だけじゃない、2023年最新AIツール20選

AIと一口に言っても、チャットボットや画像生成など様々な機能が存在します。そこで、ここでは、2023年に公開された話題のAIツール20選をジャンルごとに分類して紹介していきます。

AIチャットボット

1.話題のAIチャットツール「ChatGPT」

ChatGPT

公式サイト:https://openai.com/blog/chatgpt

  • 世界で1億人が利用
  • 自然な対話が話題のAIチャットボット
  • 完全無料(有料プランもあり)

ChatGPTは、OpenAIによって2022年末に発表されたチャットボットです。まるで人間と話しているかのような自然な対話が可能。ユーザーの質問に対する回答の速度、精度ともに非常に優れています。現在は無料で利用することができ、2023年1月時点でユーザー数は1億人に達しました。

また有料プランとして、より高精度な「GPT-4」を搭載したChatGPTの最新モデル「ChatGPT Plus」も登場しています。ChatGPTが文章にのみ対応可能であることに対し、GPT-4は文章、画像、音声など形式にかかわらず、その内容を理解し、文章化することができる、マルチモーダルである点が特徴的。アメリカの司法試験では上位10%の成績で合格するなど、性能の高さが非常に注目されています。

2.LINEでChatGPTが使える「AIチャットくん」

AIチャットくん

公式サイト:https://aichat-line.studio.site/ai_chat

  • ChatGPTをLINEで使える(現在は専用アプリもあり)
  • OpenAIのChatGPTのAPI公開日にリリースされたサービス
  • 現在登録者数(LINE友だち数)は114万人超

AIチャットくんは、株式会社piconによって、ChatGPTのAPI公開と同日にリリースしたライン上のサービス。APIとは、ChatGPTのようなツールを外部からアクセスするための仕組みです。

機能はChatGPT同様、ユーザーの質問や発話に返答するチャットボットです。ユーザーからはレスポンスの速さ、LINEから使える手軽さが高く評価されています。

3.より自然な対話型AI「Claude」

Claude

公式サイト:https://www.anthropic.com/index/introducing-claude

  • 元OpenAI社員が開発
  • より自然な会話ができるAI
  • 開発にGoogleが出資

Claudeは、AI開発専門企業のAnthropicが発表したAIチャットボットです。ChatGPTに匹敵する機能性に加えてより自然な会話が可能。現在まで、高性能モデルの「Claude-v1」と、軽量かつ安価な「Claude Instant」の2モデルが発表されています。Quoraが発表したチャットアプリ「Poe」や、Notionがリリースした「Notion AI」にも使われています。

4.AI検索ツール「新しいBing」

新しいBing

公式サイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/bing?form=MA13FJ

  • Bingに実装されたAIチャット形式の検索ツール
  • GPT-4搭載
  • 現在はプレビュー版として利用可能

新しいBingは、検索エンジン「Bing」に実装された、GPT-4(ChatGPTの最新モデル)搭載のチャット形式の検索サービスです。質問に対して回答を重ね、精度を高めていきます。現在はプレビュー版として利用可能。回答の正確性が不十分なため、利用者が検証する必要があります。

5.ChatGPT搭載の新機能「ChatPlus(チャットプラス)」

ChatPlus(チャットプラス)

公式サイト:https://chatplus.jp/

  • 導入実績業界No.1
  • チャットボットを簡単カスタマイズ
  • ChatGPTと連携開始

ChatPlus(チャットプラス)は、業界No.1の導入実績を誇るチャットボットプラットフォームです。チャットの中で、オリジナルのシナリオや選択肢をカスタマイズすることで、問い合わせの同時対応を可能にし、業務の効率化及び自動化できます。2023年、ChatGPTとの連携により、問い合わせ対応をAIが自動で行う新機能がリリースされました。通常はカスタマイズ時に、人手によってQ&Aを事前に用意する必要がありますが、新機能ではその事前準備なしで、AIが一般的な質問に回答してくれます。

6.知恵袋AIチャットアプリ「Poe」

Poe

公式サイト:https://poe.com/login?redirect_url=%2F

  • 世界的知恵袋サイトのデータを活用
  • 1日1問無料
  • 手軽なサブスク型

Poeは世界的知恵袋サイト「Quora」による、「Claude」を活用したチャットボットアプリです。Quoraが所有している大量の“知恵”のデータを活用し、対話が他社にはない特徴。人同士でQ&Aが行われてきたものがAIに代替され、より網羅的に情報収集することができます。

画像・動画AI

1.画像生成AI機能「Bing Image Creator」

Bing Image Creator

公式サイト:https://www.bing.com/create

  • 「新しいBing」と「Microsoft Edge」に導入
  • テキストによる命令から画像を作成できる
  • 現在はプレビュー版として利用可能

Bing Image Creatorは、テキストの説明に基づいて画像を自動生成・提案するAI機能です。2022年にOpenAIによりリリースされた、文章から画像を生成するAI「DALL-E 2」の拡張版が内部で利用されています。現時点で画像作成できるのは、英語でのテキスト入力のみですが、今後対応言語が拡大される予定です。

2.商用利用に特化した画像生成AI「Adobe Firefly」

Adobe Firefly

公式サイト:https://www.adobe.com/sensei/generative-ai/firefly.html

  • Adobeによる商業利用特化の画像生成AI
  • テキストから画像を作成できる
  • 現在はプライベートベータ版が利用可能

Adobe Fireflyは、米Adobeが発表した、プライベートベータ版公開中のサービスです。AI機能を活用し、スピーディーな画像生成が可能。Adobe Stockの画像や著作権が失効したコンテンツを元に生成されるため、権利者や知的財産(IP)を侵害しない安全性が考慮され、商用利用可能な点が特徴的です。

3.二次元イラスト自動生成AI「Niji 5」

Niji 5

公式サイト:https://nijijourney.com/ja/

  • 文章から自動で二次元イラストを作成
  • リリース直後からクオリティが話題
  • まるで漫画やアニメのような繊細なイラスト

Niji 5は、2022年に登場し話題になった画像AI「Midjourney」の二次元特化版「にじジャーニー」(nijijourney)の新モデルです。生成したいイラストを文章で入力するだけで、AIがイラストを作成します。新モデルであるNiji 5は、以前と比べより陰影や目のハイライトなどのディティールが強調され、よりハイクオリティなイラストを描くことができます。ただし、手の部分だけは不安定で、何かを持ったり握ったりする描写に違和感が残る場合があり、今後も精度改善の余地があります。

参考:https://sizigi.notion.site/Niji-5-39183ab78bb94721810292956c1c7008

4.画像・動画の中のオブジェクトを特定「Segment Anything Model(SAM)」

Segment Anything Model(SAM)

公式サイト:https://segment-anything.com/

  • 画像や動画の中のオブジェクトを特定できる
  • クリエイティブな領域で応用可能
  • 現在無償公開中

Meta AIが、「Segment Anything Model(SAM)」とそのデータセットとなる10億マスクのデータセット(SA-1B)を公開しました。WebブラウザでSAMを体験できるデモページ「Try the Segment Anything」も用意しています。SAMでは、あらゆる画像や動画の中のオブジェクトを特定し抽出できます。コラージュやビデオ編集などクリエイティブの分野でも応用可能。またAR/VRのヘッドセットから、ユーザーの視点を入力プロンプトとして利用することもでき、今後の機能拡充も期待されています。

参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/06/news077.html

業務効率化・自動化AI

1.テキストから機械学習モデルを自動選択「HuggingGPT」

HuggingGPT

公式サイト:https://huggingface.co/spaces/microsoft/HuggingGPT

  • どのAIを使えばいいかがわかる
  • 機能選択及び処理の自動化ができる
  • 画像と文章を混ぜた返答ができる

huggingGPTは、ユーザーがテキストを入力するだけで、その内容の解決に最適な機械学習モデルが自動で選択され、処理されます。これは、AIツールが多く登場する中で、どれを使えばいいのかわからないという問題を打破してくれます。ChatGPTと、LLMの機械学習モデルやデータセットなどが共有されている「Hugging Face」が連携しており、より効率的で正確な応答が可能。画像と文章を混ぜた複雑な質問にも的確に返答します。

参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/07/news062.html

2.AI予測分析ツール「Prediction One Biz」

Prediction One Biz

公式サイト:https://predictionone.sony.biz/

  • 専門知識のいらない簡単操作のAI予測分析ツール
  • 初心者でも安心の、操作ガイド機能が追加アップデート
  • 28,000社導入実績

ソニービズネットワークス株式会社が提供するPrediction Oneのアップデート版が登場しました。Prediction One Bizは、ソニー社内のAI教育にも用いられる、AI予測分析ツールです。専門的なプログラミング知識を持っていなくても、簡単なクリック操作だけで予測分析を行うことができます。AIを活用することで、勘や経験に頼りがちだった業務を自動化し、業務効率化や特定のスキルにおける個人差の解消を実現します。

3.通話内容をAIが記録・分析する「pickupon(ピクポン)」

pickupon(ピクポン)

公式サイト:https://pickupon.io/

  • AIが通話音声を自動記録し、重要箇所をピックアップ
  • CTI(Computer Telephony Integration:コンピュータと電話の連携)大型バージョンアップで、同一番号から100ch同時通話を実現
  • 顧客情報管理を一元化

ピクポンは、2019年に提供開始された通話内容を自動入力する電話ツールです。電話対応における事務作業を大幅に削減するだけでなく、情報の管理、見直し、共有も効率的に行えます。を2023年にCTIを大型バージョンアップ。同一番号から100ch同時通話を実現し、100人以上のチームでの連携が可能となりました。現在はSenses、Salesforce、HubSpot、Googleスプレッドシート、Slackなど各種ツールと連携可能。顧客との通話内容の中で重要な課題感を含む発言が、自動でSlackに共有されるなど、チーム内での情報共有も効率化できます。

4.開発を助けるAIテスト自動化「MagicPod for Startups」

MagicPod for Startups

公式サイト:https://magicpod.com/

  • 特別なスキル不要の、AIテスト自動化プラットフォーム
  • モバイルアプリテスト、ブラウザ(ウェブアプリ)テスト両方に対応
  • スタートアップ企業向けの割引プラン

MagicPod for Startupsは、株式会社MagicPodが提供する「MagicPod」のスタートアップ企業向けの割引プランです。プログラミングなどの特別なスキルがなくても、直感的に操作できるデザインやクラウドサービスによる高いメンテナンス性、そしてAI技術による自動修正機能によって、テストプログラム修正の手間を大幅に削減することができます。これまでの手動のテスト、プログラミングスキルが必要な自動のテストにおける、時間のかかりすぎや業務の属人化など、開発サイクル高速化のボトルネック解消に非常に効果的といえます。

5.臨床文書を自動作成する「Dragon Ambient eXperience(DAX)Express」

Dragon Ambient eXperience(DAX)Express

公式サイト:https://www.nuance.com/healthcare/campaign/learn-more/express.html

  • 音声アシスタントSiri(Apple)開発のNuanceとMicrosoftの共同開発
  • 医療分野に特化したAI
  • GPT-4の自然言語機能搭載

Dragon Ambient eXperience(DAX) Expressは、Microsoftが昨年買収したNuance Communicationsと共同で開発した、OpenAIのGPT-4を使用した医療従事者向け臨床文書の自動化アプリです。医療現場における業務効率化やDX化を支援し、医療従事者の負担軽減を目指しています。

参考:https://news.nuance.com/2023-03-20-Nuance-and-Microsoft-Announce-the-First-Fully-AI-Automated-Clinical-Documentation-Application-for-Healthcare

6.情報一元管理システムNotion上のAI機能「Notion AI」

Notion AI

公式サイト:https://www.notion.so/ja-jp/product/ai

  • Notionの追加機能
  • 高性能な文章の作成や校閲
  • メモやタスク整理ができる

Notionとはメモやタスク管理、ドキュメント管理、データベースなど、業務上のツールを統合的に管理することができるサービスです。Notion AIはNotioin上で利用できる追加機能です。従来のメモやタスク管理をさらに効率化したり、文章に関するさまざまな操作が一括で行えます。例えば、文章の作成、要約、校閲、翻訳など。さらには文章を「長くする」など細かい指定が可能です。

7.商品説明文を自動生成「BASE AI アシスタント」

BASE AI アシスタント

公式サイト:https://baseu.jp/information/20230406

  • BASEが提供する文章自動作成機能
  • ChatGPTを活用
  • BASEオーナーの負担を軽減

BASE AI アシスタントは、BASEによる ChatGPTと連携した新機能です。商品説明文や顧客向けメール、SNS投稿などの文章作成を支援します。主に「BASE」オーナーの業務負担を減らし、ものづくりやマーケティング、お客様対応などのコア業務に集中できる時間の確保に貢献します。

8.就活のプロフィールを自動で作成する「AIアシスタント」

AIアシスタント

公式サイト:https://blitzcareer.jp/newsrelease-2023-03-24/

  • 自己PRやガクチカをAIが自動で作成
  • 就職活動を効率化
  • 必要なのはキーワード入力のみ

新卒向け就職活動サイト「BLITZCAREER」において、就活生のプロフィールを自動生成する「AIアシスタント」機能がリリースされました。ユーザーは専用のフォームにキーワードを入力するだけで、自己PRやガクチカなどのプロフィールを作成できます。それまでアピールしきれなかった部分を的確に文章化でき、就職活動の効率化につながります。

その他、ユニークなAIツール

1.欲しいアプリを“爆速”で作ってくれる「GPTApp」

GPTApp

公式サイト:https://cgptapp.com/

  • 作って欲しいアプリのイメージを書くだけで、アプリが完成する
  • 所要時間約30秒
  • コードを確認可能

ゲームアプリの企画・開発を手掛けるミリオンダウト代表のTakayuki Fukudaさんが公開した、ChatGPTを活用したサービス。ユーザーが作って欲しいアプリのイメージを特定のフォームに書くだけで、ChatGPTが自動でコードを出力しWeb上に実装してくれます。Webブラウザ上で動作する、シンプルなアプリのみ開発可能。開発にかかる時間は約30秒程度で、「ChatGPTの返信を見る」をクリックすれば生成されたコードも閲覧できます。

2.イーロン・マスクやスティーブ・ジョブズと話せる?「BANTERAI」

BANTERAI

公式サイト:https://www.banterai.app/

  • 著名人のAIボットと電話できる
  • Googleアカウントで利用可能
  • 声のみならず性格まで模倣

BANTERAIは、著名人を模倣したAIと電話できるというユニークなWebサービスです。音声はもちろん性格も非常にリアリティがあると話題になりました。無料版は、通話の時間が非常に短く回数も限られています。

まとめ

2023年に新登場したAIツールやサービスをご紹介しました。
私たちにとっても身近な存在となってきているAI。
この機会に、仕事や日常生活に取り入れて活用してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

Ayuka Fujii
Ayuka Fujii

2023年3月〜オートロに従事し、現在は主にAI系の記事制作と公式X(@autoro_io)の運用を担当。初心者目線で親しみやすい記事作りを心がけています。趣味は日本全国のグルメマップを作ることで、行ってみたいお店の数が全国3000を突破しました。新潟生まれ新潟育ち。