iPaaSとは?おすすめ製品15選比較|機能やメリット、活用事例

iPaaSとは、異なるアプリケーションやシステム間を連携させるためのクラウドサービスです。本記事では、iPaaSの基礎知識から、導入メリット、選び方をわかりやすく解説し、おすすめ製品15選を紹介します。ぜひ業務効率化やデータ活用を行う際、iPaaS選びの参考にしてください。

iPaaSとは?

iPaaSは「Integration Platform as a Service」の略で、主にAPIをベースにクラウド上で複数のアプリケーションやシステム、ソフト、SaaS間のデータ連携を可能にするサービスです。ツールによっては、異なるシステム同士のデータの同期や連携のみならず、ワークフローの自動化も可能です。iPaaSは、クラウドサービスやオンプレミスのシステムを統合できるため、あらゆる企業の業務効率化やデータ活用を促進するための重要なツールとなっています。 

iPaaSの種類

iPaaSはいくつかの種類に分類されます。代表的な種類としては、以下の3つが挙げられます。

SaaS連携タイプ

SaaSアプリケーション同士の連携に特化したiPaaSです。SalesforceやMarketo、Slackなど、一般的なSaaSアプリケーションとの連携を容易にするコネクタテンプレートを豊富に提供しています。

様々なデータ連携に対応するタイプ

SaaSアプリケーションだけでなく、オンプレミスシステムやデータベース、ファイルシステムなど、様々なデータソースとの連携に対応したiPaaSです。エンタープライズ向けの機能が充実しており、大規模なデータ連携や複雑なワークフローの自動化にも対応できます。

その他特徴的なタイプ

特定の業界や業務に特化したiPaaSや、AIや機械学習などの技術を活用したiPaaSなど、特徴的な機能を提供するiPaaSも存在します。 

iPaaSの仕組み

iPaaSは、異なるアプリケーションやシステム間を接続し、データのやり取りや連携を可能にするプラットフォームです。その仕組みは、大きく以下の要素で構成されています。

コネクタ​

各種アプリケーションやシステムとの連携を担うアダプターのような役割を果たします。iPaaSは、様々なアプリケーションやシステムに対応した豊富なコネクタを提供することにより、連携を簡易化できます。

変換機能

変換機能は、異なる形式のデータを互換性のある形式に変換するものです。例えば、JSON形式のデータをCSV形式に変換したり、XML形式のデータをデータベース形式に変換することができます。

ワークフローエンジン​

ワークフローエンジンは、データ連携の処理手順や条件分岐などを定義する機能です。ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作でワークフローを作成し、データ連携を自動化できます。

セキュリティ​

iPaaSは、データの暗号化やアクセス制御など、セキュリティ機能を提供します。これにより安全なデータ連携を実現できます。

iPaaSの機能

iPaaSは、アプリケーションやシステム間のデータ連携を効率化するための様々な機能を提供します。主な機能としては、以下のようなものが挙げられます。

アプリケーション間のデータ連携・同期・移行・変換

iPaaSは、異なるアプリケーションやシステム間でデータを連携、同期、移行、変換することができ、これがiPaaSの最も基本的な機能です。例えば、CRMシステムとマーケティングオートメーションツールを連携して、顧客情報を自動的に同期したり、異なるデータベース間でデータを移行したりすることができます。

​ワークフローの自動化(オートメーション)

iPaaSの中には、ワークフローエンジンを搭載しており、複数のタスクを自動的に実行するワークフローを構築できるものもあります。例えば、特定のイベントをトリガーとして、自動的にデータ処理や通知を行うワークフローを作成することができます

タスクのスケジューリング

iPaaSのタスクのスケジューリング機能は、特定の日時や間隔でタスクを自動的に実行することができます。例えばデータのバックアップやレポートの作成を行うタスクをスケジューリングし、自動で定期的に実行させることができます。

イベント検知

iPaaSは特定のイベントを検知して、それに応じたアクションを実行する機能があります。。例えばファイルが更新されたり、メールを受信したりしたことを検知して、自動的にデータ処理や通知を行うことができます。

iPaaSと他の統合システム(ESB、API連携、SaaS・PaaS・IaaS、RPA)との違い

iPaaSは、クラウドベースの統合プラットフォームとして、他の統合システムとは異なる特徴を持っています。ここからはiPaaSと他の統合システムとの違いについて説明していきます。

iPaaSとESBの違い

iPaaSとESBは、どちらもシステム間でデータを連携させるためのツールですが、それぞれ特長が異なります。

ESB (Enterprise Service Bus)は、エンタープライズシステム(大規模に運用されるシステム)内のアプリケーションを接続するためのソフトウェアアーキテクチャであり、オンプレミス環境での利用を想定しています。ESBは複雑なシステム統合に適していますが、iPaaSと比較すると導入が難しく、コストも高くなる傾向があります。

一方、iPaaSはSaaSアプリケーションやクラウドサービスとの連携に強みを持ち、導入が容易でコストも抑えることができます。

まとめると、ESBはオンプレミス型のアプリケーション統合ツールであることに対し、iPaaSはクラウド型のアプリケーション統合ツールであるといえます。

  • ESBはオンプレミス型のアプリケーション統合ツール
  • iPaaSはクラウド型のアプリケーション統合ツール

iPaaSとAPI連携の違い

iPaaSとAPI連携は、どちらもシステム間でデータを連携させるための手段ですが、アプローチと機能に違いがあります。

API連携は、アプリケーションが提供するAPIを使用して、複数のシステム間で直接データのやり取りを行う方法です。これは開発者向けの技術であり、実際に連携を行うにはプログラミングの知識が必要となります。

一方、iPaaSは、API連携を簡素化するツールを提供しており、コーディングなしでアプリケーションを連携させることができます。

つまり、iPaaSはAPI連携を簡素化するツールを指し、API連携は、アプリケーション同士の連携を、API開発を通じ、プログラミングを用いて行う複雑な手段を指します。

  • iPaaSはAPI連携を簡素化するツール
  • API連携は、アプリケーション同士の連携を、API開発を通じ、プログラミングを用いて行う複雑な手段

※API(Application Programming Interface)…ソフトウェア同士が情報をやり取りするための窓口。開発者は、APIを利用して他のアプリやサービスと連携し、データの送受信や機能の利用が可能になる。要するに、APIはソフトウェア同士がコミュニケーションを取る手段のこと。

iPaaSとSaaS・PaaS・IaaSの違い

SaaSはアプリケーション、PaaSは開発基盤、IaaSはインフラ、iPaaSはシステム連携の基盤というように、それぞれが異なる役割を担っています。まずは、SaaS、PaaS、IaaSについてそれぞれ説明し、最後にiPaaSとの違いを解説します。

SaaS(Software as a Service)

SaaSは、ソフトウェアをインターネット経由で提供するサービスです。ユーザーは、インストールや設定を行うことなく、Webブラウザからソフトウェアを利用できます。代表的な例としては、SalesforceやMicrosoft 365などがあります。

PaaS(Platform as a Service)

PaaSは、アプリケーション開発のためのプラットフォームをインターネット経由で提供するサービスです。開発者は、PaaSを利用することで、開発環境の構築や管理を行うことなく、アプリケーション開発に集中することができます。代表的な例としては、Google App EngineやAmazon Web Services Elastic Beanstalkなどがあります。

IaaS(Infrastructure as a Service)

IaaSは、サーバーやストレージなどのITインフラをインターネット経由で提供するサービスです。ユーザーは、ハードウェアやソフトウェアの調達、設定、管理を行うことなく、必要なリソースをオンデマンドで利用することができます。代表的な例としては、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureなどがあります。

iPaaSとSaaS・PaaS・IaaSの違いとは

iPaaSは、異なるシステムやアプリケーション間でデータを連携・統合するサービスをインターネット経由で提供するサービスです。企業は、iPaaSを利用することで、複数のシステム間でデータをシームレスに連携させ、情報共有や業務効率化を実現することができます。代表的な例としては、MuleSoft Anypoint PlatformやIBM WebSphere Cast Iron Cloudなどがあります。

iPaaSとSaaS・PaaS・IaaSの違いは以下のようにまとめられます。

役割特徴
IaaSインフラ環境の提供サーバ、ストレージ、ネットワークなどのインフラ基盤を、
クラウド上で利用できる
PaaSアプリケーション開発基盤の提供オペレーティングシステム、開発ツールなどのアプリケーション開発基盤を、
クラウド上で利用できる
SaaS特定の機能を持つ、アプリケーションソフトの提供会計ソフト、顧客管理システム、CRMなどのアプリケーションソフトを、
クラウド上で利用できる
iPaaSシステム間の連携・統合異なるSaaSやオンプレミスシステム間でデータを、
連携・統合できる

企業は、それぞれのニーズに合わせて、複数のサービスを組み合わせて利用することができます。

  • SaaSはアプリケーション
  • PaaSは開発基盤
  • IaaSはインフラ
  • iPaaSはシステム連携の基盤

iPaaSとRPAの違い

RPA (Robotic Process Automation)は、定型的な業務を自動化するソフトウェアロボットです。主に人間がパソコンで行う、UIの一連の操作を自動化することに特化しています。

RPAは、具体的には、以下のようなことができます。

  • Excelでのデータ入力や集計作業を自動化する
  • Webサイトからのデータ収集を自動化する
  • 顧客対応のメール作成や送信を自動化する

一方で、iPaaSは異なるシステムやアプリケーション間でデータを連携・統合することに特化しています。具体的には、以下のようなことができます。

  • 顧客管理システムとECサイトを連携させ、注文情報と顧客情報を自動的に同期させる
  • SaaS型営業支援ツールと社内システムを連携させ、営業活動のデータを一元管理する
  • IoTセンサーと分析ツールを連携させ、センサーデータに基づいた分析結果を可視化する

使い分けとしては、以下のようなケースが考えられます。

  • 異なるシステム間でデータを連携・統合したい場合は、iPaaS
  • 人間がパソコンで行う一連の操作を自動化したい場合は、RPA

ただし、上記のような複数の要件がある場合は、iPaaSとRPAを組み合わせて利用することや、iPaaSの機能(データ連携)も内包したRPAを選んで利用することも考えられます。

  • iPaaSはデータ連携・統合ツール
  • RPAは人間の手作業の自動化ツール

iPaaSが注目される背景

2006年から2007年頃、多くの企業は自社内にサーバーを設置するオンプレミス型システムを利用していました。しかし、この方式は初期導入コストが高く、管理や維持にも多くの費用がかかるという課題がありました。

その後、初期コストが低く、スケーラビリティや柔軟性が高い、クラウド上でソフトウェアを利用する「SaaS」(Software as a Service)が登場し、急速に普及しました。多くの企業がオンプレミス型システムからSaaSに乗り換えるようになりましたが、これにより異なるシステム間でデータが孤立し、管理が複雑化するという新たな課題が生まれました。これを解決するために登場したのが、異なるシステム間のデータ連携を容易にし、データの一元管理を可能にする「iPaaS」です。

さらにiPaaSはノーコード・ローコード開発が可能で、開発部門でなくても、誰でも簡単にデータ連携やワークフローの自動化ができる画期的なツールとして注目を集めています。

iPaaSの市場規模は拡大している

iPaaS市場は年々拡大しており、今後も高い成長率が予想されています。

市場調査会社各社によると、2022年の市場規模は3億8,778万米ドルであり、2030年までに26億4,915万米ドルに増加すると予測されています。成長率(CAGR)で見ると、2023年から2030年までの間で27.4%になると予測されています。

サービスとしての統合プラットフォーム (iPaaS) の市場規模は、2022 年に 3 億 8,778 万米ドルと評価され、2030 年までに 26 億 4,915 万米ドルに達すると予測されており、2023 年から 2030 年にかけて 27.4% の CAGR で成長します。

サービスとしての統合プラットフォーム (iPaaS) 市場2023 CAGR 2030 に伴う効果的な動きの説明

この成長の背景には、前述したような企業のIT環境の変化やデジタルトランスフォーメーションの推進があります。また、iPaaSベンダーによる機能強化や新サービスの開発も市場拡大を後押ししていると言えます。

iPaaS市場は、今後も堅調な成長を続けると予想されており、企業のデータ連携やワークフロー自動化のニーズに応える重要なソリューションとして、ますます存在感を増していくでしょう。

iPaaSのメリット

PaaSの導入は、企業にとって以下のようなメリットがあります。

安全でスムーズな統合

iPaaSでは、異なるシステム間での安全なデータ連携が可能です。データの暗号化やアクセス制御などのセキュリティ機能を提供し、企業の重要な情報を保護しつつ、データを連携できます。また、iPaaSは様々なシステムとの接続を容易にするコネクタやテンプレートを豊富に提供しているため、容易でスムーズな統合を可能にします。

導入がスピーディー

iPaaSは、クラウドサービスであるため導入がスピーディーです。オンプレミスシステムのように、ハードウェアやソフトウェアの調達や設定を行う必要がなく、すぐに利用を開始することができます。クラウドネイティブな設計により、最新の技術や機能を常に利用できるため、システムの維持管理も容易です。

リアルタイムのデータアクセス

iPaaSはリアルタイムのデータ連携を可能にし、常に最新の情報を活用することができるようになります。これにより意思決定の迅速化や業務効率化が図れます。

例えば、営業担当者は、顧客情報や販売データなどをリアルタイムで確認することで、顧客への対応を迅速化することができます。

拡張性

iPaaSは、クラウドベースのサービスであるため、企業のニーズに合わせて柔軟に拡張することができます。新しいアプリケーションやシステムを追加する場合でも、簡単に統合することができ、企業の成長に合わせてシステムを拡張していっても対応可能です。

ローコード開発

iPaaSはローコード開発が可能なため、専門的なプログラミングスキルを持たないユーザーでも簡単にデータ連携やワークフローの自動化を実現できます。

自社サーバーに負荷をかけにくい

iPaaSは、クラウド上で動作するため、自社サーバーに負荷をかけることがありません。そのため、システムの安定稼働を維持しやすくなります。またクラウドサービスであるため、災害対策やセキュリティ対策も容易です。

多角的な分析が可能

iPaaSは、異なるシステムからのデータを統合することで多角的な分析を可能にします。例えば、販売データと顧客情報を統合することで、顧客の購買行動を分析したり、マーケティング施策の効果を測定したりすることができます。

iPaaSの比較ポイント

iPaaSを選択する際には、自社のニーズに合っているか比較検討することが重要です。主な比較ポイントとしては、以下の項目が挙げられます。

連携可能なサービス・アプリの拡張性

iPaaSが連携可能なサービスやアプリの種類や数が豊富であるかどうかを確認しましょう。特に、自社が利用しているSaaSアプリケーションやオンプレミスシステムとの連携が可能かどうかは重要なポイントです。

レシピ機能の豊富さ

レシピ機能とは、あらかじめ定義されたアプリケーション連携のテンプレートのことです。レシピ機能が豊富であれば、コーディングなしで簡単にデータ連携やワークフローの自動化ができます。自社の業務に合ったレシピが提供されているかどうかを確認しましょう。

フロー作成時の条件の網羅性

iPaaSは、ツールによってワークフローの自動化機能を搭載しており、データ連携の処理手順や条件分岐などを定義することができるものもあります。フロー作成時の条件が網羅的であれば、より複雑なワークフローを構築できます。iPaaSでデータ連携を自動化させたい場合、例えばデータのフィルタリングや変換、条件分岐、ループ処理など、様々な条件を設定できるかどうかを確認しましょう。

サポート体制の充実性

iPaaSの導入や運用にはサポート体制の充実性も重要です。日本語でのサポートが提供されているか、ドキュメントやチュートリアルが充実しているか、コミュニティが活発であるかなどを確認しましょう。

iPaaSとしての機能を併せ持つRPA活用事例

ここからは、クラウド型RPAのAUTORO(オートロ)を、iPaaSとしても活用している導入企業事例を紹介します。先ほどiPaaSとRPAの違いについてご紹介しましたが、AUTOROは、iPaaSとしても活用できる柔軟性を備えたRPAです。UIの直接的な操作が可能なので、iPaaSでは難しい、より幅広い連携や自動化に対応できます。

  • AUTORO(オートロ)とは
AUTOROのホームページ

出典:AUTORO 

Web Auto RobotのAUTORO(オートロ)は、オートロ株式会社が提供する、主にブラウザ上で行う作業を自動化するロボット(RPA)です。クラウド型のため、インストール不要・ノーコードで素早く業務自動化を実現できます。サポート品質No.1の受賞実績を誇る即レスのチャットサポートや、kintoneやSalesforceをはじめとするクラウドツールとのスムーズな連携性が強みです。

iPaaS × RPA活用事例:Salesforceなどとローコードで連携

Salesforce事業やERP事業を中心に、企業へのコンサルティングや提案を行う株式会社ADX Consulting様では、成長に伴う業務量の増加や、反社チェック業務におけるエビデンス管理の煩雑さ、単純作業によるヒューマンエラーの発生などの課題を抱えていました。

そこでRPAとiPaaS機能を併せ持つAUTOROを導入。決め手は、iPaaS機能によるSalesforceを始めとする様々なツールとの連携が可能であることでした。これにより、将来的に使用するツールが増えたり変わったりしても柔軟に対応できる点をご評価いただきました。また、ローコードでの設定が可能なため、エンジニア以外のメンバーでも簡単に操作できる点もメリットとして挙げられています。

AUTOROを導入後、Salesforce上のボタンクリックで反社チェックを自動化し、さらに請求書メールの処理も自動化しました。結果、反社チェック業務の工数削減とエビデンスの確実な取得、請求書処理におけるヒューマンエラー防止などの効果を得られました。

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iPaaS × RPA活用事例:Salesforceや自社開発アプリとの連携

日本最大級のコミュニティ型プラットフォームを運営し、美容業界のDXを推進する株式会社GO TODAY SHAiRE SALON様では、事業拡大に伴い、増加する反社チェック業務や、多様なツールを活用した業務の効率化が課題となっていました。

そこで導入されたのが、RPAとiPaaS機能を併せ持つAUTORO。AUTOROのiPaaS機能により、自社開発アプリを含む様々なツールとの連携が容易となり、業務自動化の幅が大きく広がりました。また、直感的なUIと充実したサポート体制により、RPA初心者でもスムーズに導入・運用できた点も評価されています。

導入当初は反社チェック業務の自動化を目的としていましたが、現在ではSalesforcefreee会計の同期、各種データ集計など、幅広い業務に活用されています。

導入効果としては、反社チェック業務における大幅な時間削減に加え、データチェックやレポート作成などの定型業務の自動化によるリスク回避と正確性の向上が挙げられます。さらに、RPAの活用により、社員の業務効率化への意識が高まり、新たな自動化の可能性を模索する動きも生まれています。

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iPaaSツールのおすすめ15選!

おすすめのiPaaSツールを厳選して15製品を紹介し、それぞれのツールが持つ特徴や料金などをご紹介します。

製品名提供会社概要
Informatica Intelligent Data Management Cloud(IDMC)インフォマティカ・ジャパン株式会社AI搭載のデータマネジメント、オンプレミスからクラウドへのデータ移行や品質管理
ZapierZapier Inc.AI搭載、6000以上のアプリとの連携、ワークフロー自動化、基本機能永久無料
WorkatoWorkato, Inc.RPA連携、AI搭載のレシピ作成機能で高度な自動化
BizteX ConnectBizteX株式会社マウス操作でSaaS、データベース、RPAなどを連携
CeligoCeligo, Inc.事前に構築された統合テンプレート、AIツールで自動化連携
AWS GlueAmazon Web Services, Inc.連携先70以上、データの一元管理、容易な移動や加工の自動化
ActRecipeアクトレシピ株式会社レシピ選択でSaaS間のデータ連携や自動化を容易に構築、最短で即日利用開始可能
MulesoftSalesforce, Inc.マウス操作、コーディング、AIによる自然言語プロンプトなどで自動化フローを構築
Asteria Warpアステリア株式会社EAI/ESB版では16年連続シェアNo.1、複数のクラウドサービスとの連携
bindit株式会社ユニリタレシピ機能で簡単に連携、特定のルールに基づいた簡単なデータ加工、異常通知など自動化
YoomYoom株式会社120種類以上のアプリ連携、API連携、生成AI、RPA、AI-OCRなどを組み合わせたハイパーオートメーションでデータ連携自動化
DataSpider Cloud株式会社セゾンテクノロジー(旧:情報システムズ)GUIでドラッグ&ドロップでフロー構築、クラウド・オンプレミス環境と連携自動化、日本製iPaaSならではのデータ加工
BoomiBoomi Japan合同会社レシピ機能や、10年以上の機械学習を適用したBoomi Suggest(AI機能)によるデータ間のマッピング提案、自動連携
trocco株式会社primeNumberデータエンジニアリングに必要な機能を網羅しデータ連携・整備・運用を自動化
Anyflow EmbedAnyflow株式会社SaaS事業者向け、他社SaaSとのAPI連携を最短1週間でユーザーに提供

Informatica Intelligent Data Management Cloud(IDMC)(インフォマティカ・ジャパン株式会社)

Informatica Intelligent Data Management Cloud(IDMC)は、AI搭載の統合データマネジメントクラウドシステムです。オンプレミスからクラウドへのスムーズなデータ移行に加え、データカタログ、統合、品質管理など包括的な機能を提供しています。従量課金制で、中小企業にも導入しやすい価格体系です。

価格

  • 要問い合わせ
  • 必要な容量に応じた従量課金制

URL

https://www.informatica.com/jp

Zapier(Zapier Inc.)

 Zapier(ザピアー)では、トリガーとアクションで構成される自動化ワークフロー「Zap」を作成可能です。6000以上のアプリとの連携が可能で、基本機能は永久無料です。ドラッグ&ドロップ操作で、さらにテンプレートの利用や、テキスト入力からのワークフロー草案のAI自動作成もできます。またデータ形式の変換やWebhookなどによるワークフローの高度なカスタマイズ機能も提供しています。

価格

  • 無料〜
  • Professional:3,161円/月
  • Team:10,911円/月
  • Enterprise:要問い合わせ

URL

https://zapier.com

Workato(Workato, Inc.)

Workato(ワーカート)では、クラウド/オンプレミス環境を問わずデータ連携が可能です。iPaaS、API管理、会話型ボット、RPA連携などオールインワン機能を提供しています。AI搭載のレシピ作成機能では、やりたいことを簡単な英語で指示するだけで、高度な自動化を容易に実現します。

またガバナンスとセキュリティ機能を標準装備し、大規模エンタープライズにも対応しています。

サポート体制も充実しており、日本語対応で安心して利用できます。

価格

  • 要問い合わせ(年間契約のサブスク)
  • ワークスペースの個数/動作中のレシピ個数ごとの従量課金制(1レシピ毎〜、レシピパック10/25/50/51〜)

参考:Workato 価格 | クラウド型の統合ツール

URL

https://www.workato.com/ja-JP

BizteX Connect(BizteX株式会社)

BizteX Connect(ビズテックスコネクト)は、マウス操作でSaaS、データベース、RPAなどを連携できるiPaaSです。特に、国産iPaaSとして、国産SaaSとの連携に強みを持っています。また同社製品のBizteX robop、BizteX cobitとの標準連携でRPAとの連携も容易に行うことができます。サポート面に関しては、豊富な連携サービスアプリケーションの活用方法やフロー例を提供しています。

価格

  • 要問い合わせ

kintone拡張機能の価格(参考)

  • 初期費用15万円
  • Entry(無料実行回数1,000回、10シナリオ上限):6万円/月
  • Standard(無料実行回数2,000回、20シナリオ上限):10万円/月
  • Professional(無料実行回数5,000回、40シナリオ上限):20万円/月

参考:BizteX Connect – kintone(キントーン)- 拡張機能 | サイボウズの業務改善プラットフォーム

URL

https://service.biztex.co.jp/connect

Celigo(Celigo, Inc.)

Celigo(セリゴ)はアプリケーション統合、自動化、最適化を可能にするiPaaSです。

シンプルでありながら強力な機能を備え、誰でもアプリケーション間での連携を自動化できます。

拡張性に優れたクラウドネイティブなアーキテクチャ、直感的なインターフェース、事前に構築された統合テンプレート、AIツールなどを駆使して、迅速かつ効率的な統合を実現できます。

価格

  • 要問い合わせ

URL

https://www.celigo.com

AWS Glue(Amazon Web Services, Inc.)

AWS Glue(グルー)は、70種類以上のデータの保管場所に対応したiPaaSです。

分散した場所にあるデータを、分析や機械学習に使いやすいよう簡単に移動させたり、まとめたりすることができます。またデータの一覧表を一箇所で管理できます。データを加工して分析に使う手順(ETLパイプライン)を、直感的な操作で作成、実行しモニタリング、その後データレイクと呼ばれるデータの保管場所にデータをまとめることができます。

価格

  • 要問い合わせ

URL

https://aws.amazon.com/jp/glue

ActRecipe(アクトレシピ株式会社)

ActRecipe(アクトレシピ)は、SaaS連携に特化したiPaaSです。

マイクロSaaSの「レシピ」を選択するだけで、SaaS間のデータ連携や自動化を容易に構築できます。サポート面については、サービス単体だけでなく、連携しているSaaSに起因する問題にも対応します。また最短で即日から利用開始でき、導入ハードルが低い点も特徴的です。

価格

  • 無料〜
  • Stamdard:5万/月
  • Professional:要問い合わせ

URL

https://www.actrecipe.com

Mulesoft(Salesforce, Inc.)

Mulesoft(ミュールソフト)は、レガシーシステムを含むあらゆるデータ、システム、AIモデルを安全に連携できるiPaaSです。マウス操作に加え、コーディング、AIによる自然言語プロンプトなどを活用して自動化フローを構築できます。特にSalesforce内外のあらゆるシステムとの連携を通じて、データ統合、自動化、API管理で組織全体のデータ活用を促進します。またMulesoftはAI搭載の機能を提供しており、これによる顧客体験の向上を目指しています。

価格

  • 要問い合わせ
  • 年間契約

URL

https://www.mulesoft.com/jp

Asteria Warp(アステリア株式会社)

Asteria Warp(アステリアワープ)は、月額課金や買い切り型など、柔軟なプランで提供されるiPaaSです。EAI/ESBでは16年連続シェアNo.1を達成し、2022年よりクラウド型のiPaaSとしての提供が開始されました。kintoneなど複数のクラウドサービスとの連携、基幹システムとの連携など、幅広いデータ連携ニーズに対応し、システム内製化を支援します。

価格

  • Core:3万円/月
  • Core +:6万円/月
  • Standard:要問い合わせ
  • Enterprise:要問い合わせ

URL

https://www.asteria.com/jp/warp

bindit(株式会社ユニリタ)

bindit(バインドイット)は、SaaS連携と自動化が可能なiPaaSです。様々な業務フローをテンプレート化したレシピ機能を独自に組み合わせ、簡単に連携や自動化ができます。さらに、ユーザ招待機能による複数人での利用、SaaS間連携時の特定のルールに基づいた簡単なデータ加工、業務効率の可視化、異常通知、アプリ管理など、充実した機能を提供しています。

価格

  • ベーシック:3万円/月
  • スタンダードプラン:5万円/月

URL

https://www.bindit.jp/index.html

Yoom(Yoom株式会社)

Yoomは、API連携、生成AI、RPA、AI-OCRなどを組み合わせた「ハイパーオートメーション」を提供しています。120種類以上のアプリ連携と、AIの技術を駆使することで、従来のRPAでは難しかった複雑な作業も、さまざまなイベントをトリガーに簡単に自動化できるという点が特徴的です。

具体的には、スプレッドシート、kintone、Salesforceなど様々なデータベースへの自動入力や、Chrome拡張機能での、Salesforce、kintone、Notionなどを起点とした自動化フローの起動などが可能です。

価格

  • 無料〜
  • ミニ:9,600円/月
  • チーム:24,000円/月
  • サクセス:48,000円/月

URL

https://lp.yoom.fun

DataSpider Cloud(株式会社セゾンテクノロジー(旧:情報システムズ))

DataSpider Cloud(データスパイダークラウド)は、GUIでドラッグ&ドロップによってフローを構築することによって、kintone、Salesforce、AWS、Google、Microsoft Azure、Microsoft Dynamics 365などと容易に連携できます。特に、オンプレミス環境とのシームレスな連携や、日本製iPaaSとして、文字コード変換など細やかなデータ加工に対応可能な点が特徴的です。また、スケジュール、ファイル、HTTPトリガーなどによる自動データ連携・更新機能など、自動化機能も充実しています。

価格

  • 要問い合わせ
  • Entry、Basic、Advanceの3ライセンス

URL

https://www.hulft.com/software/dataspidercloud

Boomi(Boomi Japan合同会社)

Boomi(ブーミー)は、クラウド、オンプレミス、ハイブリッドクラウド環境に対応したiPaaSです。事前定義されたコネクターやレシピ機能や、10年以上の機械学習を適用したBoomi Suggest(AI機能)によるデータ間のマッピング提案で、スピーディーな連携が可能です。また自動更新機能により、常に最新の状態を維持できます。さらに、EDI、API管理、マスターデータ管理、アプリケーション開発など関連機能も充実しています。

※EDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)は、企業間取引で発生する発注書、納品書、請求書などの文書を、コンピュータ間で専用回線やインターネットを使って電子データとして自動的にやり取りする仕組みです。

価格

  • 要問い合わせ
  • Professional、Pro Plus、Enterprise、Enterprise Plusの4プラン

参考:https://boomi.com/pricing/

URL

https://boomi.com/ja

trocco(株式会社primeNumber)

trocco(トロッコ)は、データエンジニアリング領域をカバーした、分析基盤構築・運用支援を目的としたiPaaSです。SQLエディタやGUIで簡単に操作できます。

データ転送、データマート生成、ワークフロー管理など、データエンジニアリングに必要な機能を網羅しており、さらにデータカタログや、データチェックなどの幅広い機能も活用して、データ連携・整備・運用を自動化できます。サポート体制も手厚く、導入イメージが湧かない場合でも、データ分析・基盤整備を0から相談できます。

価格

  • 無料〜
  • Starter:$459/月 ※AWS Marketplaceのみの販売
  • Essential:15万円(税抜)/月
  • Advanced:30万円(税抜)/月

URL

https://trocco.io/lp/index.html

Anyflow Embed(Anyflow株式会社)

Anyflow Embed(エニーフローエンベッド)は、APIを活用して非効率な業務を効率化するiPaaSツールです。現在はSaaS事業者向けにのみ提供されており、自社製品のAPI連携オプションを増やすことによる、競合他社との差別化を目的としています。

Anyflow Embedは、他社SaaSとのAPI連携を、最短1週間でユーザーに提供できるスピード感が特徴的です。未対応のSaaSとの連携についても最短数時間で対応可能。さらに、ユーザーのAPI連携利用状況を可視化し、エンゲージメントを把握できるなど広範囲にわたる機能を展開しています。

※一般企業向けの製品(Anyflow)は新規受付停止中(2024年5月現在)

価格

  • 要問い合わせ

URL

https://anyflow.jp

iPaaSの未来

iPaaSは、今後も進化を続け、企業のデータ連携やワークフロー自動化のニーズに応える重要なソリューションとして、ますます存在感を増していくでしょう。

さらに、AIや機械学習の技術がiPaaSに統合が進むことで、データマッピングやワークフローの自動化がより高度化することが期待されます。例えば、AIが自動的にデータの変換ルールを学習したり、異常検知や予測分析を行ったりすることで、より効率的で高度なデータ連携が可能になります。

また、IoTデバイスの普及に伴い、iPaaSとIoTデバイスとの連携が進むことが予想されます。これにより、センサーデータや機器データなどをリアルタイムに収集・分析し、業務プロセスを自動化などが可能になります。

さらに、ブロックチェーン技術の活用により、iPaaSにおけるデータの信頼性やセキュリティの向上が期待されます。例えばサプライチェーン管理や契約管理など、複数の企業間でデータを共有する必要がある場合に、ブロックチェーン技術を活用することで、データの改ざんや不正アクセスを防ぐことができます。

また、特定の業界や業種に特化したiPaaSが登場することも予想されます。例えば、医療機関向けのiPaaSや金融機関向けのiPaaSなど、業界特有のニーズに対応した機能やサービスを提供することで、より効率的なデータ連携や業務自動化が可能になると考えられます。

iPaaSは、企業のデジタルトランスフォーメーションを推進する上で重要な役割を果たし、その可能性をさらに広げていくでしょう。

iPaaSを導入してデータ連携を自動化しよう

iPaaSは、クラウドサービスやSaaSアプリケーションの普及に伴い、異なるシステム間でのデータ連携やワークフローの自動化を容易にするツールとして注目されています。iPaaS市場は急速に成長しており、その可能性はさらに広がっていくでしょう。iPaaSを導入することで、社内DXを推進し、競争力を強化してみてはいかがでしょうか。

AUTORO の iPaaS としての強み

Web Auto Robot の AUTORO は、iPaaSとしての強みを持ったRPAです。

  • 様々なアプリケーションやシステムとの連携
  • リアルタイムデータ連携+UI操作の自動化
  • データの変換や条件分岐などの柔軟な連携設定

RPAの機能とiPaaSの機能を組み合わせて活用することで、より広範囲な業務自動化を実現できます。

Web Auto Robotの「AUTORO」で業務自動化

AUTOROの製品紹介資料を無料でダウンロードいただけます。
製品の特徴や導入のメリット、ご活用事例などをご紹介しています。

iPaaSのよくある質問FAQ

iPaaSはどのような企業に適していますか?

iPaaSは、複数のクラウドサービスやSaaSアプリケーションを利用している企業、異なるシステム間でのデータ連携やワークフローの自動化が必要な企業など、幅広い企業に適しています。

iPaaSの導入にはどのくらいの費用がかかりますか?

iPaaSの導入費用は、利用するサービスや機能、データ量などによって異なります。一般的には、月額課金制や従量課金制が採用されています。

iPaaSの導入にはどのくらいの期間がかかりますか?

iPaaSの導入期間は、連携するシステムの数や複雑さ、データ量などによって異なります。簡単な連携であれば即日〜数日で完了することもありますが、複雑な連携の場合は数週間から数ヶ月かかることもあります。

iPaaSのセキュリティは安全ですか?

iPaaSベンダーは、データの暗号化やアクセス制御など、セキュリティ対策を講じています。また、iPaaSはクラウドサービスであるため、物理的なセキュリティ対策も万全です。

iPaaSの導入にはどのようなスキルが必要ですか?

iPaaSは、ローコード開発を可能にするため、専門的なプログラミングスキルは必要ありません。

iPaaSとRPAの違いは何ですか?

iPaaSは、アプリケーションやシステム間のデータ連携を自動化するプラットフォームであり、RPAは、定型業務を自動化するソフトウェアロボットです。

この記事を書いた人

Ayuka Fujii
Ayuka Fujii

2023年3月〜オートロに従事し、現在は主にAI系の記事制作と公式X(@autoro_io)の運用を担当。初心者目線で親しみやすい記事作りを心がけています。趣味は日本全国のグルメマップを作ることで、行ってみたいお店の数が全国3000を突破しました。新潟生まれ新潟育ち。