Microsoft 365 Copilot(コパイロット)はMicrosoft 365に追加された最新のAIツール。Word、Excel、Teamsなどのアプリと連携し、業務効率の向上に寄与します。今回はCopilotの概要や特徴、導入前の準備と導入方法をご紹介します。
目次
- Microsoft 365 Copilot(コパイロット)とは?
- Microsoft 365 Copilotはどうやって使う?スマホで使える?
- Microsoft 365 Copilotはいつから使える?
- Microsoft 365 Copilotの利用料金は?
- Microsoft 365 Copilotの基本的な特徴
- Microsoft 365 Copilotの使い方:9つのアプリケーション連携
- Microsoft 365 Copilot導入前に必要な準備
- Microsoft 365 Copilotの導入手順
- まとめ:Microsoft 365 Copilotで日々の業務に変革を!
- 生成AIについての詳しい資料はこちら
Microsoft 365 Copilot(コパイロット)とは?
Microsoft 365 Copilot(コパイロット)は、Teams、Skype for Business、Outlookなどの代表的なアプリとシームレスに連携する、Microsoft 365に統合されたAIツールです。
“Copilot”は「副操縦士」を意味しており、Microsoft 365上で有能な業務アシスタントのような役割を果たします。
具体的には、Copilotはファイルやデータに簡単にアクセスでき、業務全体の精度・効率を向上させることができます。例えば特定のチャットの最新のメッセージから遡って、最大30日間のチャット内容を集約し、効率的なコンテンツの参照を可能にします。
Microsoft 365のクラウドサービス、例えばOneDriveやSharePointと連動し、そこに保存されているさまざまなドキュメントデータを分析して、最適な提案、分析、要約を行うことによってこれを実現しています。
Microsoft 365 Copilotの開発の背景
Microsoft 365 Copilotの開発の背景は、GitHub Copilotが2021年6月に公開されたことから始まります。これはMicrosoftとOpenAIによって開発されたものであり、その後急速に人気を博しました。
その後、Microsoft Copilotが開発され、2023年2月7日にMicrosoft Bingの組み込み機能として導入されました。これがCopilotとMicrosoftのアプリケーションとの統合の始まりです。
Copilotの進化はさらに進み、現在ではWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなどの日常的なアプリケーションとシームレスに連携できるよう、Microsoft 365に埋め込まれています。その役割は従来の単なるAIチャットボットを超え、最先端のAIツールへと変化を遂げました。
参考:Microsoft 365 Copilot をリリース – 仕事の新たな形を創造 – Windows Blog for Japan
Microsoft 365 Copilotはどうやって使う?スマホで使える?
Microsoft 365 CopilotはWindows、MacのPCで使用可能です。また利用には、Microsoft 365 E3またはMicrosoft 365 E5ライセンスとAzure Active Directory アカウントが必要です。詳しくはこの後「導入前に必要な準備」のセクションをご覧ください。
2023年12月27日、Android版のモバイルアプリ「Microsoft Copilot」がリリースされましたが、こちらはMicrosoft 365 Copilotとは差別化された、無料版の『Microsoft Copilot(in Windows)』(GPT-4、画像生成のDALL-E3が搭載されたチャット型AI)のアプリ版です。
iOS版モバイルアプリは未提供ですが、Bingアプリから同様の機能が使用可能です。
Microsoft 365 Copilotはいつから使える?
Microsoft 365 Copilotは、企業向けの一般提供が2023年11月1日に始まっています。
ちなみに、Microsoft 365 Copilotとは差別化された『Microsoft Copilot(in Windows)』は2023年9月26日に公開されました。こちらはWindowsユーザーであれば無料で利用できる機能です。
参考:Announcing Microsoft 365 Copilot general availability and Microsoft 365 Chat | Microsoft 365 Blog
Microsoft 365 Copilotの利用料金は?
Microsoft 365 Copilotの利用料金は、月額30米ドル/1ユーザーです。
Microsoft 365 Copilotの基本的な特徴
Microsoft 365 Copilotは、Microsoft 365内でのタスクを効率化するために設計されたAIツールです。基本的な特徴は以下の通りです。
LLMを活用した生産性の向上
Microsoft 365 Copilotは、大規模な言語モデル(LLM)を駆使して、文書の作成やメールの要約など、日々の業務タスクをサポートします。言語処理技術を活用することで、ユーザーは会話形式でAIと協働しながら、高い生産性と迅速な業務遂行を実現できます。
Microsoft 365アプリとの連携
Copilotは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど、代表的なMicrosoft 365アプリケーションとスムーズに連携します。これにより、ユーザーは日常業務におけるアプリケーション同士の連携を向上させることができます。
Microsoft Graphとの連携
Microsoft 365 Copilotは、アプリケーションに加えて、Microsoft Graphと密接に連携しています。これにより、Microsoft 365プラットフォーム内のコンテンツを効果的に分析し、処理する能力が向上します。組織全体のデータを活かした洞察力の向上が期待されます。
ワークフローの自動化
Copilotはワークフローの自動化に焦点を当てており、特にプロジェクトリーダーやITプロフェッショナルマネージャーの業務において大きな効果を発揮します。業務プロセスのスムーズな進行をサポートし、生産性向上に寄与します。
繰り返しのタスクのサポート
特に繰り返しのルーティン業務に焦点を当て、Copilotは文書の作成やメールの要約などのタスクを効果的にサポートします。これにより、ユーザーはより重要な業務に集中することができ、作業の効率向上が図れます。
参考:Microsoft 365 Copilot – Service Descriptions、Introducing Microsoft 365 Copilot – your copilot for work – The Official Microsoft Blog
Microsoft 365 Copilotの使い方:9つのアプリケーション連携
CopilotをMicrosoft 365で活用する方法をアプリケーション別にご紹介します。
- Word
- PowerPoint
- Excel
- Outlook
- Teams
- Business Chat
- OneNote
- Viva Engage
- Loop
それでは順番に見ていきます。
Word
Microsoft 365 Copilotは、Wordで以下のように活用できます。
起草・執筆をサポート
WordのCopilotは、AIを利用してテキストの起草を支援します。創造性を引き出し、執筆速度を向上させるのに役立ちます。
ドキュメントの変換
Copilotを使用して、文書を起草、要約、理解します。さらに洗練させたり、より深い洞察や独自の視点を加えたりすることも可能になり、文書作成における効率性と創造性が向上します。
Copilotとの対話型チャット
対話機能により、ユーザーはWord内でCopilotと対話し、文書に関連するタスクに関するプロンプト(指示)を提示できます。
ただし、WordのCopilotには制限があり、単一のクエリやプロンプトに対しては約18,000〜20,000語(英語)までの処理が可能です。
参考:Copilot in Word help & learning、Word の Copilot のヘルプとラーニング、Welcome to Copilot in Word – Microsoft Support
PowerPoint
Microsoft 365 Copilotの、PowerPointでの活用方法は以下の通りです。
統合されたサポート
CopilotはPowerPointで、新しいプレゼンテーションの作成、コンテンツの要約、スライドの整理、組織のブランディングの組み込みなどをサポートします。
簡単な変換
PowerPointのCopilotを使用すると、Word文書をプレゼンテーションに簡単に変換したり、その逆も行ったりでき、コンテンツの作成プロセスが効率化されます。
即時プレゼンテーション作成
PowerPointでのCopilot統合により、シンプルなテキストから即座にプレゼンテーション資料を作成できます。
● Copilotを活用してPowerPoint資料を作成する手順の一例
①資料に使う情報を検索する(不要な場合は省略)
②CopilotにPowerPoint資料をVBA(プログラミング言語)コード形式で依頼する(プロンプト例は以下を参照)
プロンプト例
Act as an expert in VBA macro creation for PowerPoint. Think step by step. Research information about [TOPIC]. Then create a PowerPoint macro that creates [XX] slides with a title and short text for each. Your answer need only be the macro’s VBA code with ALL the information inside.
・[TOPIC]= “the history of Silicon Valley”
・[XX]= “10” (for 10 slides)《日本語訳》PowerPointのVBAマクロ作成のエキスパートとして振る舞ってください。ステップバイステップで考えてください。[トピック]についての情報を調査します。その後、各スライドにタイトルと短いテキストを含む[XX]スライドを作成するPowerPointマクロを作成してください。あなたの回答には、内部に全ての情報が含まれているVBAコードのみが必要です。
・[トピック]=「シリコンバレーの歴史」
https://twitter.com/itspaulai/status/1726999763734737044?s=46&t=ngH9x_9oKRtZ8GmY8J5v8g
・[XX]=”10″(10枚のスライドの場合)
③PowerPointの[開発]タブ→[コード]→[マクロ]をクリックして、先ほど生成したコードを貼り付ける
④マクロを実行する
⑤必要に応じてデザインアイデア提案(次に続きます)
デザインアイデアを提案
CopilotのAI機能は、デザインのアイデアを提案する範囲に広がっています。「Copilotパネルのデザインアイデアボタン」をクリックすると、プレゼンテーションのコンテンツを分析し、内容に沿った最適なデザインの提案を行います。
参考:Copilot in PowerPoint help & learning
Excel
Microsoft 365 CopilotのExcelにおける使用方法は以下の通りです。
データ分析のサポート
ExcelのCopilotはデータ分析を支援し、ユーザーが情報をより効果的に処理・解釈できるようサポートします。
既存ファイルとの連携
Copilotは既存のExcelファイルやテンプレートとシームレスに統合され、現在のワークフローとの互換性を提供します。
参考:Copilot in Excel help & learning
Outlook
Microsoft 365 CopilotはOutlookとシームレスに統合され、メールのコミュニケーション体験を向上させます。以下は、OutlookでCopilotの利用方法です。
コミュニケーションの効率化
OutlookのCopilotは、素早く効果的なメッセージのテキストの作成をサポートします。Copilotが受信トレイの上に留まり、効率的なコミュニケーションのために短くて効果的なメッセージの作成を支援します。
要件とプレビュー情報
Microsoft 365 Copilot for Outlookは現在プレビュー段階にあり、WindowsおよびMacの新しいOutlookに実装されています。
参考:Microsoft Copilot for Microsoft 365 の要件
Sales Copilotアドインのインストール
Outlook用のSales Copilotアドインがあります。インストールはMicrosoft 365管理センターを通じて管理できます。詳しくはこちら。
Teams
Microsoft Teamsのチャットでは、Copilotは主要なポイント、アクションアイテム、および意思決定を迅速に確認するのに役立ち、チャットの効率を向上させます。活用方法は以下の通りです。
ミーティングの効率化
Teamsのミーティング中、Copilotは重要なポイント、アクションアイテム、および結果をキャプチャして共有し、オンラインミーティングの要約を自動で作成します。
チャットとチャネルの利用
Microsoft Teamsのチャット内のCopilot機能は、グループチャットや個人チャットでも利用できます。
チャットの要約をリクエストでき、整理された内容を箇条書きで提供します。ポイント、アクションアイテム、および意思決定を迅速に確認できるため、チャットでの議論を効率化します。
Web会議のポイント要約
TeamsのCopilotを使用すると、Web会議のポイントを要約することができます。ミーティングの議事録作成を容易にし、重要なポイントやメンバーの合意を確認するのに役立ちます。
参考:Use Copilot in Microsoft Teams chat and channels、Get started with Copilot in Microsoft Teams meetings
Business Chat
Microsoft 365 Copilotは、Business Chatとシームレスに統合され、効率的なコミュニケーションとデータ検索の向上した機能を提供します。以下はBusiness ChatでのCopilotの活用方法です。
ビジネスデータの表示
Microsoft 365 CopilotのBusiness Chatは、すべてのビジネスデータとアプリケーション全体で機能します。広範なデータから関連する情報と洞察を抽出し、ユーザーが効果的な意思決定に必要な知識を検索・獲得する際に役立ちます。
コミュニケーションの効率化
Business ChatのCopilotは、コンテンツや文書に関連する質問の作成、要約、応答を支援します。チーム内でのコミュニケーションを向上させ、協力の促進に寄与します。
OneNote
以下は、Microsoft 365 CopilotをOneNoteで活用する方法です。
ノートの取り方を改善
OneNoteのCopilotは、ユーザーがより効果的かつ整理されたノートを取るのを支援します。このAIツールはOneNote内でシームレスに動作し、ユーザーが自分の考えをキャプチャし構造化するのを助けます。
ノートの要約
Copilotの統合により、OneNoteで作成されたノートを要約することができます。この機能は広範なノートから重要な情報を素早く抽出し、ユーザーが内容を見直し理解するのを容易にします。
参考:OneNote の Copilot のヘルプとラーニング、OneNote: Your Digital Notebook, Reimagined with Copilot
Viva Engage
Microsoft 365 CopilotはViva Engageに統合されています。
Viva Engageとは、従業員の体験向上を目的とした、Microsoft提供の社内SNSアプリで、職場でのニュースや戦略の共有、意見交換などのコミュニケーションを促進するために開発されました。
以下は、Viva EngageでのCopilotの活用例です。
従業員エンゲージメントの向上
Viva EngageのCopilotは、リーダーが魅力的で効果的な投稿を作成し、従業員にわかりやすく興味を引くメッセージを作成する手助けをします。シンプルなプロンプトやトレンドトピックを活用して、リーダーは従業員の関心を引き、従業員のエンゲージメントを向上させることができます。
リーダーシップコミュニケーションの向上
Viva EngageのCopilotを活用することで、リーダーはコミュニケーション戦略を向上させ、効果的で印象的なリーダーシップを実現できます。
参考:New ways Microsoft Copilot and Viva are transforming the employee experience、Introducing Copilot in Microsoft Viva—A new way to boost employee engagement and performance、Copilot in Microsoft Viva を発表 – 従業員のエンゲージメントとパフォーマンスを向上する新たな方法 – News Center Japan、Announcing 5 New Cross-Suite Capabilities Coming to Microsoft Viva in 2024
Loop
Microsoft 365 CopilotはMicrosoft Loopとシームレスに統合しています。
Microsoft Loopは、Microsoft 365と統合できるキャンバス型の共同作業ツールです。ワークスペース、ページ、コンポーネントなどの機能を備え、これらを活用することでチームメンバーの作業状況を視覚化し、情報を記録・共有できます。
以下は、LoopでCopilotを使用する方法です。
計画とコラボレーション
LoopではCopilotを使用して、計画、ブレインストーミング、コラボレーションを容易に行うことができます。これによりチームの協力を効率的に促進します。
ミーティングノートの統合
Loopのすべてのミーティング参加者はノートを追加でき、これらのノートはCopilotが生成したものと連携できます。これにより、ミーティング中の情報とコラボレーションがスムーズに行われます。
コンテンツの作成
LoopのCopilotでは、コンテンツの直接編集が可能です。スライドを追加したり、画像を挿入したり、デッキ全体のフォーマットを変更したりできます。Copilotを通じたこの協力により、Loop内でのコンテンツ作成の効率性が向上します。
参考:Microsoft Loop の Copilot のヘルプとラーニング、Microsoft Loop: built for the new way of work, generally available to Microsoft 365 work accounts
Microsoft 365 Copilot導入前に必要な準備
Microsoft 365 Copilotを導入して適切に活用するために必要な準備は以下の通りです。
- データ検索の管理
- ライセンスの割り当て
- 専門知識とトレーニング
- 情報更新の確認
順番に確認していきましょう!
データ検索の管理
Microsoft 365 Copilotの導入前に、情報アクセスの権限を確認しなければなりません。
そこで適切なアクセス権の提供及び、内部情報の過剰な共有の抑制を実現するためのアプローチとして、「適切な範囲でのデータアクセス(just enough access)」を各組織のユーザーに提供することが推奨されています。
つまり、特定のユーザーが必要な業務に関連する情報にのみアクセスできるようにすると同時に、アクセスすべきでない情報を、検索しても見つからないようにするということです。
具体的には、Microsoft Purviewの情報保護機能やデータ分類コントロール、データ損失防止ポリシーを利用してファイルレベルでアクセスを制御することが提案されています。
また、Microsoft TeamsとSharePointでは、サイトチームやコンテナのレベルでアクセスを監査し、必要なアクセス権を持つユーザーにのみ情報の検索を許可する制御を強化できます。Microsoft Syntexを使用して潜在的な情報共有の過剰を検知し、管理機能を活用して問題に対処することも可能です。
以上のようにデータ管理の体制が整ったら、異なる役割、部門、地理的な場所のユーザーのアクセスを検証できます。
これにより、不要なアクセス権が削減され、全体的な情報セキュリティが向上します。
ライセンスの割り当て
Copilotを利用するユーザーは、Microsoft 365 E3またはMicrosoft 365 E5ライセンスとAzure Active Directory アカウントを持っている必要があります。
またMicrosoft 365 アプリの更新プログラムがリリースされるタイミングのスケジュール設定を「最新チャネル」または「月次エンタープライズ チャネル」に設定する必要があります。
専門知識とトレーニング
Copilotの導入について従業員に認識を高めるための準備をします。Microsoft 365 Copilotを効果的に使用するために、ユーザーと管理者は以下を確認しましょう。
基本的な利用経験
ユーザーはMicrosoft 365サービスの基本的な機能経験を持っていることが望ましいといえます。これによりプラットフォームを効果的に操作し利用できるためです。併せて一般的なITの熟練度も重要であり、Microsoft 365 Copilotの機能や機能を活用するためには、一般的なITの概念への理解が必要であると考えられます。
トレーニングモジュール
Microsoftは「Microsoft 365のCopilotの実装」などの特定のトレーニングモジュールを提供しており、これにより管理者がCopilotの導入に必要な主要なタスクを手順ごとに学ぶことができます。
組織の事前学習パス
Microsoftは「Microsoft 365のCopilotのための組織の準備」学習パスを提供しています。ユーザーはCopilotをスムーズに利用するために特定のトレーニングと準備を受けることが推奨されています。
参考:How to prepare for Microsoft 365 Copilot、Get started with Microsoft Copilot for Microsoft 365、MS-012 Prepare your organization for Copilot for Microsoft 365 – Training
情報更新の確認
Copilotに関連する更新と新機能について最新の情報を把握することが重要です。
Microsoftは定期的に新機能を導入しており、Microsoft Copilot Studioなどの拡張機能の発表はその一つといえます。
参考:How to get ready for Microsoft 365 Copilot、Introducing Microsoft Copilot Studio and new features in Copilot for Microsoft 365 | Microsoft 365 Blog
Microsoft Copilot Studioとは?
Microsoft Copilot Studioは、対話型AIプラットフォームで、チャットボットの作成とカスタマイズを容易にする新機能です。オンラインでWebアプリとMicrosoft Teamsアプリを提供し、自然言語や視覚的なインターフェースでチャットボットを作成できます。
さらに、ローコードでCopilot for Microsoft 365をカスタマイズし、スタンドアロンのコパイロットを簡単に構築できます。具体的には自然言語理解の作成やパフォーマンス分析が可能です。
Microsoft 365 Copilotの導入手順
Microsoft 365 Copilotを有効にして導入する手順は以下の通りです。
- 前提条件を確認し、組織が Microsoft Copilot for Microsoft 365に対応していることを確認する
- 必要なライセンスをユーザーに割り当てる
- Microsoft Copilot for Microsoft 365のライセンス付与を知らせるウェルカムメールをユーザーに送信する
最新情報は公式サイトをご参照ください。
まとめ:Microsoft 365 Copilotで日々の業務に変革を!
Microsoft 365 Copilotは、WordやExcel、Outlook、TeamsなどのMicrosoft 365のアプリケーションとスムーズに連携し、最新のAIを活用してビジネスの生産性と創造性を高めます。具体的には、データ分析から文書作成、プレゼンテーション、チャット、計画など、業務プロセス全般の強化が期待されます。
適切な準備とトレーニングを行い、導入することで、Copilotの能力を最大限に活用していきましょう。
生成AIについての詳しい資料はこちら
生成AIについて独自にまとめた資料を無料でダウンロードいただけます。
2023年の生成AIトレンドから2024年のAI動向予想まで、活用例を含めてご紹介しています。
参考:Microsoft 365 Copilot – Service Descriptions、Introducing Microsoft 365 Copilot – your copilot for work – The Official Microsoft Blog、Copilot for Microsoft 365、Microsoft Copilot for Microsoft 365 の概要
Microsoft Graphとは?
Microsoft GraphはMicrosoft提供の包括的なAPIで、Microsoft 365、Windows、Enterprise Mobility + Securityサービス全体のデータに統一されたアクセスを提供します。開発者はこれを活用しアプリケーションを構築できます。主なポイントは、標準化されたデータアクセス、多岐にわたるMicrosoftサービスへのAPI利用、PowerShell SDKのサポート、そして広範なサービスの包括的なカバーです。