業務フロー全体をカバーできるかどうか
ホワイトカラー業務の生産性向上を実現するには、繰り返し定型業務の自動化を行う必要があります。自動化を検討する際、複数のシステム間を連携させた業務フロー全体をカバーできるかどうかという点は大変重要です。
なぜなら、たいていの業務は単一のソフトウェアだけでは完結しないからです。表計算、文書作成、社内の基幹システム、メール送受信、MA・アナリティクス・CRMなどのSaaS…。誰もが多くのソフトウェアやシステムを行き来しながらデータ抽出、転記、集計などの作業を日常的にこなしていることでしょう。
業務フロー全体をカバーした自動化を実現するためにはRPAが最適でしょうか? システム間連携であればAPIを使うほうが適切ではないかという話も聞きます。
RPAとAPIを組み合わせるのがベスト
一般的なRPAはGUI、つまり視覚的インターフェースを前提に、人が行うマウス・キーボード操作を自動化するものです。ただ、ツールによってはUI変更に弱く動作が安定しない場合があります。
APIを使ったシステム間を連携をする場合、動作が速く安定しており、セキュリティ、スケーラビリティのメリットがあります。裏を返すとAPIのないシステムは連携対象にできない、ということになります。
それぞれメリットとデメリットがありますが、ということは両方を組み合わせて使えば、お互いの弱点を補い合うことができそうです。
AUTOROはGUIにもAPIにも対応している
AUTOROは、GUIでもAPIでもどちらも区別なく自動化できるのが特徴です。APIが使える場合はそちらを使ったほうがよいですし、APIがないからといって自動化を諦める必要はありません。
SaaSでAPIがあるものはAPI連携し、APIがないものはブラウザ操作で対応するようになっています。これ1つあれば、必要な業務フローの全体を自動化できるということです。
iPaaSのような連携ツールとしての使い方もできますが、単に連携するだけではなく業務全体の自動化を実現するという点においては「iPaaSの上位互換」といってもよいでしょう。
AUTOROの特徴
ここからは、クラウド型RPA「AUTORO」の特徴を5つご紹介していきます。
1. 主要な外部APIと連携済み
AUTOROは、デフォルトでAPIによる外部連携が組み込まれています。例えば、Google Drive, Microsoft OneDrive, Dropbox, Box, Slack, Gmail, Google Spreadsheetなど、著名なサービスは初めから利用可能になっています。
さらに、組み込み済みのAPI連携以外にも、連携先の追加や、リクエストに応じた対応を継続的に進めています。
2. 外部API連携とAUTOROのAPIが使える
AUTOROは実行環境を含め、全てがクラウド上にあるため、統合の幅が格段に広がっています。外部APIとの連携と加え、AUTORO自体のAPIを組み合わせることで、自動化アプリケーションを外部に公開することも可能です。
例えば、サイトのフォーム送信をきっかけとしたロボットの実行や、自社サービスの一部にロボットの機能を組み込んでいただくなど、社内システムや外部ツールへの入力をトリガーとしたワークフローの実行が可能です。
3. 社内システムとの統合
VPN接続が可能なので、社内システムのAPIとブラウザ操作を統合したワークフローも自由に構築できます。RPAの使いやすさをそのままに、ブラウザとAPIの両方を含んだ自動化を実現しています。
4. OCRとの統合
各所で自動化ニーズの多いOCR。紙資料から文字情報を読み取ってデジタルデータ化する作業は、しばらく無くなりそうにありません。
AUTOROは他社製RPAと同様、ファイル操作や画像操作もできるので、OCRとの統合も可能です。
5. 承認ワークフロー、2要素認証へも対応
最終的な実行のために承認が必要なワークフローにも対応します。「Human Intelligence」という、ワークフロー内に人的な手続きを含める仕組みを使うことで実現しています。
さらに、同じ仕組みを使って2要素認証への対応も可能です。
まとめ
AUTOROを使えば、GUIかAPIかという点を気にせずに業務フロー全体を自動化できます。別個のRPAとAPIを複数組み合わせて利用する場合と比較すると、ツール選定・設計・設定や導入や学習、運用保守管理といった工数を大幅に効率化可能です。
RPAとAPIの特徴を両方兼ね備えているから、導入から将来に渡る長期的な運用に至るまで、低コストで活用できる自動化プラットフォーム。それがAUTOROの特徴といえるでしょう。
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