情報収集ツールのおすすめ10選比較!効率化のコツと使い方を紹介

情報収集は、仕事やプライベートにおいて欠かせません。 しかし、膨大な情報量から必要な情報を効率的に収集するのは大変ですよね。そこで今回は、情報収集を効率化するおすすめツール10選と、それぞれの活用術をご紹介します。

情報収集ツールとは?

情報収集ツールは、仕事やプライベートでの情報や知識の収集を効率化するために使われ、ビジネス、個人問わず日々の情報収集に活用できます。

ツールを使用することで得られるメリットは、手動で情報を探すのに比べて、時間や労力を節約しながら、世界中のトレンドを即座に把握できるという点にあります。

また例えば日本国内のニュースサイトだけではなく、海外発信の情報、SNSの更新情報などを余すことなくチェックでき、情報収集の範囲を広げることもできます。

ビジネスにおいて言えば、競合情報や市場動向を把握することが重要ですが、情報収集ツールはこれに非常に効果的です。さらに、さまざまな業界の情報を網羅し知識を獲得することで、新たなアイデアが沸きやすくなったり、気づきを得やすくなったりして、発想力やトークスキルの向上などが期待できます。

情報収集ツールのおすすめ10選!

今回ご紹介する、おすすめ情報収集ツールは以下の通りです。

  1. Googleアラート
  2. Feedly(フィードリー)
  3. Inoreader(イノリーダー)
  4. Audible(オーディブル)
  5. Voicy(ボイシー)
  6. Pocket(ポケット)
  7. flier(フライヤー)
  8. ニュースアプリ
  9. 経済メディア
  10. ChatGPT

情報収集ツールは、ツールによって用途が若干異なります。例えば、情報を探したいだけなのか、まとめて整理したいのか、保存したいのかなど、目的によって必要な機能は異なります。

そのため、ツールを選ぶ際には以下のポイントを押さえると良いでしょう。

  • 情報収集の目的に適した機能を持つか
  • 使用しやすいインターフェースや操作性か
  • 信頼性の高い情報を提供しているか

それではここから、実際におすすめのツールを比較していきます。

最後に比較表も記載しています。

1. 指定キーワードの新着情報を通知「Googleアラート」

Googleアラートは、特定のキーワードを含むウェブページやニュースが登場した際に、自動的にメールで通知してくれるサービスです。 Googleアカウントを持っている方であれば、誰でも無料で利用することができます。 

キーワード検索をする手間を省くことができるので、情報収集を効率化できます。 通知の頻度や方法もカスタマイズ可能です。 通知方法はGmailやRSSフィードから選択できます。 さらに、通知を受け取る頻度や収集するサイトの種類、言語や地域などを細かく設定できるため、必要な情報だけを効率的に収集できます。

使い方

Googleアラートにアクセスします。

「アラートを作成…」と表示されている入力フォームから、任意のキーワードを入力します。

すると、アラートのプレビューが表示されます。

「オプションを表示」から、通知の設定ができます。設定項目は以下の通りです。

  • 頻度:その都度/1日1回以下/週に1回以下
  • ソース:自動、ニュース、ブログ、ウェブ、ビデオ、書籍、ディスカッション、金融
  • 言語
  • 地域
  • 件数:上位のみ/すべて
  • 配信先:メールアドレスまたはRSSフィード

配信先をRSSフィードで登録すれば、アラートを一覧で確認でき、情報を一元的に管理できます。配信方法はニーズに合わせて検討すると良いでしょう。

2. 情報収集RSSリーダーの定番「Feedly(フィードリー)」

Feedlyは、ウェブ上の様々なサイトからニュースフィードをまとめ、ユーザーが好みの表示形式で管理できるRSSサービスです。WebブラウザやiOS、Androidのモバイル端末に対応しています。登録したサイトが更新されると、自動で新着情報や記事がフィードに表示されます。

ブログやウェブページをFeedlyに登録することで、それぞれのサイトに個別にアクセスする必要なく、一括で更新情報を確認できます。

Feedlyは基本無料で、100フィードまで利用できますが、月額1000円〜の有料プランも用意されています。有料プランでは記事にメモやハイライトを追加できたり、記事を他のツールに保存したりできます。詳細は公式サイトをご参照ください。

使い方(PC版)

Feedlyを使うにはアカウント登録が必須です。

まずはFeedly にアクセスします。

「GET STARTED FOR FREE」をクリックします。

Googleアカウント連携またはメールアドレスで登録します。

利用用途を選択します。情報収集の場合は個人利用向けの「ニュースリーダー」を選びましょう。(画像はページ翻訳後)

ダッシュボードが開きます。Website、Twitter、Reddit、Newsletters、Google Newsタブがありますが、今回は「Website」タブからチェックしたいサイトを登録していきます。

入力フォームに、メディアサイトなどの名称、またはURLを入力します。

サイトを選択します。

「FOLLOW」から「NEW FOLDER」を選択し、新たなフォルダーを作成します。

フォルダーの名前を入力し、「CREATE」をクリック。

ダッシュボードに追加されます。

記事が一覧で表示されます。

右上の各種アイコンから、記事の絞り込みや並び替えが可能です。

3. 機能充実のRSSリーダー「Inoreader(イノリーダー)」

Inoreader(イノリーダーは、ウェブブラウザやiOS、Androidに対応したRSSフィードリーダーです。

サイトのRSSフィードから情報を取得し、日時、タイトル、概要などを閲覧することができます。

このプラットフォームでは、Webサイトのみならず、SNSを登録できるのが特徴的です。

お気に入りのウェブサイトやクリエーターをフォローし、更新情報を受け取り、一括で確認できるため便利です。

Inoreaderは150フィードまで無料で利用できます。月1.67ドル〜の有料のプロプランでは様々な機能が追加されます。詳細は公式サイトをご参照ください。

使い方

Inoreaderにアクセスします。

「アカウントを作成」をクリックします。

登録方法はメールアドレス、Google連携、Apple連携、SSGから選択できます。

サインインが完了するとダッシュボードが開きます。入力フォームにチェックしたいサイトの名称やキーワード、URLを入力します。

任意のフィードをフォローします。

自分のフィードに追加されます。

新着記事のチェックができます。

4. 書籍音声化で聴く読書「Audible(オーディブル)」

引用:Audible (オーディブル) 

Audible(オーディブル)は、Amazonが提供するオーディオブックサービスで、プロのナレーターや俳優、声優が朗読したオーディオブックやポッドキャストを提供しています。一般的には「聴く読書」とも呼ばれ、耳から情報収集できることが特徴です。通勤や移動中などのスキマ時間を有効活用しながら、好きな本や興味深い話題に触れることができます。

Audibleは、スマートフォン、タブレット、PCで利用可能です。月額1,500円の会員登録をすると12万タイトル以上のオーディオブックやポッドキャストが聴き放題となります。

5. 専門家の音声配信が聞ける「Voicy(ボイシー)」

引用:Voicy 

Voicy(ボイシー)は、日本生まれの音声プラットフォームで、国内最大規模の音声メディアです。ビジネスプロフェッショナルや著名人、専門家による「音声ブログ」と、新聞、雑誌のニュース記事を音声で聴ける「メディアチャンネル」が提供され、さまざまなジャンルのトークを楽しむことができます。

Voicyは審査制の音声配信サービスで、審査を通過したユーザーのみが放送できるため、発信されている情報の信頼性も高いと言えます。

基本無料で利用できますが、プレミアム放送を聴くには、有料のプレミアムリスナー(月額制または番組ごとの購入制)に登録する必要があります。

6. 情報を一つにまとめて整理できる「Pocket(ポケット)」

Pocket(ポケット)は、ウェブページや記事などのコンテンツを保存して管理できるツールです。興味のある記事などを保存し、カスタムタグやフォルダを使って情報を整理できます。

特徴的な機能は、保存したサイトや記事を「アーカイブ」できる点です。あとで読みたい記事を保存し、読み終わった記事はアーカイブ、という流れで利用できます。

また、スマホアプリ版も提供されており、さらに音声読み上げ機能があるため、ラジオ感覚でも情報収集ができます。

なおPocketは日本語に対応していますが、Poket内で配信されているコンテンツはほとんどが英語で書かれているものがほとんどです。そのため、あくまで情報を保存・管理するためのツールとしての利用が主になるでしょう。

使い方

Pocket にアクセスします。

「登録」からアカウント登録をします。

登録方法は、Mozilla、Apple、Googleのアカウント連携またはメールアドレスです。

ダッシュボードが開きます。サイトを保存するには、画面上部のアイコンを使います。

「URLを保存」から新たなサイトを登録できます。

表示された入力フォームにURLを入力し、「登録」をクリックします。

保存アイテムに登録したURLのサイトを登録できました。

「・・・」を押して詳細設定ができます。

複数の記事を同じ「タグ」でまとめることで情報を整理できます。また「リストに追加」でも同様の情報整理が可能です。また見返したいものは「お気に入り」に登録すると良いでしょう。

保存した情報は、自分のコレクション内を検索して探し出すことができ便利です。

7. 本の要約サービス「flier(フライヤー)」

引用:本の要約サイト flier(フライヤー)

flier(フライヤー)は17カテゴリ3,400冊もの本を時短で読める要約サービスです。ビジネス書から、チラシ、小冊子など多くの媒体を扱っており、時間を節約しつつ効率的に情報収集できます。また音声再生にも対応しています。

flierは、読書を始めたい人、本を読みたいが時間がない人、多くの書籍を網羅したい人などさまざまなニーズに応え、累計会員数は2022年4月時点で93万人を突破しています。

利用料は7日間無料、その後は月550円〜の有料プランにて利用可能です。

また法人向けのプランもあり、会社全体で読書を促進したい場合にも効果的です。

8. 広範囲の情報を網羅できるニュースアプリ「SmartNews」他

ニュースサイトも情報収集の定番と言えるツールです。世の中で起こっていることを網羅的に発信しているものもあれば、特定の業界やジャンルに特化したメディアもあります。

代表的なニュースアプリは以下の通りです。

SmartNews(スマートニュース)

引用:スマートニュース 

SmartNews(スマートニュース)は、天気予報から、国内や海外の政治や経済、グルメ、エンタメ、スポーツ、IT、などの最新情報に加え、お得なクーポンなども配信しています。

基本無料で利用できますが、有料プランSmartNews+では有料記事が読み放題になったり、記事のAI自動要約を読めたりなど、より効率的な情報収集が可能になります。

利用料金:無料

グノシー

引用:グノシー 

グノシーは国内最大級で無料のニュースアプリです。2013年にリリースされて以降利用者数が増加し続けています。

独自のアルゴリズムでニュースを評価し、ユーザーに合った情報を提供している点が特徴的。日常生活で役立つあらゆる情報をカバーできます。

利用料金:無料

9. 専門的な情報に特化した経済メディア「NewsPicks」他

ビジネス、経済の情報に特化したツールでは、主に業界のニュースや最新技術など、少々専門的な情報が得られます。

通常のニュースサイトではノイズが多く感じられる場合でも、専門的な情報に特化したツールを活用すれば効率的に情報収集できます。

また、複数の業界と関わる仕事をしているビジネスマンには、さまざまな業界ニュースを一目で確認できるこのようなメディアサイトが重宝されるでしょう。

代表例は以下の通りです。

NewsPicks(ニューズピックス)

引用:NewsPicks 

NewsPicksは、ビジネスパーソンや就活生向けに情報を提供する日本のオンライン経済メディアです。特徴は、厳選された経済ニュースの提供、有識者による解説コメント、オリジナルコンテンツ(動画やインフォグラフィックなど)の提供、そして対話型の学習です。

特に、NewsPicks Educationというサービスでは、ユーザーが自分の意見を表明し、他者の視点を理解し、対話を通じて学ぶことができます。

利用料金:無料

日本経済新聞 電子版

引用:日本経済新聞 

日本経済新聞(日経)の電子版は、紙の新聞をデジタル形式で提供するサービスです。日経の記事やコンテンツをオンラインでアクセス可能にしています。

1日に約1,000本の記事を提供しており、紙の新聞よりも多くの情報を提供していることが特徴的です。

また、Myニュース機能などのツールを使って、特定のキーワードや関心事に基づいてニュースを収集し、個々のニュースフィードをカスタマイズできます。

10. 情報収集もできる対話型AI「ChatGPT」

OpenAIが提供する話題の生成AI「ChatGPT」でも情報収集が可能です。

ChatGPTって何?という方は下記記事を先に確認すると良いかもしれません。

スマホアプリ登場!ChatGPTの使い方を解説|始め方や注意点、料金もあわせてご紹介

ChatGPTで情報収集を行う場合、単に質問をするだけでも良いのですが、それでは情報の正確性や鮮度に不安が残ります。前提として、ChatGPTの無料版はインターネットに接続されていないため、最新のニュースはキャッチできないと考えた方が良いかもしれません。

では、ChatGPTを活用した情報収集の方法はというといくつかあります。

中でも最も簡単なのは、ニュースを取得・要約してくれるGPTs(BOT)を活用する方法です。

このように、あらかじめニュースの取得方法がプログラムされたBOTが出来上がっているため、手間なくすぐに使い始めることができます。

ただし、GPTsはChatGPT Plus(有料版、月20ドル)でのみ提供されている機能である点にご注意ください。GPTsの詳細は下記記事をご参照ください。

GPTsでできること。ノーコードでカスタムChatGPTを作るコツと注意点

情報収集ツール比較表

種類機能スマホアプリの有無日本語対応アカウント登録利用料金
Googleアラートアラート指定したキーワードの新着情報をアラートなし(ブラウザ)必須無料
Feedly(フィードリー)RSSリーダー※複数の更新情報を一元的に管理できるあり△(操作画面が英語)必須基本無料
Inoreader(イノリーダー)RSSリーダー複数の更新情報を一元的に管理できるあり必須基本無料
Audible(オーディブル)書籍の音声読み上げ他ジャンル対応の「聴く読書」あり必須無料トライアル2ヶ月、以降月1500円
Voicy(ボイシー)音声配信審査に通過した専門家の発信をラジオ感覚であり必須基本無料
Pocket(ポケット)サイトの保存、管理ツールあとで見返したい情報の保存に最適あり必須基本無料
flier(フライヤー)本の要約サービス本の要約を10分で読めるあり必須7日間無料、以降月550円〜
ニュースアプリキュレーションサイト国内外の広範囲の情報を網羅できるあり不要基本無料
経済メディアビジネス特化のニュースサイト特定の業界に特化した情報を効率的に得られるあり不要基本無料
ChatGPT対話型AIAIが自動でニュースを取得・要約あり必須月20ドル(ChatGPT Plus)

RSS(アールエスエス:Rich Site Summary)リーダー(またはRSSアグリゲーター)は、Webサイトが提供する更新情報を集めて、ユーザーにまとめて配信するソフトウェアやサービスのこと。複数のサイトの更新情報を一箇所で確認できる。

情報収集ツールによる効率化のコツ6つ

ここからは情報収集のコツを解説します。今回ご紹介するポイントは以下の通りです。

  • 目的を明確にする
  • 信頼できる情報源を選ぶ
  • キーワードの設定
  • 情報の整理と分析
  • アウトプットも併せて行う

サクッと確認して、これから意識してみましょう。

目的を明確にする

情報収集の目的を明確にし、その目的に沿った情報を特定します。目的を定めることで、収集すべき情報の方向性が明確になります。

信頼できる情報源を選ぶ

信頼性の高い情報源から情報を収集しましょう。信頼できる情報源から得られた情報は、正確性が高く価値があります。

キーワードの設定

収集したい情報に関連するキーワードを設定します。適切なキーワードの選択やフィルタリング機能の活用は、効果的な情報収集に不可欠です。

定期的な情報収集

定期的に情報収集を行い、最新の情報を取得します。定期的な情報収集は、市場動向やトレンドを把握する上で重要です。

情報の整理と分析

収集した情報を整理し、分析します。情報の整理と分析により、有益な情報を見つけることができます。

アウトプットも併せて行う

収集した情報を整理し、適切な形でアウトプットします。情報の整理は、他の人と共有したり、将来参考にする際に役立ちます。

情報収集ツールを活用しよう

情報収集ツールを活用することで、仕事やプライベートにおける日々の情報収集を効率化できます。今回紹介したツールを参考に、自分に合った情報収集方法を見つけてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

Ayuka Fujii
Ayuka Fujii

2023年3月〜オートロに従事し、現在は主にAI系の記事制作と公式X(@autoro_io)の運用を担当。初心者目線で親しみやすい記事作りを心がけています。趣味は日本全国のグルメマップを作ることで、行ってみたいお店の数が全国3000を突破しました。新潟生まれ新潟育ち。