AIイラスト・画像を作ってみたいけど、どれが良いかわからない…という方に向け厳選した無料のAIイラスト・画像生成サイト+アプリ7選をご紹介します。
初心者でも思い通りの画像を生成するために重要なポイントもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
- サイトやアプリで手軽に画像生成したい
- 無料で画像生成できるAIツールが知りたい
- 無料使える回数を知りたい
目次
- AIイラスト・画像生成のおすすめ無料サイト+アプリ7選!
- 【1】アドビの著作権フリー画像生成AI「Adobe Firefly」
- 【2】CanvaのオンラインAI画像生成「Canva Text to Image」
- 【3】Microsoftの無料無制限の画像生成AI「Image Creator」
- 【4】実質永久無料の画像生成位AI「Leonardo Ai」
- 【5】極限のシンプルアプリ「画像生成AI – AIイラスト Stable」
- 【6】AI画像生成を定番の画像編集アプリで「Picsart」
- 【7】AIアバターも作れる画像生成アプリ「AIピカソ」
- AIイラスト・画像生成の方法は2種類
- 思い通りのAIイラスト・画像を生成するポイント4つ
- 無料でAIイラスト・画像を気軽に楽しもう!
- 生成AIについての詳しい資料はこちら
AIイラスト・画像生成のおすすめ無料サイト+アプリ7選!
無料で使えておすすめの画像生成のサイト・アプリは以下の通りです。
- Adobe Firefly
- Canva
- Leonardo Ai
- Diffusion Art
- 画像生成AI(スマホアプリ)
- Picsart(スマホアプリ)
- AIピカソ(スマホアプリ)
下記記事では、画像生成モデル「Stable Diffusion」の使い方を解説しています。興味のある方は、合わせてチェックしてみてください。
【1】アドビの著作権フリー画像生成AI「Adobe Firefly」
Adobe Firefly(アドビファイアフライ)は、画像編集ツールとして有名なAdobeが新たに提供を開始した画像生成AIツールです。Adobe FireflyはAdobeが発表した、主に画像生成やテキストエフェクト機能を中心とした画像生成AIツールです。Adobe Fireflyは生成AIを使用してアイデア、創造、コミュニケーションの新しい方法を提供し、クリエイティブ分野の作業工程を大きく改善することが目的とされています。
英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ブラジルポルトガル語、ルーマニア語など100以上の言語でのプロンプトの入力が可能で、日本語にも対応しています。
またAdobe Stockやオープンライセンスのコンテンツ、著作権の切れた一般コンテンツのデータからAI画像を作成しているため、安心して利用できる点も特徴的です。
Adobe Fireflyでは豊富なAI生成機能が続々リリースされており、画像生成以外にも、
- テキストから画像生成
- 生成塗りつぶし
- テキスト効果
- 生成再配色
- テンプレート生成
- テキストからベクター生成
などの機能が使えます。
さらに、3D から画像生成、スケッチから画像作成、シンプルな描画をフルカラー画像に変換などの新機能が開発中とのことです。
使い方
1. Adobe Fireflyにアクセスしてログイン(登録)
2. [テキストから画像へ]から、入力フォームに生成したい画像のイメージを入力
3. [生成]をクリック
生成後、編集画面で画像のサイズやスタイル、色合い、ライト、構図などが選択できます。
特に「構図」の設定は、ぼやけた背景、クローズアップ、広角、見上げる、見下ろすなどから選択でき、これは他のツールではあまり見られない機能です。
無料で使える回数
月25回まで
商用利用
可能
7. 商用
一般に、生成 AI 機能からの出力は商業的に使用できます。ただし、アドビが生成 AI 機能のベータ版を商用利用できないと製品またはその他の場所で指定した場合、そのベータ版機能から生成された出力は個人使用のみを目的としており、商用利用することはできません。
Adobe 生成 AI ユーザーガイドライン
【2】CanvaのオンラインAI画像生成「Canva Text to Image」
Canva(キャンバ)では、日本語対応の[Text to Image](テキストから画像生成)ができます。映画的、水墨画、アニメなど、豊富なスタイルを選択して、画像生成を楽しめます。
画像・動画編集ツール「Canva」のアカウント登録(無料)をすれば誰でも利用可能です。
使い方
1. Canva にアクセス
Canva にアクセスしてログイン(登録)し、[画像生成してみる!]をクリック
2. 新しいデザインを作成(白紙でも可)する
3. サイドバーの編集ツールから[マジック生成]を選択
4. 任意のスタイル、サイズを選択し、作りたい画像のイメージを入力フォームにテキストで入力する
5. 生成画像を選択し、デザインに追加
生成後にスタイルを変更することもできます。
生成後に保存しないと消えてしまう(生成画像の履歴が残らない)ため注意が必要です。
無料で使える回数
50回まで
商用利用
可能
参考:Canvaは商用利用可能!Canvaで許可されている商用利用と禁止事項について分かりやすく解説します
【3】Microsoftの無料無制限の画像生成AI「Image Creator」
Image Creator(イメージクリエイター)はMicrosoft社が提供する画像生成AIツールです。生成したい画像のイメージを入力することで、AI画像を同時に4枚作成できます。
利用にはMicrosoftアカウントが必要ですが、完全無料・枚数無制限で画像生成できます。そのためプロンプト入力の練習にもおすすめです。
2023年10月3日(米国時間)からは、Bingの「Bing Chat」とともに、OpenAIの最新画像生成AIモデルである「DALL-E 3」が組み込まれました。これにより、高度な画像生成機能を無料で利用できるようになりました。
スタイル選択などはできないシンプルな機能ですが、プロンプトで「映画のような」「写実的な」「アニメ風」などのキーワードを含めると思い通りの画像を生成できます。
なお、商用利用は不可となっていますのでご注意ください。
また同様の画像生成機能がBing AI Chat上でも利用可能です。
使い方
1. 公式サイトにアクセスする
Image Creator from Microsoft Designer にアクセスします。
スマホで使いたい場合は以下よりBingアプリをダウンロードしてください。
以降はPCブラウザ版の使い方の手順です。
2. プロンプト入力
入力フォームに作りたい画像のイメージをテキストで入力し、[参加して作成]をクリック
3. Microsoftアカウントにログイン(登録)
4. 画像が作成されるのを待つ
5. 完了
生成画像は履歴に残り、右側の[最近]から確認できます。ただし、古い順に削除されていきますのでご注意ください。
無料で使える回数
無制限
商用利用
不可
【4】実質永久無料の画像生成位AI「Leonardo Ai」
Leonardo ai(レオナルドエーアイ)は無料で高精度な画像を作成できる画像生成AIツールで、筆者も普段から愛用しているツールの一つです。一日150トークン※(生成約20回分)が毎日付与されるため、大量に画像生成したいという場合を除いては実質永久無料で使えます。
※トークンとは、AIが処理するテキストの最小単位のこと。単語数や文字数とは異なる特殊な単位で、AIが人間の自然言語を処理しやすくするために使われる。
他の画像生成AIツールと同様に、プロンプト(テキスト指示文)を入力することで画像を自動生成できます。また、Leonardo.aiはiOSアプリが提供されており、iPhoneやiPadで気軽に画像生成が楽しめます。
Leonardo.ai主な機能は以下の通りです。
- Text2Image:テキストから画像生成
- Image2Image:画像から画像を生成・編集
- Motion:画像の動画化
- Realtime Canvas:落書きを即時イラスト(写真)化
生成された画像はデフォルトでコミュニティ上に公開されるため注意が必要です。非公開にする場合はプライベートモードに設定してください。
使い方(PCブラウザ版)
1. 公式サイトにアクセス
Leonardo Aiにアクセスする。
2. [Create an account]をクリックしログイン(登録)
3. ダッシュボードの[User Tools]の[Image Generation]をクリック
4. プロンプト入力
上の入力フォームに作りたい画像のイメージをテキストで入力する。
◎矢印で示したサイコロのマークをクリックすると、ランダムでプロンプト(画像のイメ=じのテキスト)が生成されます。何も思いつかない時は活用してみてください。
この時必要に応じて、以下の設定も可能です。
- モデル選択(写真風、アニメ風、ドット絵風など)
- スタイル選択
- Add Elements…モデルに追加する要素。画像のイメージをより突き詰めたい時に。
- Add Negative Prompt…画像に含めたくない要素や特定のオブジェクトを入力(例:low quality, humanなど)
さらに、左側のサイドバーから以下の項目も選択できます。
- 生成する枚数
- 画像のサイズ
- 画像の比率
- Guidance Scale…入力したプロンプトにどれほ忠実に従うか
5. [Generate]をクリック
消費トークン数が表示されます。
6. 画像が生成される
[Generation History]タブから全ての生成画像の履歴を確認できます。
無料で使える回数
一日につき150トークン付与
(1回につき約8〜20トークン消費、枚数などによるが一日20回程度生成可能)
商用利用
可能
プラットフォームによって生成された画像を商業目的で使用できますか?
はい、プラットフォームによって生成された画像を商用目的で使用できます。これは、無料ユーザーが作成した画像にも当てはまります。
Frequently Asked questions – Nextra
【5】極限のシンプルアプリ「画像生成AI – AIイラスト Stable」
画像生成AI – AIイラスト Stableは、個人の開発者であるRikuto Komatsuさんが提供しているシンプルな画像生成アプリです。
画像生成時に広告が表示されますが、完全無料・無制限で利用できるので、「とりあえずAI画像生成をやってみたい」という方や、「画像生成を練習したい」という方におすすめです。
こちらのアプリでは、日本語で入力したプロンプトが、自動的に英語に翻訳されて処理されます。ちなみに画像生成AIは、日本語よりも英語で入力した方がクオリティが向上するという特徴があり、これにより思い通りの画像が出来上がりやすくなります。
また生成した画像の高画質化(アップスケーラー)も可能です。
使い方
- 入力フォームに作りたい画像のイメージをテキストで入力する
- [生成]を選択
- 一定時間待つ
- リクエスト済みのタブから生成画像を確認する
無料で使える回数
無制限(課金で広告削除)
商用利用
可能
【6】AI画像生成を定番の画像編集アプリで「Picsart」
画像編集アプリの定番、Picsart(ピクスアート)にもAI画像生成機能が追加されています。他のツールと比較すると生成スピードが圧倒的に速く、尚且つクオリティも高いのが特徴的です。60種類以上のスタイルが選択でき、日本語の入力テキストにも対応しています。
毎日4枚×20回(80枚程度)まで無料で生成可能。無制限で利用したい場合は月額950円〜の有料プラン加入が必要になります。
使い方
- [AI画像]を選択
- スタイルを選択
- 入力フォームに作りたい画像のイメージをテキストで入力する
- 同時に4枚の画像が生成される
無料で使える回数
毎日4枚×20回(80枚程度)まで
商用利用
可能
画像は商用目的で利用することができます。ただし、生成AI の使用には制限がありますので、ご注意ください。たとえば、Picsart は、生成された画像の著作権を自ら有していることをユーザーが主張できること、また、生成された画像が第三者の知的財産権を侵害しないことを保証することができません。こちらに掲載されている生成AI 追加利用規約(Generative AI Additional Terms of Use)をご確認ください。
この件について質問や懸念事項がある場合は、AI によって生成されたコンテンツを商用目的で利用する際のリスクに対する理解をさらに深めるために弁護士に相談することをお勧めします
AI によって生成された画像は商用利用できますか?
【7】AIアバターも作れる画像生成アプリ「AIピカソ」
AIピカソは、テキストから画像を生成するText to Imageを無制限で体験できる無料のスマホアプリ。アプリをインストールさえすれば、登録不要で始められる手軽さが魅力的です。フリー素材イラストでお馴染みの「いらすとや」風のスタイルが選択可能になり話題になりました。
また画像生成時に、任意で「参考画像」を設定でき、元となる画像を設定することで、比較的クオリティの高い画像を作成できます。
週600円〜のサブスクリプションに登録すると、アップロードした10〜20枚の写真を学習して、AIアバターを作成する機能も利用できます。人間はもちろん、動物の画像にも対応していますので、愛するペットの写真を一工夫して楽しんでみてはいかがでしょうか?
(こちらのポストはBeauty PlusのAIペット機能)
日本語にも対応しているので、画像生成AIを手軽に試してみたい!という方におすすめしたいアプリです。
使い方
- スタートからアプリを始める
- アプリの[テキストから生成]タブを開く
- 入力フォームに作りたい画像のイメージをテキストで入力する
- スタイルを選択する(必要な場合は任意で参考画像を選択する)
- [生成する]から生成開始
無料で使える回数
無制限
商用利用
可能
ただし、「商用利用可能である」と明確に提言されてはいませんので注意が必要です。商用利用の際には運営に問い合わせることをお勧めします。
6. 生成された画像データの著作権に関しては、[StableDiffusion](https://huggingface.co/CompVis/stable-diffusion )の規約に従います。※
「AIピカソ – AIダンス動画/AIアバター/AIイラスト」をApp Storeで (使用許諾)
※StableDiffusionは商用利用可能な画像生成AIモデルで、AIピカソにも使用されています。
AIアート用画像生成AI、Emi (Ethereal master of illustration) を商用利用可能で無償公開します。この画像生成AIは商用利用が可能であり、追加学習において無断転載画像を学習していません。
商用利用が可能なAIアート用画像生成AI、EmiとManga Diffusionを無償公開 | AI Picasso
AIイラスト・画像生成の方法は2種類
画像生成AIとは、人工知能(AI)を用いて画像を生成・編集する技術です。入力されたテキストを基に、人間が描いた絵画のような画像や、写真のような画像を、自動で生成することができます。また、既存の画像のノイズを除去して高画質化したり、画像を元に新たな画像を生成したりすることもできます。
また、AIイラスト・画像生成のプロセスは、主に以下の2種類に分けられます。
Text to Image(テキストから生成)
Text to Imageは、生成したい画像のイメージを単語や文章(プロンプト※)で入力することによって、AIがそれを基に0から画像を生成してくれるというもの。例えば、「都会でスケートボードに乗っている猫」と指示するとその通りの画像を作成します。「txt2img」「t2i」などと略されることもあります。
今回ご紹介するツールは主にこちらのText to Imageです。
Image to Image(画像から生成)
Image to Imageは、既にある画像をもとに、入力したテキストの指示に従って新たに画像を作成したり、人物や動物の写真をイラスト化・アバター化したり、高画質化したりできる技術です。「img2img」「i2i」とも言われます。
※プロンプト(prompt)とは、AIに対して入力する指示・命令・質問などのテキスト。画像生成の分野では特に「呪文」と呼ばれることもある。
思い通りのAIイラスト・画像を生成するポイント4つ
画像生成AIを使う際に覚えておきたい使い方のポイントは以下の通りです。
- 何度も試す
- 英語での入力がおすすめ
- プロンプトを簡潔かつ具体的にする
- ネガティブプロンプトを活用する
それぞれ確認していきましょう。
何度も試す
同じプロンプトでも、毎回異なる画像が生成されます。また、一回きりで思い通りの画像が生成できるとは限りません。そのため、理想の画像ができるまで、何度も同じプロンプトで生成したり、プロンプトを少しずつ修正したりして、辛抱強く試し続けることが大切です。
英語での入力がおすすめ
現在盛んに開発されている画像生成AIは、大抵のものが英語での入力を前提としています。そのため、英語でプロンプトを入力した方が、精度の高い画像が作成できる可能性が高いです。また日本語に対応しているツールでも、日本語での入力と、英語での入力とでは、生成される画像のクオリティやイメージが異なる場合があります。
画像生成する際は、少し手間はかかるかもしれませんが、プロンプトをまずGoogle翻訳等のツールで英語に変換してから、ツールに入力すると良いでしょう。
プロンプトを簡潔かつ具体的にする
画像生成AIなどのAIツールに対する、指示や命令、コマンドのことを「プロンプト(prompt)」と言い、「呪文」と呼ばれることもあります。AIを使いこなすためには、このプロンプトをいかにうまく入力するかが非常に重要です。
画像生成AIにおいては、プロンプトを具体的に、かつ簡潔に入力することで、理想の画像に近づきやすくなります。例えば、「猫」と入力するよりも、「ベッドで寝ている白い猫の写真」と入力した方がより効果的です。
AIを思い通りに動かすプロンプトのコツは、以下の関連記事を参照してください。
ネガティブプロンプトを活用する
画像生成AIにおいて、生成したい画像のイメージを入力することを「プロンプト」と言うのに対し、生成したくない要素の指示を「ネガティブプロンプト」と言います。ネガティブプロンプトによって生成したくないものを指定することによって、理想の画像を生成できる可能性が高まります。
具体的には、「二つの顔」「奇妙に曲がった腕」など、動物の体に関する内容が効果的です。また、「低品質」「低クオリティ」「低解像度」「下手な絵」などと入力することで、画像のクオリティを比較的安定させることができるということも覚えておきたいポイントです。
【コピペOK】画像生成AIのネガティブプロンプトの例:人物画の場合
twisted, extra fingers, missing legs, elongated body, poorly drawn face, scary, two faces, mutilated hands, crossed eyes, deformed hands, deformed legs, missing arms, low resolution, missing fingers, deformed face, long neck, extra limb, poorly drawn hands, disconnected limb, text, gross, logo, wordmark, long body, two heads, malformed hands, creepy, low quality, extra limbs, missing limbs
意味:ねじれた、余分な指、足がない、体が長い、下手に描かれた顔、怖い、二つの顔、手が切れている、目が交差している、手が変形している、脚が変形している、腕がない、低解像度、指がない、顔が変形している、首が長い、余分な肢、下手に描かれた手、切れた肢、テキスト、不快な、ロゴ、ワードマーク、体が長い、二つの頭、変形した手、不気味な、低品質、余分な肢、欠損した肢
無料でAIイラスト・画像を気軽に楽しもう!
無料で始められる画像生成AIのサイト、アプリを合わせて20種類紹介していきました。
画像生成AIは、人工知能(AI)を用いて画像を生成・編集する技術です。まだ開発途上ですが、ゲームや映画などのエンターテイメント業界など様々な分野ですでに活用されています。
さらに発展すれば、人間の想像力をはるかに超えた画像を生成できるようになるかもしれません。ぜひこの機会に画像生成AIを試してみて、その可能性を体感してみてはいかがでしょうか?
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2023年の生成AIトレンドから2024年のAI動向予想まで、活用例を含めてご紹介しています。