無料で使える文章要約AIツールをご紹介します。さらに、ChatGPTを活用した要約術も解説します。長い文章の資料やニュース記事などを要約して、効率よく情報収集したい!という方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
文章要約AIとは?
文章要約AIとは、文章を自動で要約するAIです。AIが、その機械学習や自然言語処理などの技術を用いて、自動で文章の重要な部分を抽出し要約文を生成します。
文章要約AIの活用方法
文章要約AIは、ニュース記事や論文などの長い文章を短く要約できます。例えば、文章要約AIツールを活用すれば、たくさんの文章を短時間で読み比べられ、効率よく情報収集できるようになるでしょう。具体的には、
- 長いニュースや論文を要約し、効率よく情報収集する
- 商品やサービスの特徴や魅力を、短い文章やキャッチフレーズで効果的に伝える
- 教材やテキストを要約し、重要なポイントやキーワードを把握しやすくする
- ビジネスプレゼンテーションや報告書作成時に、長大なデータや情報を要約し、スライドや要約レポートに活用する
- ソーシャルメディアやブログを要約し、キャプションや見出しを作成する
- 外国語の文章を要約し、翻訳する
など、様々な場面で活用できます。
関連記事:【比較表】おすすめAI議事録自動作成ツール18選!目的別の機能まとめ
無料で使える文章要約AIツールおすすめ11選
無料で使える文章要約AIツール11選をご紹介します。
- AI文章要約
- ELYZA DIGEST
- 要約AI Samaru
- User Local 自動要約ツール
- サマるん
- タンテキ
- Catchy
- Notion AI
- WORDVICE AI
- SummarizeThis
- Chat with any PDF
機能や特徴を一つずつ見ていきましょう。
1. AI文章要約
引用:https://text-summary.com/create/
AI文章要約は、文章を入力するだけで、文章を要約するWebサイトです。比較的長文でも読み込めるので、ニュースや論文を短時間で読みたい時に便利です。
実際に要約をした結果はこちら。要約文の長さなど条件を指定することはできないシンプルな仕様です。
AI文章要約はこちら
2. ELYZA DIGEST
引用:https://www.digest.elyza.ai/
ELYZA DIGESTでは、テキスト入力のほか、URLを入力して特定のWebサイトの要約文を作成できます。現在はフリートライアルとして、ブラウザ上で利用可能です。
3行に要約されるので、元からボリュームの少ない文章の要約で活躍しそうです。
ELYZA DIGESTはこちら
3. 要約AI Samaru
引用:https://halprogram.com/samaru.html
要約AI Samaruは、キーワードやNGワード指定、要約文の文字数などの条件指定が可能で、最大5000字の文章に対応しています。重要だと思われるキーワードは「タグ」としてまとめられるため、文章の重要な点が瞬時に理解できます。また、テキストのほか、WebサイトのURL、ファイルのアップロードからも要約が可能です。
要約AI Samaruはこちら
要約AI Samaru OSアプリダウンロードはこちら
4. User Local 自動要約ツール
引用:https://text-summary.userlocal.jp/
User Local 自動要約ツールは、テキストまたはファイルから文章要約をするサイトで、最大1万字の文章を要約できます。物語などのストーリーの要約での使用がおすすめです。
User Local 自動要約ツールはこちら
5. サマるん
引用:https://summarun.kan.co.jp/
サマるんは、議事録の要約を想定した要約ツールです。最大5000字の文章に対応しており、要約のほか言語検出、キーフレーズ抽出、感情分析(ポジティブ・ニュートラル・ネガティブ)などの機能が利用できます。長文を読む負担を軽減したり、自分が作成したメールなどが簡潔に書けているか確認したりする際に活用できます。
サマるんはこちら
6. タンテキ
タンテキは無料会員登録後に、テキストとURLからの要約が無制限で利用可能な文章要約AIツールです。文字数や行数などの詳細な条件指定をした上で要約ができます。
アカウント作成はGoogleアカウントの連携がスムーズです。さらに月額480円〜の有料プランに登録すると、画像・音声・外国語からの要約、要約結果の一括DLや、要約結果の文章構造図、重要だと思われるキーワードの頻出度などの表示が可能であり、教育現場や、レポート作成などで活用できます。
タンテキの無料会員登録はこちら
7. Catchy
引用:https://lp.ai-copywriter.jp/
CatchyはChatGPTの技術を採用した、テキスト関連業務全般をアシストするAIツールで、要約機能を含む100種類以上の機能を搭載しています。要約以外には、記事の作成や、資料作成、メールやキャッチコピー作成など、ビジネスにおける様々な場面で活用できます。
無料のプランでは毎月10クレジットが付与され、プロジェクトは1つまで、機能は全て利用可能。月額3000円〜の有料プランでは回数無制限です。
Catchy無料会員登録はこちら
8. Notion AI
引用:https://www.notion.so/ja-jp/product/ai
Notion AIは、ワークスペースツール「Notion」上で利用できるAIアシスタントサービスです。要約の他、文章の自動生成や機械翻訳など多数の機能を搭載しており、無料会員登録後、初めの20回まで無料で使用できます。
詳しくは、Notion AIについて詳しく解説した関連記事をご確認ください。
関連記事:Notion AIの使い方・できること【機能一覧】
9. WORDVICE AI
引用:https://wordvice.ai/jp/tools/summarizing
WORDVICE AIは、日本語、英語、韓国語、中国語に対応している要約AIのサイトです。無料のアカウント登録後無制限で利用できます。月額2,490円の有料プランでは、一度に入力できる文字数などが拡大されます。
アカウントの登録はGoogleアカウントとの連携が簡単です。
WORDVICE AIはこちら
10. SummarizeThis(英語のみ)
引用:https://www.summarizethis.com/
SummarizeThisは英語のテキストを要約します。海外のニュースサイトや、英語の論文で情報収集する際に重宝しそうです。ただし、要約文のついて文字数などの条件指定はできません。
SummarizeThisはこちら
11. Chat with any PDF
Chat with any PDFは、ChatGPTの技術を採用した、PDF資料から要約を作成するツールです。無料では120ページ/PDF、10MB /PDF、1日あたり3 PDF、1日あたり50問のチャットまでという制限があります。5$の有料プランでは、2,000ページ/PDF、32MB /PDF、50PDF /日、1000問/日になります。
Chat with any PDFはこちら
ChatGPTに文章を要約してもらう方法
ここからは、話題のAIモデルChatGPTを使って、無料で文章を要約する方法と、うまく要約文を作るコツをご紹介します。
ChatGPTの利用には登録が必要となりますので、始め方や基本的な使い方については関連記事をご参照ください。
関連記事:スマホアプリ登場!ChatGPTの使い方を解説|始め方や注意点、料金もあわせてご紹介
ChatGPTに文章を要約してもらう手順は以下の通りです。
- 要約したい文章を用意する
- ChatGPTで、入力フォームに「この(以下の)文章を要約してください。」と入力する。
- 改行し、要約したい文章を入力(貼り付け)する。
- 送信する。
試しに、「RPAってなに?初心者にもわかりやすく解説します!」という記事を要約してもらいました。RPA(ロボットによって業務を自動化する技術)について、ツールの選び方やメリット、注意点などを解説したものです。
「この文章を要約してください。」の後ろに、記事の文章をコピー&ペーストしています。
生成結果はこのようになりました。要点を押さえつつ、簡潔に内容を説明しています。
ちなみに、ChatGPTは細かな条件指定にも対応可能です。
例えば、
- 短めに/長めに
- 敬語で/タメ口で
- 300文字程度(以内)で
- 箇条書きで
- 小学生でも理解できるように
など、文章の形式や、
- メリットを中心に
- 〇〇は含まない
など、内容を調節することも可能です。
実際に、先ほどの要約のあと「(RPAの)選び方を含めない」ように内容を指定したところ、RPAの選び方を除き、RPAの基本的な説明とメリット、注意点のみを含めた要約文が生成されました。
このように、ChatGPTの活用には命令文(プロンプト)を適切に入力することが最も重要です。詳しくは、ChatGPTで思い通りの結果を生成するためのコツをまとめた、以下の関連記事をご参照ください。
関連記事:【初心者向け】ChatGPTのプロンプト活用術|回答精度を向上させる方法
おまけ:無料でYouTubeの動画を要約できるChrome拡張機能
Chromeの拡張機能「ChatGPT – ウェブサイトとYouTube動画の要約」では、ChatGPTの技術を活用し、WebサイトとYouTubeの動画の要約ができます。
YouTubeの動画を要約する方法は、拡張機能をインストール後、任意のYouTube動画再生中に「ChatGPT – ウェブサイトとYouTube動画の要約」(画像右上の)をクリックするだけ。エラーが起こる場合は、別タブでChatGPTにログインしてからもう一度試してみてください。
今回はこちら「【AUTORO】サイトから運行情報を取得し、メールで通知する」の動画(9分間)で試したところ、以下のような要約が作成されました。
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Summary
- このテキストでは、半蔵門線の運行情報を自動で取得し、Gmailで通知するワークフローの作成方法が紹介されています。
Facts
- ワークフローを作成するために、空白のワークフローを選択し、任意の名前を入力します。
- 半蔵門線の運行情報を取得するために、ブラウザを開くアクションを追加し、該当のサイトのURLを入力します。
- ブラウザの設定画面で画面サイズを1920×1080に設定します。
- 平常運転のテキストデータを取得するために、ゲットテキストアクションを追加し、CSSセレクターを指定します。
- Gmailで通知するために、Gmail送信アクションを追加し、プロバイダーIDや送信先のアドレスを設定します。
- 本文には平常運転のテキストデータを使用し、アクションの設定画面で以前のアクションのアウトプットを再利用します。
- ワークフローをスケジュールに設定する場合、スケジュールタブから時間と曜日を指定して登録します。
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自動でSummaryとFactsがまとめられています。ちなみに、動画の再生は消音で問題ありません。また要約を開始した後は、動画の再生が終わるまで、別のタブを開いて作業しながら要約が完了するまで放置してOKです。
ちなみに「ChatGPT – ウェブサイトとYouTube動画の要約」の名前の通り、Webサイトの要約も可能で、こちらの使い方は任意のWebサイトを開いて右上のをクリックするだけです。
試しに、RPAってなに?初心者にもわかりやすく解説します!の記事を要約した結果がこちら。
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Summary
- RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、ソフトウェアロボットを使って業務を自動化する技術です。RPAツールの選定から活用事例まで、初心者にもわかりやすく解説されています。
Facts
- RPAは、ソフトウェアロボットを使って業務を自動化する技術です。
- RPAは、データ入力や帳票作成、メール自動送信、情報収集などのルーチンワークによく使われます。
- RPAとAIを組み合わせることで、より高度な業務の自動化が期待されています。
- RPAのメリットは業務効率化、コスト削減、ミスの削減、働き方改善です。
- ⚠️ 注意点として、RPAの導入には初期費用や運用体制の構築が必要であり、すべての業務を自動化できない場合があることに注意が必要です。
- RPAの導入には初期費用、月額費用、サポート費用がかかります。
- RPAの導入手順は、KPIの設定、自動化する業務の決定、業務フローの明確化、RPAツールの選定、無料トライアルの実施、小規模導入から本格導入までの8つのステップを踏むことが重要です。
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文字数など詳細な条件は指定できませんが、Webサイトや動画の内容を確認したい時、とりわけ専門用語の解説などメモを取りたい時には非常に便利な機能ですので、ぜひお試しください。
ChatGPT – ウェブサイトとYouTube動画の要約インストールはこちら
まとめ
無料で利用できる文章要約AIツールのおすすめ11選と、ChatGPTで文章要約する方法をご紹介しました。情報収集や研究の際、これらの無料の文章要約AIツールやChatGPTでの要約を試してみてはいかがでしょうか?
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